樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

お札の樹

2007年01月05日 | 木の材
明けましておめでとうございます。本年もよろしくおつきあいください。
さて、今年の初詣は近くにある世界遺産の宇治上神社と、恵心院という小さな花の寺に行ってきました。花の寺ではミツマタが花芽を出していました。

      

ミツマタはコウゾやガンピとともに和紙の御三家と言われています。ガンピはクワ科、コウゾとミツマタはジンチョウゲ科。このうちガンピとミツマタは、明治以来日本の紙幣に使われています。
中でもミツマタは繊維が緻密で、弾力性や光沢に富み、しかも虫の害もなく、耐久性があるので紙幣の材料として最高で、偽造もしにくいとか。1万円札と5千円札の主原料はミツマタだそうです。

      
      (すべての枝が3つ股になっているのが分かりますか?)

枝が3つに分かれることから、この名前があります。原産地は中国からヒマラヤあたりで、日本には室町時代に渡来しました。
この花の寺ではいつも賽銭箱に小銭を入れていましたが、元旦なので奮発してお札を入れました。ミツマタが主原料のお札ではないですが・・・。
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6 コメント

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でそのお札は (bulbul)
2007-01-05 09:48:17
 なにでできてんですか ? fagus06さんとは同じ世代だと思うのですが、小さい頃、まだ壱圓とか壱拾圓とかの札が流通してましたよね五銭やったかもっと小額のもあったような、おとなたちから貨幣価値の低さをさんざん聞かされました。そういうと最近は 500円札も見なくなりましたね、
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あけましておめでとうございます (scops)
2007-01-05 22:42:34
今年もよろしくお願いいたします。

お札を賽銭にですか・・・
恥ずかしながら、まだその経験はありません。

昔の百円札、なぜか数十枚あるんです。
来年はそれを賽銭にしようかな?

bulbulさん、今年もよろしくお願いします。
銭って、いつ頃まであったんでしょうね?
bulbulさんやfagus06さんは私より少し上だとは思いますが、私の記憶にはまったくありませんです。
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千円札も (fagus06)
2007-01-06 10:27:48
ミツマタのようですね。後でネットで調べたら、新札はミツマタが主原料のようです。
bulbulさんがおっしゃるように、500円札は見かけませんね。岩倉具視でしたかね、肖像は。
小さい頃、壱円札とか見た記憶はありますが、ほとんど覚えていないです。はっきり覚えているのは、板垣退助の百円札です。
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銭が廃止されたのは (fagus06)
2007-01-06 10:38:48
1953年だそうです。昭和28年ですから、ちょうどscopsさんがお生まれになった頃じゃないですか?
私もまだ入学前ですから、銭の紙幣や貨幣を使った記憶はないです。
昔の百円札って、板垣退助のお札ですか? けっこう値打ちあるようですから、賽銭じゃなくてオークションに出したらどうですか?
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遅くなりましたが・・・ (guitarbird)
2007-01-06 18:41:40
こんばんわ、guitarbirdです
あけましておめでとうございます。
すっかり遅くなりましたが・・・
ミツマタ、と言われて、はてなんだったっけ・・・と思いましたが、
読み進めると「コウゾ」が出てきて、ああそうか、
「コウゾ・ミツマタ」ひとセットで和紙の原料として覚えていたんだ
ということに気づき、ちょっと恥ずかしくなりました(笑)。
こういう植物だったんですね、ミツマタって。

余談、前の話を引っ張ることですが、ボズ・スキャッグスについて
だんだんと、ブルーズをやるボズというのがしっくりくるようになりました。
他に思ったこともあるのですが書くと記事になるくらい長くなるので、
また、ということにします。
今年もよろしくお願いします。
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ミツマタは (fagus06)
2007-01-07 17:56:31
和紙用に栽培されたり、庭に植えたりするだけで、フィールドにはないですから、私の守備範囲からも外れているんですが、お札の話が面白かったので記事にしました。
私はずーっと「Loan me a dime」のギターはボズが弾いていると思い込んでいました。映画では彼がけっこうネチッこいギターを弾いていたので、私の中ではボズ=ギタリストだったのです。
でも、あの多彩なギターはデュアン・オールマンですね。先日聴き直してそう思いました。
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