しばらく前から、わが家の玄関には綿菓子屋さんのような匂いが漂っています。
カツラの枯葉の匂いです。玄関の脇に大好きなカツラを植えているのですが、黄葉する頃から砂糖を焦がしたような甘い匂いを出します。
(落葉前で汚くなりましたが、匂いはいいです。)
バードウォッチングの先輩の植木屋さんに、「カツラはグングン伸びるから、一般の庭には植えない方がいい」と言われたことがあります。
最初は裏庭に植えていたのですが、数年後に隣の空き地に家が建ち、カツラの落ち葉がトユにつまって迷惑なので、玄関側に移植しました。その先輩はもう亡くなりましたが、結果的に忠告は当ったのでした。
あたりかまわず落ち葉は散るし、枝は伸びるし、虫はつくし、けっこう世話がやけますが、爽やかな新緑を目にしたり甘い匂いを嗅ぐと、やっぱりカツラを植えて良かったと思います。
(初夏のカツラの葉)
私のようにカツラが好きな人は昔からいたようで、吉田兼好は『徒然草』の中で「家にありたき木」として松、桜、梅、柳とともに桂を勧めています。当ブログでおなじみの清少納言に至っては、花が目立たない木の第1位に桂を挙げています。ちなみに、2位は松、3位は柳。
カツラの葉は、アオイの葉とともに京都の葵祭で使われますから、平安時代の貴族にとっては特別な意味があったのかも知れません。
カツラの枯葉の匂いです。玄関の脇に大好きなカツラを植えているのですが、黄葉する頃から砂糖を焦がしたような甘い匂いを出します。
(落葉前で汚くなりましたが、匂いはいいです。)
バードウォッチングの先輩の植木屋さんに、「カツラはグングン伸びるから、一般の庭には植えない方がいい」と言われたことがあります。
最初は裏庭に植えていたのですが、数年後に隣の空き地に家が建ち、カツラの落ち葉がトユにつまって迷惑なので、玄関側に移植しました。その先輩はもう亡くなりましたが、結果的に忠告は当ったのでした。
あたりかまわず落ち葉は散るし、枝は伸びるし、虫はつくし、けっこう世話がやけますが、爽やかな新緑を目にしたり甘い匂いを嗅ぐと、やっぱりカツラを植えて良かったと思います。
(初夏のカツラの葉)
私のようにカツラが好きな人は昔からいたようで、吉田兼好は『徒然草』の中で「家にありたき木」として松、桜、梅、柳とともに桂を勧めています。当ブログでおなじみの清少納言に至っては、花が目立たない木の第1位に桂を挙げています。ちなみに、2位は松、3位は柳。
カツラの葉は、アオイの葉とともに京都の葵祭で使われますから、平安時代の貴族にとっては特別な意味があったのかも知れません。
桂の樹を庭木にしたなんて素晴らしいと思います、確かに掃除は大変でしょうね。
カツラは私も好きですよ。
もう匂いかげなくなってひと月がたっていますが・・・
カツラといえば
仁木町にあるアリスファームの藤門さんがかつて道新で
エッセイを書いていたのですが、そこでカツラの生垣の話題がありました。
あまり大きくならないように刈り込んでいくと生垣になるというので、
藤門さんが半信半疑で試してみると、ほんとにそうなった
ということなんです。
で、アリスファームに行ったら、ほんとにそれがあって、感動しました。
カツラは、日本人ならみんな好きなんじゃないかなと思いますよ(笑)。
樹をまだ知らなかった頃、ある公園で、丸い小さな葉がヒラヒラ風に揺られているのを見て、気持ちのいい樹だなと思って好きになりました。
なぜか、勝手に「ヨーロッパの樹だな」と思っていましたが、後で日本固有の樹だと知って驚きました。
花は地味ですが、赤くなりますね。
イメージしにくいですが、そんな生垣のある家はうらやましいですね。
確かにカツラは株立ちになりやすいですから、生垣にしやすいかも知れません。
以前読んだ木の本に、カツラ材は感触が温かいので、北海道のフローリングにはカツラが使われると書いてありました。ギタバさんはそんな例をご存知ですか?