樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

びっくり!エコ百選

2008年08月25日 | 木と楽器
先週、京都の島屋で「びっくり!エコ百選」という催しをやっていたので、市内に出たついでに覗いてきました。
子どもには環境系のクイズやゲームで遊んでもらい、大人には各企業のエコ商品やNPOの活動を合計100点紹介するというイベントで、東京でも開催されたようです。

       

私の目はどうしても木材関連の展示物に引き寄せられます。中でも、オークヴィレッジのコーナーでは足が止まりました。
オークヴィレッジは飛騨で家具や木工品を製作しているグループで、主宰者は稲本正さん。木に興味を持ち始めた頃、この人の著書を何冊か読んで勉強しました。ここの商品はデザインもいいし、コンセプトがはっきりしていて、ついつい買いそうになります。

       

子どもでもないのに「欲しいな~」と思ったのは、上の木琴。ケヤキ、カエデ、ナラ、ヒノキなど異なる樹種で2オクターブ分の木片が並んでいます。1個ずつ音色が違うので、楽器としてはどうなのか知りませんが、子どもたちはそんなこと気にせず弾いていました。私もポロンポロン鳴らしてみましたが、いちばん気に入った音色はトチノキ。

       

もう一つは、白川郷の合掌造りのようなジャングルジム。これは商品ではなく、木の温もりや香りを子どもたちに実感してもらうために、間伐材で作ったイベント用の構造物。ここでも子どもたちはワイワイ言いながら遊んでいました。

       

新製品の木鈴も展示してありました。土鈴の木工版。中に何かの粒が入っていて、振ると可愛い音が鳴ります。これもさまざまな樹種がそろっていて、女性に喜ばれそう。
オークヴィレッジはビジネスも上手で、期間中は一つ下の階で特別コーナーを設けて展示即売会をやっていました。もちろん私も見に行きましたが、手が出そうになる気持ちをグッと抑えて帰ってきました。
コメント (4)
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