ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

川鳥沢の2つの砂防堰堤

2023-09-20 06:58:53 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、突然ですが、比較的最近築造された砂防堰堤(ダム)は国土地理院の地図にすら載っていません。じゃあ、どうやってそれを探すのかというと、「(地名) 砂防堰堤 ダム」で検索するとヒットします。その方法で探し当てたのが今回の築造物です。

場所は長野県塩尻市木曽平沢にある「介護老人保健施設萌生の里」の横の道を登っていくとあります。

それが、こちら。2つの砂防堰堤で、それぞれ落水部には透過型の装置を備えています。

まず、下側にある堰堤の下に来ました。

堰堤本体に嵌め込まれたプレート。「川鳥沢1号砂防堰堤」とあり、竣工は2023年3月。完成してまだ半年しか経っていません。プレートには「高さ6.0m 長さ60.0m」とありますが、

堰堤の下にある表示板では「高さ=4.5m 長さ=60.0m」また竣工年月は2021年3月と記載に食い違いが見られます。なぜちゃんと確認しないんでしょうね。これだから役人は…(ブツブツ)

1号砂防堰堤の横から眺めるとこんな感じ。


次に上にある「2号砂防堰堤」に近づきます。こちらの透過型の装置は「1号」に比べてゴツい。

そして、やはり堰堤本体にプレートが嵌め込まれています。こちらは高さ9.0mで、長さは72.0m。竣工は2021年3月で、「1号」よりも前に築造されたようです。

ちなみに、近くにある表示板を見ると、高さと長さの数値は堰堤のプレートと同じですが、竣工は2023年3月になっていて、これまた記載の食い違いが…。いやいや、どーなってんねん!

左岸側に階段があったので「2号堰堤」の横まで登ってみます。

堰堤中央から落水部を覗き込みます。透過型の装置を上から見るとこんな感じ。

そこから上流側を眺めます。

そして、下流側の景色。直下に見える建物が「介護老人保健施設萌生の里」。いや〜、以前上の原砂防堰堤の記事で書いたように、ここも砂防堰堤の下に老人施設があるんです。万一のことがあったらどうするんでしょうね。なんだかなぁ…。


行政は老人施設の山側に砂防堰堤を築造すれば大丈夫とでも思っているんでしょうか。なんか違う気がします。
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