わが家のハクモクレンが先週から開花しています。
先日ご紹介したコブシもモクレン科ですが、この仲間は花を北向きに咲かせることが多いです。蕾から開花の段階で、暖かい陽射しを受ける南側の成長が早いので、花が北向きに反るのです。
こういう植物を英語ではコンパスプラントと言うそうで、日本でもコブシやタムシバを「磁石の樹」と呼ぶ地方もあるとか。ネコヤナギも同じように蕾が北向きになります。
植えた環境によっても違いますし、うちのハクモクレンにも少し南を向いている花もありますが、近所のモクレンもほとんどが北向きに開花しています。
(玄関に植えたハクモクレン、右が北)
樹が示す方角と言えば、みなさんは「切り株の年輪の細い方が北、太い方が南」と思っていませんか? モクレンと同じで、陽の当たる南側の成長が早いから年輪も太くなる…。私も数年前までそう信じていました。
ところが、これは間違い。平坦な地面なら、年輪は東西南北に平均して刻まれるそうです。斜面に生えている場合、針葉樹は谷側の年輪が、広葉樹は山側の年輪が太くなるのだそうです。風などで樹が傾いた場合も同じです。
「山で方角が分からなくなったら年輪で確かめろ」と教えられましたが、これはあてにはなりません。私が読んだ樹木医の本には、陽当たりのいい南に開けた場所でキャンプをするケースが多いので、斜面にあるスギやヒノキの切り株を見てそういう誤解が生まれたのではないか、と書いてありました。今度、山で確かめてきます。
先日ご紹介したコブシもモクレン科ですが、この仲間は花を北向きに咲かせることが多いです。蕾から開花の段階で、暖かい陽射しを受ける南側の成長が早いので、花が北向きに反るのです。
こういう植物を英語ではコンパスプラントと言うそうで、日本でもコブシやタムシバを「磁石の樹」と呼ぶ地方もあるとか。ネコヤナギも同じように蕾が北向きになります。
植えた環境によっても違いますし、うちのハクモクレンにも少し南を向いている花もありますが、近所のモクレンもほとんどが北向きに開花しています。
(玄関に植えたハクモクレン、右が北)
樹が示す方角と言えば、みなさんは「切り株の年輪の細い方が北、太い方が南」と思っていませんか? モクレンと同じで、陽の当たる南側の成長が早いから年輪も太くなる…。私も数年前までそう信じていました。
ところが、これは間違い。平坦な地面なら、年輪は東西南北に平均して刻まれるそうです。斜面に生えている場合、針葉樹は谷側の年輪が、広葉樹は山側の年輪が太くなるのだそうです。風などで樹が傾いた場合も同じです。
「山で方角が分からなくなったら年輪で確かめろ」と教えられましたが、これはあてにはなりません。私が読んだ樹木医の本には、陽当たりのいい南に開けた場所でキャンプをするケースが多いので、斜面にあるスギやヒノキの切り株を見てそういう誤解が生まれたのではないか、と書いてありました。今度、山で確かめてきます。
そういう目で見れば、もっと北向きに咲く花や蕾はあると思います。
他の花もそうなのか、調べてみたくなりますね(笑)。
針葉樹と広葉樹の斜面の年輪の出方の違いですが、
前に話を聞いたのですが、忘れてしまいました。
というより、なぜ、というところまでは話してなかったかもしれず、
いずれにせよ記憶があやふやですいません・・・
「樹木の診断と手当て」(堀大才・岩谷美苗)という本に書いてありました。
私もまだ実際の切り株では確認していませんので、山に行った時に見てみようと思っています。
この話題には無関係ですが最近読んだ本で面白かったのでを紹介しておきます。
「くだもの・やさいの文化誌」今井敬潤 ISBN4-89259-520-9
傾きに対して、針葉樹は谷側から支えよう、広葉樹は山側から引っ張ろうとする力が働くので、年輪の幅が逆になるそうです。
年輪はね、前にも変だなあと思っていたことはあったんですけど、間違いだったんですね。
なっとく納得。
でも口コミってすごいですね。「切り株の年輪の細い方が北、太い方が南」というのは常識のようになってますもんね。