京阪電車の宇治駅は超モダンな建物で、私鉄の駅として初めてグッドデザイン賞を受賞しました。設計は関西で有名な建築家・若林広幸氏。南海電車の特急ラピートも氏のデザインです。
(横から見た京阪宇治駅)
(駅内部の造形)
ラピートもそうですが、宇治駅も丸と直線を組み合わせたユニークな造形です。開口部がたくさんあって鳥も虫も自由に出入りできるので、今の時期はツバメがたくさん巣を造って繁殖に励んでいます。
前から気になっていたので、巣を詳しく観察してきました。駅舎内部にある巣は合計10個。その他に、落ちたのか駅の職員が落としたのか、巣の跡も4~5個ありました。
高い天井にくっついているのはコシアカツバメの巣。花瓶を半分に割ったような形で、泥の色でストライプ模様が描かれ、こちらもグッドデザイン賞もの。少し離れた場所では普通のツバメも営巣しています。
(天井に造られたコシアカツバメの巣)
(普通のツバメの巣。誰かが糞除けを作ってくれました)
10個すべてが現在使われているかどうかは確認していませんが、おもしろいことに、そのうちの1個をスズメが使っていました。スズメは草やワラで巣を作りますが、泥を固めたツバメの古巣でも繁殖するんですね。巣の中からは「チュルチュル・・・」とスズメのヒナの声が聞こえてきます。
(ツバメの古巣を使うスズメ。ヒナは3羽)
駅の横には宇治川が流れているので巣材の泥には困らないし、餌になる虫もたくさん飛んでいるし、コンクリートの絶壁なので蛇や猫も寄ってこないし、宇治駅はツバメにとって楽園のような繁殖環境です。
ツバメやスズメに成り代わって若林さんにお礼を申し上げます。
※鳥の繁殖シーンは撮影しないのがマナーですが、ツバメの巣の場合は繁殖を阻害するとは思えないのでデジスコで撮影しました。
(横から見た京阪宇治駅)
(駅内部の造形)
ラピートもそうですが、宇治駅も丸と直線を組み合わせたユニークな造形です。開口部がたくさんあって鳥も虫も自由に出入りできるので、今の時期はツバメがたくさん巣を造って繁殖に励んでいます。
前から気になっていたので、巣を詳しく観察してきました。駅舎内部にある巣は合計10個。その他に、落ちたのか駅の職員が落としたのか、巣の跡も4~5個ありました。
高い天井にくっついているのはコシアカツバメの巣。花瓶を半分に割ったような形で、泥の色でストライプ模様が描かれ、こちらもグッドデザイン賞もの。少し離れた場所では普通のツバメも営巣しています。
(天井に造られたコシアカツバメの巣)
(普通のツバメの巣。誰かが糞除けを作ってくれました)
10個すべてが現在使われているかどうかは確認していませんが、おもしろいことに、そのうちの1個をスズメが使っていました。スズメは草やワラで巣を作りますが、泥を固めたツバメの古巣でも繁殖するんですね。巣の中からは「チュルチュル・・・」とスズメのヒナの声が聞こえてきます。
(ツバメの古巣を使うスズメ。ヒナは3羽)
駅の横には宇治川が流れているので巣材の泥には困らないし、餌になる虫もたくさん飛んでいるし、コンクリートの絶壁なので蛇や猫も寄ってこないし、宇治駅はツバメにとって楽園のような繁殖環境です。
ツバメやスズメに成り代わって若林さんにお礼を申し上げます。
※鳥の繁殖シーンは撮影しないのがマナーですが、ツバメの巣の場合は繁殖を阻害するとは思えないのでデジスコで撮影しました。