たぶんそれはワシのことです。本人は平静を装っているつもりなんですが、知らないうちに本音が顔に出てしまうようです。つまりポーカー・フェイスになれない。従って勝負に敗れる…。
いやいや、別にポーカーなんてどうでもいいんです。今回書こうと思ったのはイイ歳をして未だに感情がコントロールできない自分に気づいたことなんですよ。正確にいえば「気づかされた」んですけどね。
ほら、どうにも反りの合わない人っているでしょ? こういう人に相対する時って本当に苦痛ですよね。できることなら会わずに済ませたい。でも仕事上会わないわけにいかない。そんな人との付き合いはとても疲れます。
笑って誤摩化せたらどんなにいいかと思います。でもワシはそれができません。いや、できないというより、誤摩化しているつもりでも表情のどこかに「怒り」が出ているようなんです。あ~、なんたること!
実はその「反りの合わない人」が、ある時ワシに何か言いたそうにしていたんです。もともと奥歯に物が挟まった態度や物言いは嫌いなので、言いたいことがあるのならハッキリ言ってもらえませんかと言いました。最初その人は言うのを躊躇していましたが、ワシの催促に根負けして話し始めました。
あるミーティングの際、その人は遅れてきたのですが、自分(その人のこと)が来たことにワシが気づいた瞬間、ワシの表情はたちまち険しくなったそうです。そしてすぐにもその場から立ち去りたい気持ちになったのだとか…。
う~ん、その人の観察力は鋭いなあと思いました。確かにワシはその人と相対するのは非常に苦手なので、できれば関わりたくないと思っていたのです。ところがその人の登場により心の状態が表情に出てしまったのでしょう。
先にも書いたように、この時、自分ではポーカー・フェイスを装っていたつもりでした。しかし実際のところその人に心の状態を見抜かれてしまったわけです。その意味では完全な敗北でした。
だからといってその人と仲良くなれたわけじゃありません。そもそも反りが合わないんですからね。で、その人の話を聞いてワシがどう反応したのかというと、
「そうですか、気分を害されたのならお詫びします。でもそれは誤解だと思いますよ」
と、言葉では大人の対応をしました。でも、その人はこの時ワシの表情から「本音」をきっと見抜いていたと思います。まあ、こちらとしては別にいいんですけどね。幸い、この人とはもう会わずに済んでいるので。
むしろワシにとってショックだったのは、自分の気づかないところで他人に嫌な思いをさせてしまっていたことに気づかなかったことです。これはねえ、反りが合う合わないの問題は別にして今後の対人関係において改善すべき課題になりそうです。いや、もしかするとワシにとって永遠の課題になるかもしれませんが…。
いずれにしても、この人には感謝です。課題を教えてくれたのですから。そういえば処世術やら何やらの本でよく見かける箴言があります。
「嫌いな人間と付き合え」
一見とんでもない言葉に見えますが、実は自分が成長するための近道なのかもしれませんね。なかなか実行に移すことは難しいですけど。
いやいや、別にポーカーなんてどうでもいいんです。今回書こうと思ったのはイイ歳をして未だに感情がコントロールできない自分に気づいたことなんですよ。正確にいえば「気づかされた」んですけどね。
ほら、どうにも反りの合わない人っているでしょ? こういう人に相対する時って本当に苦痛ですよね。できることなら会わずに済ませたい。でも仕事上会わないわけにいかない。そんな人との付き合いはとても疲れます。
笑って誤摩化せたらどんなにいいかと思います。でもワシはそれができません。いや、できないというより、誤摩化しているつもりでも表情のどこかに「怒り」が出ているようなんです。あ~、なんたること!
実はその「反りの合わない人」が、ある時ワシに何か言いたそうにしていたんです。もともと奥歯に物が挟まった態度や物言いは嫌いなので、言いたいことがあるのならハッキリ言ってもらえませんかと言いました。最初その人は言うのを躊躇していましたが、ワシの催促に根負けして話し始めました。
あるミーティングの際、その人は遅れてきたのですが、自分(その人のこと)が来たことにワシが気づいた瞬間、ワシの表情はたちまち険しくなったそうです。そしてすぐにもその場から立ち去りたい気持ちになったのだとか…。
う~ん、その人の観察力は鋭いなあと思いました。確かにワシはその人と相対するのは非常に苦手なので、できれば関わりたくないと思っていたのです。ところがその人の登場により心の状態が表情に出てしまったのでしょう。
先にも書いたように、この時、自分ではポーカー・フェイスを装っていたつもりでした。しかし実際のところその人に心の状態を見抜かれてしまったわけです。その意味では完全な敗北でした。
だからといってその人と仲良くなれたわけじゃありません。そもそも反りが合わないんですからね。で、その人の話を聞いてワシがどう反応したのかというと、
「そうですか、気分を害されたのならお詫びします。でもそれは誤解だと思いますよ」
と、言葉では大人の対応をしました。でも、その人はこの時ワシの表情から「本音」をきっと見抜いていたと思います。まあ、こちらとしては別にいいんですけどね。幸い、この人とはもう会わずに済んでいるので。
むしろワシにとってショックだったのは、自分の気づかないところで他人に嫌な思いをさせてしまっていたことに気づかなかったことです。これはねえ、反りが合う合わないの問題は別にして今後の対人関係において改善すべき課題になりそうです。いや、もしかするとワシにとって永遠の課題になるかもしれませんが…。
いずれにしても、この人には感謝です。課題を教えてくれたのですから。そういえば処世術やら何やらの本でよく見かける箴言があります。
「嫌いな人間と付き合え」
一見とんでもない言葉に見えますが、実は自分が成長するための近道なのかもしれませんね。なかなか実行に移すことは難しいですけど。