樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

寒がりな宝石

2007年01月09日 | 野鳥
宇治市の鳥はカワセミ。平成元年の夏に「市の鳥選定委員会」が組織され、市民から公募したり、11名の委員が5回ほど集まって翌年の3月1日に正式に告示されました。けっこう大層な手続きを踏むんですね。

      

以来、宇治市の施設のあちこちにカワセミが出現するようになりました。上の写真は中央図書館のカウンターに置いてある剥製。ガラスケースに収めてあります。
ご覧のように、背中はコバルトブルー。翼は光線によってエメラルドグリーンに見え、「飛ぶ宝石」と呼ばれています。でも、それほど貴重な鳥ではなく、川や池で普通に見られます。小さいので双眼鏡がないと無理ですが・・・。

      

市役所内の看板には、こんなカワセミも出現します。guitarbirdさんのブログにもよく鳥のキャラクターが登場しますが、このカワセミもなかなかでしょう?
この鳥の美しさに感動してバードウォッチングの世界に足を踏み入れる人も多いです。野鳥の会にとっては、会員を増やしてくれるありがたい鳥。面白いのは、魚を捕って食べるとき、必ず頭から飲み込むように嘴で向きを変えること。鱗が喉にひっかからないように、そうするらしいです。

      

先日、市役所に行ったら例のカワセミがマフラーをかけていました。カワセミが寒がりとは知りませんでした。
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6 コメント

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遅くなりました・・・ (guitarbird)
2007-01-11 07:02:56
おはようございます、guitarbirdです
遅くなりましたが、「話題の」マフラーカワセミありがとうございます!
今年は、恵庭と釧路で越冬していると道新の記事で見ましたが、
越冬するだけで話題になるほど、やっぱりカワセミは、注目の的ですね。
市の鳥がカワセミというのは、いいですね。
札幌はカッコウですからね・・・(私は不満なんです)・・・
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越冬するカワセミが (fagus06)
2007-01-11 08:59:59
新聞の記事になるのですか。北海道では夏鳥なんですね。
札幌の鳥がカッコウになったのは何故ですかね。渡り鳥じゃなくても、北海道の留鳥ならいろいろありますよね、野幌森林公園の鳥とか・・・。
カッコウも悪くないと思いますが・・・。
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カッコウは・・・ (guitarbird)
2007-01-11 20:07:35
ふたたびguitarbirdです
カワセミは何かと記事になりますね。
札幌市の鳥のカッコウですが、私は、小学生の頃に
托卵するということを知ってから、カッコウ科があまり好きじゃないんです・・・
三つ子の魂百までといいますが、小さい頃のことなので、なかなか抜けなくて・・・
ちなみに、札幌市の木はライラックなのですが、これも、
外来種じゃん、とか思います・・・花はスズランですが。
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なるほど、托卵が (fagus06)
2007-01-12 09:20:04
原因ですか。
いま聞けば「自然の不思議」と思うでしょうが、小学生の頃に聞いたら嫌いになるでしょう。
小さい子どもに自然を教える際には、題材を慎重に選ばないということですね。大人の感覚で「面白い話だろ?」と押し付けてはダメですね。
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自由研究 (guitarbird)
2007-01-13 07:02:31
またまたguitarbirdです

それは、確か5年の時、自由研究をしてクラスで発表する、
というテーマの授業で、題材は自分で選ぶものだったので、
私は鳥が好きなので鳥を選びました。
ちょうどその頃、軽井沢の林間学校でカッコウを見ていたのもあって。
で、調べてみたら、托卵する、ということが分かって・・・
という次第です。
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ギタバさんの鳥歴は (fagus06)
2007-01-13 09:50:49
かなり長いですね。小学生からですか・・・。
私は40歳の手習いでした。
先日、鳥仲間から聞いた話ですが、ヨーロッパのカッコウの歌にも「悪い鳥」という意味で登場するらしいです。
声は一般的にも人気が高いですが、生態を知ると嫌われるんでしょうね。
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