私のメインフィールド「栃の森」には、サワグルミやオニグルミがたくさん生えています。サワグルミは幹がまっすぐに伸びる「素直な良い子」、オニグルミは枝がニョキニョキと曲がって、樹形も乱れる「暴れん坊」です。
(名前のように暴れた樹形のオニグルミ)
でも、役にたつのはオニグルミ。まず、実が食べられます。市販されているのはテウチグルミという西アジア原産の栽培種ですが、オニグルミの実も食べられます。
材木としても優秀で、狂いがなく、油分があって磨くほどに艶が出るので、特に銃床(鉄砲の取っ手部分)に重用されました。そのため、戦争中はかなりの量が伐採されたようです。
(オニグルミの実。私たちが食べるのはこの中にある種子の核)
woodyowakuさんのブログで知ったことですが、油が少しずつ出て滑りがいいので東北地方では敷居に使うらしいです。海外の小説を読むと、上等な部屋の描写に「キャビネットはウォールナットだった」というような表現が出てきますが、オニグルミの英名はJapanese Walnat。クルミは家具や建材としても優良材なのです。
最近は硬い殻も車のタイヤに混ぜて使われています。
(まっすぐに伸びるサワグルミ)
一方、サワグルミの用途はあまりパッとしません。まず、実は小さくて食べられません。材も割れやすいので、キリの代用品として下駄に使われるくらい。でも、この伸び伸びとした樹形はいつ見ても気持ち良くて、私は大好きです。
(クルミとは思えないノグルミの実)
日本にはもう一つ、ノグルミというクルミがあります。こちらは、花のつき方も実の形も他の2種と全然違います。私も京都府立植物園で初めて見たときはクルミとは思えませんでした。
同じクルミ科ですが、クルミ属(オニグルミ)、サワグルミ属、ノグルミ属に分かれています。共通点は大きな羽状複葉とコルク質が発達した樹皮くらいでしょうか。あまり仲の良くない3兄弟みたいです。
(名前のように暴れた樹形のオニグルミ)
でも、役にたつのはオニグルミ。まず、実が食べられます。市販されているのはテウチグルミという西アジア原産の栽培種ですが、オニグルミの実も食べられます。
材木としても優秀で、狂いがなく、油分があって磨くほどに艶が出るので、特に銃床(鉄砲の取っ手部分)に重用されました。そのため、戦争中はかなりの量が伐採されたようです。
(オニグルミの実。私たちが食べるのはこの中にある種子の核)
woodyowakuさんのブログで知ったことですが、油が少しずつ出て滑りがいいので東北地方では敷居に使うらしいです。海外の小説を読むと、上等な部屋の描写に「キャビネットはウォールナットだった」というような表現が出てきますが、オニグルミの英名はJapanese Walnat。クルミは家具や建材としても優良材なのです。
最近は硬い殻も車のタイヤに混ぜて使われています。
(まっすぐに伸びるサワグルミ)
一方、サワグルミの用途はあまりパッとしません。まず、実は小さくて食べられません。材も割れやすいので、キリの代用品として下駄に使われるくらい。でも、この伸び伸びとした樹形はいつ見ても気持ち良くて、私は大好きです。
(クルミとは思えないノグルミの実)
日本にはもう一つ、ノグルミというクルミがあります。こちらは、花のつき方も実の形も他の2種と全然違います。私も京都府立植物園で初めて見たときはクルミとは思えませんでした。
同じクルミ科ですが、クルミ属(オニグルミ)、サワグルミ属、ノグルミ属に分かれています。共通点は大きな羽状複葉とコルク質が発達した樹皮くらいでしょうか。あまり仲の良くない3兄弟みたいです。
オニグルミは、以前豊平川の河畔林調査を手伝った時、
ぽつぽつと、結構出ていました。
話を聞くと、上流の山から流れてきたのが発芽したとかで、
オニグルミのしぶとさ、生命力を感じました。
サワグルミは札幌では自生していないはずですが、
旭山に人為的に植えられたものがあります。
だけど、実を観察したことがないような・・・
また今年の課題が増えました(笑)。
雄花は下に垂れ下がってあまり味が無いのですが上につく雌花は赤くて素敵です、(オニグルミの花です)。
書き忘れていたことがありました。
ウォルナット、時々、Fenderのギターで見ますが、
あの木目が独特で、いい感じなんですよね。
全部ウォルナットのストラトが10万くらいで、
数年前からよく行く楽器店にあって、いいなぁ、と。
もちろんそのウォルナットはアメリカの木でしょうけど。
ウォルナットのストラト、何となくイメージできます。普通はホワイトアッシュですよね?
ギブソンなども木材は同じなんですかね?
私はその樹を見たことはないですが、図鑑で調べると、テウチグルミは実が熟すると、中の種(私たちが知っているクルミの硬くて茶色い実)がポロンと落ちるらしいです。
だから屋根に落ちてカンカン音がするのも当然です。
もう伐採されたのですか。残念ですね。
サワグルミは見る分には素晴らしい樹ですね。私もその森に行く度に、サワグルミの幹をナデナデしながら見上げています。
ストラディバリウスも多分最高のドイツトウヒとかカエデで作られているはずです。
ヨーロッパも日本と同様で、イタリア北部あたりのトウヒにいい材料がなくなったので、現在は東欧の森でバイオリン用のトウヒを入手しているとか。
以前テレビで見ましたが、イタリアの職人はそれぞれが独自のニスを開発して競っているようです。