樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

まだら模様の紅葉

2016年11月10日 | 樹木
週末に栃の森に行ってきました。宇治から車で2時間半の山中なので、季節は1か月ほど進んでいて、樹木は鮮やかに色づいていました。
ただ、天候のせいか、まだ緑のままの木がたくさん残っている一方で、真っ赤に染まったり、すでに落葉している木もありました。紅葉に格差があるというか、まだら模様の紅葉でした。


ウリハダカエデの落葉

写真のウリハダカエデの落葉は赤を通り越して褐色に染まっていますが、その主と思われる木を見上げると、枝には赤やオレンジ、黄、緑の葉がまだ残っています。
私は紅葉が最も美しい木はモミジバフウだと思っています。街路樹に使われるアメリカ原産の樹木ですが、緑から褐色にいたるグラデーションが多彩で、以前「木のファッションショー」と題して紹介したこともあります。
今回の栃の森の紅葉もそれに近い印象がありました。その様子をお伝えするのに、写真にしようか動画にしようか迷いましたが、やはり空気感が伝わる動画にしましたのでご覧ください。



カエデ以外の落葉広葉樹も色づいていました。最後のコシアブラは紅葉というよりも脱色というか白葉ですね。見るたびに「不思議な樹だな~」と思います。

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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2016-11-15 19:08:31
こんばんわ
やはり京都でも今年は緑の葉が多く混じっていたのですね。
グラデーションになるときれいですが、近くで見ると緑の葉はそれほどきれいではないと思いました。
コシアブラの葉は確かに面白いですよね。
ちなみに私はイタヤカエデの黄色い葉が一番好きです。
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イタヤカエデは (fagus06)
2016-11-16 08:30:28
黄色以外の色には染まりませんよね? それも他のカエデとの違いでしょうか。
コシアブラは以前から紅葉時期に不思議に思っていました。脱色するみたいですから、他の葉のようにアントシアニンとかカロチノイドといった成分を持っていないのでしょうね。
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