ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

コンクリートと岩の融合!…月沢砂防堰堤(ダム)

2023-03-27 06:58:32 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。さて、今回は長野県松本市保福寺町(ほふくじまち)にある信濃川水系の月沢砂防堰堤を目指します。アクセスは国道143号から県道181号に入り、「月沢鳥獣保護区区域図」の看板のあるところの小さな橋を渡り、そのまま登って行くと左岸に到着します。

堰堤名は保福寺川支流の月沢を堰き止めて築造されたことによるもの。月沢は急流なため、いったん降雨すると下流域に甚大な被害を与えてきたそうな。そこで土砂の流出防止を目的として昭和47年から調査を開始し、昭和52年から工事に着手。そして昭和56年(1981年)に竣工。

リンク先にある諸元を見ると当該堰堤は右岸側が重力式コンクリート(高さ:21.0m)、そして左岸側がロックフィル(高さ:30.0m)で構成されていて、これは以前訪れた福島県大沼郡の宮川ダムと同じパターンだと思います。また、高さはどちらも15.0m以上なのでリンク先の表示のように「月沢砂防ダム」が正しい名称なのでしょうね。ちなみに「ダムの位置」の住所は「長野県東筑摩郡四賀村字月沢」と書かれていますが、四賀村は2005年4月1日に松本市に編入したため同日に消滅し、現在の住所は上に書いたものになります。

まずはダム下へ行ってみます。上にも書いたように、これは右岸側のコンクリートダムです。


続いて左岸のダム横に移動。そこには「月沢ダム 砂防百年之碑 昭和五十六年八月竣工」と刻まれた石碑と、築造の経緯が記された石碑があります。これによると、築造の直接のきっかけは昭和34年に襲来した台風7号による歴史的な大災害だったようです。



近くにある案内図。


「月沢砂防堰堤」の表示。いや〜、ダムなのか堰堤なのか統一して欲しいよねぇ。


左岸から見たダム上。でも、フェンスで阻まれていてこれ以上近づくことはできません。


少し下流側から眺めてみます。


なお、県道181号からダムへ向かう途中には野生動物の通行を阻むゲートがあるので、手動で開閉すれば行くことができます。うっかりその写真を撮り忘れました。てへ。
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