ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

配慮配慮の本宮砂防堰堤

2020-10-11 07:11:46 | 富山(ダム/堰堤)
今回は富山市小見(おみ)にある常願寺川水系の本宮(ほんぐう)砂防堰堤を目指します。アクセスは県道6号を富山地方鉄道の有峰口(ありみねぐち)駅付近まで来て、「芳見橋」という信号を県道182号へ進みます。そして小見小学校を目標にすると到着できます。

さて、常願寺川に架かる「芳見橋」からはお目当ての本宮砂防堰堤(1937年完成)が見えました。あれですね。



堰堤近くに到着しました。すると、どデカイ看板が…。わかりやすいっちゃ〜わかりやすいけど、デカイ。



その看板から堰堤に向かって行くと、ご立派なトンネルが。見れば「本宮魚道トンネル」と書かれています。上流へ遡りたいお魚さんたちへの優遇措置ですな。





ここの堰堤の高さは22mもあるので、魚道も階段状になっています。それにしてもゴツいな。



では、近くから見た堰堤の「ご尊顔」をどうぞ。



常願寺川下流の景色です。おや? 橋が架かっていますね。あとで行ってみましょう。



その橋へ行く途中に何か建物があります。これは?



常願寺川の雨量と水位流量の観測所だそうです。



建物の裏側には雨量、水位、気温がディジタル表示されています。



先ほど見た橋のところに来ました。この橋の名称は「心のかけ橋」。ぬぁんと素敵なネーミング!



橋の横から見ると複数の副堰堤が備えられているのがわかります。



「心のかけ橋」中央から見た堰堤。



下流側はこんな感じ。



堰堤近くの道路側には本宮砂防堰堤についての詳細な説明看板があります。読みにくい方はコチラにほぼ同じことが記されているので参考にしてくださいね。





その近くには「堰堤とともに撮影してくださいね」と言わんばかりの、見事に配置された石碑。う〜ん、よく考えられています。



石碑の裏を見ると、なんと英語ヴァージョン!



その横には「平成19年度富山県うるおい環境とやま賞」受賞記念に設置されたものが置かれていました。ニクいのは透明なプレートを使っていること。これにより堰堤の様子がプレートとともに楽しめるという演出なのでしょう。ナイス・アイデアです。



最後に、もう一度「ご尊顔」をご覧ください。



見学者にとっては単に癒しの場所であるだけでなく、様々な配慮がなされたスポットだと思います。さすが重要文化財に指定されただけのことはありますね。良きかな。
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