たまたまですが、前回とのセット企画のようなタイトルになりました。
小さい頃、おばあちゃんが見ていた民謡番組で、男性歌手が「庭のサンシュの木、鳴る鈴かけて~」と歌っていたのを覚えています。民謡なんか全く興味ないし、50年も経っているのに、何故か今もその歌詞が頭に残っているのです。
そして、木に興味を持つようになって、ようやく「これがあの民謡の木だ!」と判別できるようになりました。近所にそのサンシュが4~5本並んでいて、ちょうどいま黄色い花が満開です。
ミズキの仲間で、葉はハナミズキやヤマボウシに似ていますが、花は色も開花時期も違います。日本には自生しませんが、漢方薬の材料として江戸時代に中国から持ち込まれました。別名「春黄金花(はるこがねばな)」、いい名前でしょ?
ところが、数ヶ月前に図書館で木の本を読んでいたら、この民謡の「サンシュの木」は実は「サンショの木」であるという記述に遭遇しました。宮崎県の民謡なのですが、九州ではサンショウをサンシュと言うらしいのです。
その本は民謡の歌詞の意味も解説していました。平家の子孫が隠れ住んでいる家の庭のサンショウに鈴をかけておいて、追っ手が来たら恋人がそれを鳴らして逃がしてやる。しかも、彼女は源氏の子孫だったという、今でも映画化できそうな純愛物語なのです。
先日、コブシでも平氏の落ち武者の逸話をご紹介しましたが、中国地方や九州にはこういう話がたくさん残っているんですね。
おばあちゃんはそんなストーリーに感動しながら、この民謡を聴いていたのかなあ~。
小さい頃、おばあちゃんが見ていた民謡番組で、男性歌手が「庭のサンシュの木、鳴る鈴かけて~」と歌っていたのを覚えています。民謡なんか全く興味ないし、50年も経っているのに、何故か今もその歌詞が頭に残っているのです。
そして、木に興味を持つようになって、ようやく「これがあの民謡の木だ!」と判別できるようになりました。近所にそのサンシュが4~5本並んでいて、ちょうどいま黄色い花が満開です。
ミズキの仲間で、葉はハナミズキやヤマボウシに似ていますが、花は色も開花時期も違います。日本には自生しませんが、漢方薬の材料として江戸時代に中国から持ち込まれました。別名「春黄金花(はるこがねばな)」、いい名前でしょ?
ところが、数ヶ月前に図書館で木の本を読んでいたら、この民謡の「サンシュの木」は実は「サンショの木」であるという記述に遭遇しました。宮崎県の民謡なのですが、九州ではサンショウをサンシュと言うらしいのです。
その本は民謡の歌詞の意味も解説していました。平家の子孫が隠れ住んでいる家の庭のサンショウに鈴をかけておいて、追っ手が来たら恋人がそれを鳴らして逃がしてやる。しかも、彼女は源氏の子孫だったという、今でも映画化できそうな純愛物語なのです。
先日、コブシでも平氏の落ち武者の逸話をご紹介しましたが、中国地方や九州にはこういう話がたくさん残っているんですね。
おばあちゃんはそんなストーリーに感動しながら、この民謡を聴いていたのかなあ~。
「サンシュ」を、「北海道樹木図鑑」で探しても、載っていませんでした。
外来種だから、ではなく、これは園芸種でも国内移入種でも、
よく見られるものは網羅しているのですが、ありませんでした。
しかしよく見ると「サンシュユ」というのがあって、
どうやらそれがこの「サンシュ」のようです。
花も同じだし、ミズキ科だし・・・
いずれにせよ私は、それと意識して「サンシュ」を見たことがありません・・・
口にするときはどうしても「サンシュ」になってしまいますが・・・。
guitarbirdさんがご覧になったことがない、ということは北海道では庭木としてあまり使われないということでしょうね。
こちらでは、けっこう見られます。
別にどっちでもいいことですが、経緯を知ると面白いですね。
なぜあの民謡を覚えているのか不思議です。メロディーがあるものは覚えやすい、ということなのでしょうが、それにしてもそんなに何度も繰り返し聞いていたわけではないし、他の民謡はほとんど覚えていません。不思議です。
それからサンショウは雑木林の林床などによく見られます。
サンシュユの街路樹もきれいでしょうね。岩手県なら開花はこれからでしょうが、小さな花でも何本も並んでいたら豪華でしょう。
青空をバックに黄色の花、きれいでしょうね。
京都にもサンシュユの街路樹がありましたか、知りませんでした。