もう5年も前のこと。
クリスマス当日の夕方、以前バイトで知り合いになった年下のS君から電話。
「あのー、今晩ヒマですか?」
「おう、別に何も予定はないぞ」
「そうですか…じゃあ海ほたるに行きませんか?」
「行くのは構わんけど、野郎2人で?」
「いえいえ、ギャルを2人ほど調達して行きますから…じゃ、あとで」
そうして電話は切れた。
S君はどうやら合コンをしたかったらしい。
しかしなあ、いい歳して合コンとは…
2時間ほどすると再び電話が。
「あのー、すぐ近くまで来ましたんで、お願いします」
「おう、わかった」
彼のクルマに近づくと、確かにギャルが2人、後部座席にいた。
ワシは別にその子たちと「いい仲」になろうなんて思ってなかったら、普通に会話する。
聞いてみると2人は20歳前後だという。
おまけに、ちとラリってて普通の話が出来ない。
そんなのを調達してきたS君もまた、元は暴走族で、シンナーも多少たしなんだことのある奴。
さあて、この雰囲気の中にワシはどうやって溶け込めば良いのか…
そんなことを考えていると、海ほたるに到着。
近年は、この時期になるとここも混雑するようだが、当時はガラガラだった。
そりゃそーだわな、通行料金があの頃は4,000円だったからねえ。
走ってるクルマも、ほとんどない。
まさにマイ・ロードなのである。
だから海ほたるに来るクルマも少なかったというわけだ。
そのときはやたらと風が強くて、ノンビリと夜景を楽しむなんて余裕はなかった。
確かに綺麗な夜景ではあったが…
で、ひと通りそこにある売店や店舗を見て回り、メシもそこで食った。
しかし、相変わらずラリったギャルたちとは話が噛み合ない…
結局、盛り上がることなくギャルたちを家まで送ってから帰宅した。
ところで、S君は今どうしてるんだろうな。
実家の清掃会社の跡取りで、もう社長になったようだけど。
いまいち経営者としての貫禄もなく、頼りない奴なんだけどねえ。
クリスマス当日の夕方、以前バイトで知り合いになった年下のS君から電話。
「あのー、今晩ヒマですか?」
「おう、別に何も予定はないぞ」
「そうですか…じゃあ海ほたるに行きませんか?」
「行くのは構わんけど、野郎2人で?」
「いえいえ、ギャルを2人ほど調達して行きますから…じゃ、あとで」
そうして電話は切れた。
S君はどうやら合コンをしたかったらしい。
しかしなあ、いい歳して合コンとは…
2時間ほどすると再び電話が。
「あのー、すぐ近くまで来ましたんで、お願いします」
「おう、わかった」
彼のクルマに近づくと、確かにギャルが2人、後部座席にいた。
ワシは別にその子たちと「いい仲」になろうなんて思ってなかったら、普通に会話する。
聞いてみると2人は20歳前後だという。
おまけに、ちとラリってて普通の話が出来ない。
そんなのを調達してきたS君もまた、元は暴走族で、シンナーも多少たしなんだことのある奴。
さあて、この雰囲気の中にワシはどうやって溶け込めば良いのか…
そんなことを考えていると、海ほたるに到着。
近年は、この時期になるとここも混雑するようだが、当時はガラガラだった。
そりゃそーだわな、通行料金があの頃は4,000円だったからねえ。
走ってるクルマも、ほとんどない。
まさにマイ・ロードなのである。
だから海ほたるに来るクルマも少なかったというわけだ。
そのときはやたらと風が強くて、ノンビリと夜景を楽しむなんて余裕はなかった。
確かに綺麗な夜景ではあったが…
で、ひと通りそこにある売店や店舗を見て回り、メシもそこで食った。
しかし、相変わらずラリったギャルたちとは話が噛み合ない…
結局、盛り上がることなくギャルたちを家まで送ってから帰宅した。
ところで、S君は今どうしてるんだろうな。
実家の清掃会社の跡取りで、もう社長になったようだけど。
いまいち経営者としての貫禄もなく、頼りない奴なんだけどねえ。