ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

どこかで見たような…安室ダム

2023-05-01 06:56:21 | 兵庫(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は兵庫県赤穂郡上郡町行頭(あこうぐん かみごおりちょう ゆくとう)にある千種川(ちくさがわ、ちぐさがわ)水系の安室(やすむろ)ダムを目指します。ダム名は安室川を堰き止めて築造されたことに由来すると思われます。アクセスは山陽本線の赤穂駅の北側を走る県道90号を西へ進み、しばらく行くと「←安室ダム」という表示のあるT字路があるのでそれを入って行くと到着します。

左岸に到着しました。こんなダムです。


上のアクセスで来ると、まず目に入るのがこの石碑。

竣工記念碑と、

その概要が記されています。それによると、安室川流域は度々氾濫し沿岸住民を悩ませてきたそうです。特に昭和51年9月の台風17号による豪雨は甚大な被害をもたらし抜本的な対策の必要性が指摘されていました。また地域住民の生活水準の高度化と宅地開発が進んだことで都市用水の急速な需要の増加が予想されたため、下流地域の水道用水の安定供給を目的とした新たな水源の必要性も唱えられていました。そこで兵庫県は千種川総合開発事業の一環として洪水調節、流水の正常な機能維持、上水道用水の確保を目的とする安室ダムの築造に乗り出します。昭和53年に実施計画が開始され、昭和57年から工事に着手。そして昭和62年2月からダム本体工事に着手し、平成3年(1991年)10月に完成したそうです。


これらの石碑付近から見たダムの様子。


左岸のダム横にはこんなものがあります。写真右のロボットのような形をしているのは兵庫県の県営ダムではお馴染みのタイムカプセル。

ダム建設に関する様々な資料がカプセルに入られているそうです。でも、これ、いつ開けるんだろうか…。

そしてダムの諸元が書かれたプレート。高さ50.0mの重力式コンクリートダムで、昭和62年2月から平成3年3月にかけて工事が行なわれたとあります。上に記した完成年月と異なるのはおそらくダム本体の工事が平成3年3月に終了したということなのでしょう。


同じくダムの左岸には「安室ダム管理所」があります。



さらにその近くには案内板と定礎(昭和63年9月)のプレート。




これがダム上。歩いてみましょう。


ダム上、中央から見た貯水側の景色。


ダムの真下を覗き込み、

下流側の遠景を眺めます。


対岸(右岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。


右岸、貯水側から見たダムの様子。


同、下流側から見るとこんな感じです。


安室ダムの管理所を見た時、「あれ?前に来たことがあったような…」という既視感(デジャブ)を覚えたのでした。これまで訪れたダムはチェックしているので誤って再訪することはないはずなんですが。いや〜、チェック漏れか?

で、よくよく思い出してみると同じ兵庫県の安富(やすとみ)ダムの管理所とまあまあフォルムが似ていることに気づきました。ああ、そういうことだったのか。もしかしたらワシにもボケが訪れたのかと思い、一瞬ヒヤッと、そしてちょっと安堵。
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