樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

デジスコ・デビュー

2009年06月11日 | 野鳥
先週、毎年恒例の鳥見ツアーに行ってきました。去年は沖縄でしたが、今年は新潟県と長野県の県境にある斑尾高原と妙高高原。いつもの3人で、金曜の夜出発して日曜の夜に帰るというハードスケジュールです。
土曜の朝5時頃、斑尾高原の沼の原湿原に到着。あまり期待してなかったポイントで、ミズバショウもすでに開花時期を過ぎていましたが、京都近辺にはこういう湿原がないのでけっこう楽しめました。

       
                     (沼の原湿原)

今回、私は初めて“デジスコ”に挑戦。デジカメとスコープ(望遠鏡)を組み合わせて鳥の写真を撮ろうというのです。カメラはコンパクトだし、スコープはもう20年も使っている古いものでレンズもEDではないのできれいな写真は無理ですが、このブログで鳥の記事を書くときに使いたくてアダプターとフードを揃えました。

       

ツアーでは20回ほどシャッターを押しましたが、予想どおり、使えそうなものはほとんどありません。恥ずかしながら、デジスコ・デビューの記念として1枚だけ掲載します。
ノジコという、関西ではほとんど見られない夏鳥です、近辺で繁殖しているのか、オスとメスが何度もこの木に止まってさえずったり、巣材をくわえていました。不鮮明ですが写真はオスです。

       

ノジコのほか、妙高高原の夢見平ではコルリのさえずりを何度も聴き、姿も数回じっくり見ました。クロジもあちこちで鳴いていました。クロジはこの冬、大吉山の散歩コースで何度も目撃していますが、繁殖地でさえずりを聴くと有り難味があります。

       
             (妙高高原・夢見平から望む乙見湖)

「さぁ、京都に帰ろうか」という時、駐車場の上空をハチクマ(大型のタカ)がゆったりと旋回。3人とも大喜びで帰路に就きました。
見聞きした鳥は合計48種類。沖縄の65種類に比べると少ないですが、十分満足できました。もっとデジスコを練習して、もう少しマシな写真が撮れたら、また鳥の記事で使います。
同行の友人がビデオ撮影したコルリのさえずりはこちら
コメント (2)
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