ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

志平川の2つの砂防堰堤

2023-09-12 13:45:45 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、国土地理院の地図を見ていたら長野県岡谷市(おかやし)川岸東2丁目地先に堰堤らしきものがあるのを発見。早速向かうことにしました。アクセスは岡谷市道19号から橋原第3公園を目指し、中央自動車道を潜って登って行くとあるようです。

S字カーブに入るところでお目当ての堰堤に遭遇。よく見ると落水部のところに透過型の装置があるのがわかります。ただ、ご覧のように道から堰堤の下までは来るな!と言わんばかりに強烈な藪。

でも堰堤名が気になります。藪の間から表示板らしきものが見えたので、藪をかき分け、ここが「志平川1号砂防堰堤」であることを確認。平成20年(2008年)3月竣工だそうです。

藪をさらにかき分け、堰堤の近くに来ました。ああ、この形からするとこの堰堤はダブルウォール構造のようです(参考)。

地図によればS字カーブを登って行くと堰堤の横に行けるようなので、細い道を進みます。

堰堤横に来ました。堰堤はかろうじて見える程度で、またまた来るな!と言わんばかりなのでリスクを考慮し近づくのを断念しました。


地図によれば、この上流にも堰堤があるようなので行ってみます。もう、あたりは藪一面で、堰堤があるのさえわかりません。地図を頼りに探すと、どうやらここがその堰堤の横のようです。写真だと全くわかりませんね。

堰堤の横で、またまた藪の中に表示板があるのを発見。藪をなんとかかき分けて撮影成功! こちらは「志平川2号砂防堰堤」で、竣工年月は「1号」と同時期。


地図には記されていませんが、ここは志平川(しびらがわ)という川で、志平川には2つの砂防堰堤が築造されています。それらの築造の経緯を調べてみると2006年7月に発生した豪雨災害に起因するそうな(参考)。この豪雨災害により築造された砂防堰堤は多数あり、以前訪れたウノキ沢砂防堰堤待張川砂防堰堤上の原砂防堰堤八重場沢川砂防堰堤小田井沢川砂防堰堤もこの時の災害がきっかけで築造されたわけです。それだけ見てもこの豪雨災害が凄まじいものであったのがわかりますね。
コメント