ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

すぐバレるのに…

2009-01-31 17:58:59 | 脳みその日常
あることに憧れを抱く人(仮にAさん)がいるとしましょう。ある時、Aさんが憧れの職業についている人(仮にBさん)と知り合いになったとします。するとAさんは他の人たちに、さも誇らしげに「いや~、この前Bさんと呑んじゃってねえ」とか「Bさんって、こんな人なんだよ」などと話します。

Aさんの気持ちもわからないではありません。まあそんな話をするのは別にいいんです。でも残念なのはAさん自身がちょっとした勘違いをしてしまうことなんですよ。「Bさんと自分は知り合いなのだ」そこまでで終わればいいんです。

でも、さらに話を聞いていると、その知り合いである自分(Aさん)はその業界通であるかのように振る舞うわけです。つまり自分は業界の人間でも何でもないのに、その人の脳内では自分(Aさん)が業界人になってるんです。

これはね、見ていて本当に痛々しい限りなんですよ。なぜかというとそれぞれの業界にはそれぞれ特有の感性というものがあります。これはその仕事に従事している人でないとわからないことでもあるんです。ところがAさんはBさんから聞いた話を受け売りにして「いや~、●●については▲▲なんだよね~」などとうそぶくわけです。

確かにBさんは業界の人ですから、その発言は間違いじゃありません。でも、その発言をしたAさんに発言の根拠とかそれに類する質問をすると、たちまちしどろもどろになってしまう。Aさんがそこで目を覚ませばまだ救いようがあるんですが、前述の通りAさんの頭の中はすでに自分が業界人になりきってるわけです。こうなるとどうしようもなくなります。よっぽど、

「あなたはその道のプロでも何でもないでしょ?」

と、言ってあげたくなりますが、敢えて言いません。仮に指摘したところでその場の雰囲気が悪くなるだけですから…。早く気づいて欲しいと思うばかりです。

知ったかぶりはいけません。メッキはすぐに剥げるもの。脳内妄想するのは自由ですが、それを外に出してしまうと恥をかくことになってしまいます。でも、こんな人は意外に多いんですよねえ。
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