ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

脇道の奥に…日土沢砂防堰堤

2024-06-09 06:59:00 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の続きになります。上雨中砂防ダム(堰堤)横の道をさらに登っていくとグーグル先生の地図によれば「唐沢砂防堰堤」というのがあるようです。今回はそれを目指すのですが、その唐沢砂防堰堤が見えるところまで来た時、ふと右に入る脇道を見ると何やら築造物らしきものが…。

それがこちらです。

堰堤本体に嵌め込まれた銘板には「日土沢砂防堰堤」と書かれており、高さ=9.0m、長さ76.0mで、平成27年(2015年)12月竣工。堰堤名の「日土沢」はなんて読むんでしょうね。たぶんこの沢の名称なのでしょうが。


話は前後しますが、脇道に入る前に見えた景色がこちら。ね、なんか気になるでしょ?


で、現場に戻ります。この砂防堰堤は透過型で、中央に鋼製スリットが設置されています。

右岸の堰堤横から見た様子。地形を考慮した曲線的な作りになっています。さあ、中央へ行ってみましょう。

中央にある鋼製スリットを上から見下ろします。

そこから上流方向を眺めます。まあ、確かに土砂崩れが起きても不思議ではない感じです。

堰堤中央から真下を覗き込みます。

そして、下流側の遠景。

堰堤中央から見た右岸側の様子。


この日土沢上流の地質はきわめて脆弱なため、山腹では過去に何度も土石流や地滑りが発生したそうな。事実、平成7年7月の豪雨では土石流と地滑りが発生し、下流の虫尾集落の村道を塞いだそうです。そうした土砂対策として築造されたのがこの日土沢砂防堰堤らしい。(参考

ふーむ。

次回の記事では唐沢砂防堰堤をレポートします。
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