アセビの花が咲き始めました。
この木には有毒成分があって、馬が食べると痙攣を起こしたり、場合によっては死ぬことから、国字ですが漢字では「馬酔木」と書きます。
現在では馬がアセビを食べて被害に遭うことはないでしょうが、昔はけっこうあったようで、「みま草を 心して刈れ 夏野なる 茂みのあせみ 枝まじるらし」、つまり「馬に食べさせる草を刈るときは、アセビが混じらないように注意しなさい」という和歌が残っています。
(近くの花寺のアセビ。紅色の園芸品種)
もう一つおもしろい歌があります。アセビの名所・奈良の生駒山を詠んだもので、「神さぶる 生駒の山の あせみ花 さも心なき 咲きどころかな」。現代風に言えば、「生きた駒(=馬)という名前の山に、馬が死ぬアセビの花が咲くのはビミョ~」。13世紀の歌です。
アセビによる動物被害は海外にもあって、1979年にはカリフォルニアでアセビの野生種を羊が食べて、20頭が嘔吐と下痢、2頭が死亡するという事件があったそうです。
さらに、アセビの毒は人間にとっても危険らしく、昭和7年にアセビを使って一家毒殺が企てられたことがあったそうです。
くれぐれも眺めるだけにして、花や葉を口にないでくださいね。
この木には有毒成分があって、馬が食べると痙攣を起こしたり、場合によっては死ぬことから、国字ですが漢字では「馬酔木」と書きます。
現在では馬がアセビを食べて被害に遭うことはないでしょうが、昔はけっこうあったようで、「みま草を 心して刈れ 夏野なる 茂みのあせみ 枝まじるらし」、つまり「馬に食べさせる草を刈るときは、アセビが混じらないように注意しなさい」という和歌が残っています。
(近くの花寺のアセビ。紅色の園芸品種)
もう一つおもしろい歌があります。アセビの名所・奈良の生駒山を詠んだもので、「神さぶる 生駒の山の あせみ花 さも心なき 咲きどころかな」。現代風に言えば、「生きた駒(=馬)という名前の山に、馬が死ぬアセビの花が咲くのはビミョ~」。13世紀の歌です。
アセビによる動物被害は海外にもあって、1979年にはカリフォルニアでアセビの野生種を羊が食べて、20頭が嘔吐と下痢、2頭が死亡するという事件があったそうです。
さらに、アセビの毒は人間にとっても危険らしく、昭和7年にアセビを使って一家毒殺が企てられたことがあったそうです。
くれぐれも眺めるだけにして、花や葉を口にないでくださいね。
やはりアセビはこちらには自生はしておらず、
園芸種として植えられるだけのようです。
北海道はそのパターンが多いですね(笑)。
それはともかく花と葉っぱの感じからしてツツジ科かなと思い
「北海道樹木図鑑」を見ると。やはりそうでした。
(園芸としてあるので一応載ってます)。
こちらにない上にツツジ科は苦手・・・
いつものパターンが2つ重なってしまいました。
こちらでも普通に目にするのは、ほとんどが園芸品種だと思います。山に入ると自生のアセビも見られますが…。
ツツジの仲間には他にも有毒なものがあって、韓国には、羊がその木だけを食べないので純林になったというツツジの名所があるそうです。
実際には時々あるのでしょうが、ニュースにならないのかも知れません。
私は草本は弱いので、スイセンやスズランに毒があることは知りませんでした。
うちの庭にもスイセンが植えてあるので、注意しなくては…。
アウトドアがブームになったころ、この手のニュースは時々聞きました。
身近にある毒を持つ木や草を載せている本を買ったことがありましたけど、あまりに普通に多くて驚いたことがあります。
植物だけではなくて、昆虫とか魚とか小動物にも有毒なものがありますからね。