ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

ああ、海ほたる

2004-12-25 21:45:07 | 回想する脳みそ
もう5年も前のこと。
クリスマス当日の夕方、以前バイトで知り合いになった年下のS君から電話。
「あのー、今晩ヒマですか?」
「おう、別に何も予定はないぞ」
「そうですか…じゃあ海ほたるに行きませんか?」
「行くのは構わんけど、野郎2人で?」
「いえいえ、ギャルを2人ほど調達して行きますから…じゃ、あとで」
そうして電話は切れた。
S君はどうやら合コンをしたかったらしい。
しかしなあ、いい歳して合コンとは…

2時間ほどすると再び電話が。
「あのー、すぐ近くまで来ましたんで、お願いします」
「おう、わかった」

彼のクルマに近づくと、確かにギャルが2人、後部座席にいた。
ワシは別にその子たちと「いい仲」になろうなんて思ってなかったら、普通に会話する。
聞いてみると2人は20歳前後だという。
おまけに、ちとラリってて普通の話が出来ない。
そんなのを調達してきたS君もまた、元は暴走族で、シンナーも多少たしなんだことのある奴。
さあて、この雰囲気の中にワシはどうやって溶け込めば良いのか…

そんなことを考えていると、海ほたるに到着。
近年は、この時期になるとここも混雑するようだが、当時はガラガラだった。
そりゃそーだわな、通行料金があの頃は4,000円だったからねえ。
走ってるクルマも、ほとんどない。
まさにマイ・ロードなのである。
だから海ほたるに来るクルマも少なかったというわけだ。

そのときはやたらと風が強くて、ノンビリと夜景を楽しむなんて余裕はなかった。
確かに綺麗な夜景ではあったが…
で、ひと通りそこにある売店や店舗を見て回り、メシもそこで食った。
しかし、相変わらずラリったギャルたちとは話が噛み合ない…

結局、盛り上がることなくギャルたちを家まで送ってから帰宅した。
ところで、S君は今どうしてるんだろうな。
実家の清掃会社の跡取りで、もう社長になったようだけど。
いまいち経営者としての貫禄もなく、頼りない奴なんだけどねえ。
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