湘南オンラインフレネ日誌

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自学教材ヒント集書庫に《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』前》を載せました

2005-03-24 02:04:47 | フリースクール
--- 今回は以下の教材の解説です。

●自学教材ヒント集書庫《Webからつかむ知識1・『録音の歴史』前》(検索の筋道を記録しておく)


 今回は偶然の産物である。インターネット検索というかウェブ(クモの巣)形情報検索は、従来のディレクトリ(内包)形の探求とは質が異なっている。井戸端会議の話の移り変わりのように部分の「関連付け」で内容が「移行」していく。だからそれなりの独自の学習論が必要になる。そんなことから事例紹介を何回かたてていこうと考えていた。矢先、音楽の技術史を探していて出会ったリンクが「レコードの歴史」だった。その意味で脱線なのだが、読んでいただきたい。

 相互関連を曖昧にしたまま、制作の時間軸にそって音楽を羅列した音楽史ではなく、脱線先が面白かったのは「レコード開発史」であることだ。録音メディアと関連付けることは、技術を生産と消費の交流の棚に載せて歴史をトータルにつかもうという方法が背後にあるわけで、「営みとしての録音技術史」という切り口に納得がいったからだった。

 一方、僕の頭には「ブラックボックスの増大」という時代の化け物の影を常に感じていたから、その楽屋である録音メディアが取上げられていたからでもあった。空気の振動を溝に記録したアナログレコードは針一本を立てるだけで振動に再変換される「原理の身近さ」がある。ところが磁気や光学記録メディアはそのマシンがなければ音に直結することはない。この磁気や光学の変換記録システムはユーザーに機能解説しか提供出来ず、あとは不思議箱の闇の中なのだ。レーザで記録すると言われても、やはり途中は果てしなく跳んでいるわけで、こうした「闇の是認」が探求思考の衰退に結びついているという危惧を、僕は感じているからだった。

 通史を読んでみると、さまざまな検索キーがちりばめられていることがわかる。これを使えばウェブ検索が拡がりそうだ。

 今回は「検索の筋道を記録しておく」というところから始まる。僕は「蟻の巣穴」形の情報整理を提案していく。それは何気なくウェブ検索しているときの原理とでもいうものだろう。意識するのは「貯蔵室」。

 まずは宿題。読んでみて気に入ったところを調べること。
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