あさって10日は時の記念日。天智天皇が作った日本初の時計が最初の時報を打ったのが671年の6月10日だったからだそうです。その時計は「漏刻」と呼ばれる水時計。
滋賀県の大津にある近江神宮は天智天皇を祭り、境内に時計博物館を設けています。内部には水時計の復元模型や江戸時代の時計、世界各国の珍しい時計が展示され、屋外には日時計や中国の火時計が設置してあります。
(近江神社の本殿)
内部は撮影禁止なので画像はありませんが、江戸時代の枕時計やカラクリ時計、近代以降の柱時計などの外装にはケヤキがよく使われたようです。シタン、コクタンなど銘木を使ったものもありました。
下の写真は古代中国の火時計。龍の背で線香を炊き、燃え進んで糸が焼き切れると銅球が落ちてドラが鳴るという仕組みです。寄贈したのはスイスのロレックス社。
平井堅が『大きな古時計』で歌ったような時計にはもうほとんどお目にかかれませんが、昔は木製の柱時計や掛け時計が1家に1台ありました。チクタクという音や、ボーンボーンと鳴る時報は今では「うるさい」と言われそうですね。
それでも木製の掛け時計にはニーズがあるらしく、ある店には写真のような新しいタイプの時計がたくさん並んでいました。
以前たまたま入った喫茶店では珍しい全面木製の掛け時計を発見。近づいてよく見ると、材はミズナラのようでした。店のオリジナルでしょう。
近江神社の時計に関するこだわりは半端ではなく、博物館だけでなく、時計づくりの技術を学ぶ専門学校も境内に設けています。6月10日に行われる漏刻祭には、国内外の時計メーカーの関係者も多数参列するようです。
滋賀県の大津にある近江神宮は天智天皇を祭り、境内に時計博物館を設けています。内部には水時計の復元模型や江戸時代の時計、世界各国の珍しい時計が展示され、屋外には日時計や中国の火時計が設置してあります。
(近江神社の本殿)
内部は撮影禁止なので画像はありませんが、江戸時代の枕時計やカラクリ時計、近代以降の柱時計などの外装にはケヤキがよく使われたようです。シタン、コクタンなど銘木を使ったものもありました。
下の写真は古代中国の火時計。龍の背で線香を炊き、燃え進んで糸が焼き切れると銅球が落ちてドラが鳴るという仕組みです。寄贈したのはスイスのロレックス社。
平井堅が『大きな古時計』で歌ったような時計にはもうほとんどお目にかかれませんが、昔は木製の柱時計や掛け時計が1家に1台ありました。チクタクという音や、ボーンボーンと鳴る時報は今では「うるさい」と言われそうですね。
それでも木製の掛け時計にはニーズがあるらしく、ある店には写真のような新しいタイプの時計がたくさん並んでいました。
以前たまたま入った喫茶店では珍しい全面木製の掛け時計を発見。近づいてよく見ると、材はミズナラのようでした。店のオリジナルでしょう。
近江神社の時計に関するこだわりは半端ではなく、博物館だけでなく、時計づくりの技術を学ぶ専門学校も境内に設けています。6月10日に行われる漏刻祭には、国内外の時計メーカーの関係者も多数参列するようです。