湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

1/04 眼球の視界深度と調整速度の弱まり/黒田講演に期待するものを

2013-01-05 06:01:12 | 引きこもり
2013/01/04 記
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事務所を借りて、照明の大切さを知った。家主の作業デスクは使わせてもらえなかったが、我が家の真上からの照明は、新聞やら書籍やらを読もうとすると、反射が邪魔をして読みにくいこと。ところが壁面からの拡散光と、面光源テーブルライトの補助光で読むと、食卓兼用ライティングテーブルであるにも関わらず、無理をせずに字にピントが保持でき、ちょっと感動した。

しかし私はもう一つ、恐ろしいことに気がついてしまった。それは私の目の、カメラでいう「被写界深度」の変化だった。例えば新書版の書籍を水平面において、読書を始めたとしよう。一番下、つまり縦書きなら次の行に移る文字にピントを合わせたとしよう。すると、次の行の一番上(奥)の文字がピンボケなのだ。PCの場合、画面は鉛直に近い「縦」の位置にあるから、気がつかなかったが、困ったことになった。

少し前までは、電車の車内や喫茶などで読書に不自由したことがなかったが、ここ数カ月、どうも縦書きが読みにくくなったが、目の疲労と思っていた。水平面に書籍を置いたとき、一番手前の文字と、一番奥の文字とでは、虹彩までの距離が違っている。つまり、ピントが合う範囲をはずすとピンボケになってしまうから、いわばその範囲の奥行きが狭まってきたのだ。

カメラでは絞りの開き具合や、レンズの種類(望遠や広角のような)が関係している。画面が縦ならば、この距離差は小さい。眼球の焦点追従速度も落ちているのかもしれない。眼球機能が衰えているのだ。網膜色素変性症に伴う副次的な症状?ぞっとした。網膜色素変性症の場合、汚れたガラスの視野といえばいいか、ところどころ雲がかかってしまう。これとは様相が違うのだ。

ここの事務所の照明の真似をすることと、書見台をつくることにした。テーブルライトは、以前煎餅作りのとき商品撮影に使った自作デュヒュザーライトを使う。書見台と併用すれば、目への負担は少なくなる。

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今日の作業は、黒田裕子さんの講演、特に「災害看護」という専門性の引き出しと、障がい者・高齢者等、災害弱者の「避災」をどう実現するかという点を明らかにしていくことだ。「向こう三軒両隣り」流防災は、「町内会レベルの地域火災」「風水害」という古典的な災害に対するもので、震災津波のような大規模災害の規模と被害の多様性には対応しきれない。避難所に入ったときでさえ、ニーズは多様化している。

東日本大震災は集落単位、学区を基礎に丁目単位で管理が行われた結果であって、とても6所帯で支えきれる問題ではなかったし、浸水ライン間際の地域や、全壊・半壊の差が見える境界では、避難所の利用も一律ではなかった。ましてや外出時の被災となれば、「向こう三軒両隣」を超えた対策が必要だ。

今回は「震災津波」の件で岩波新書の「津波災害」(河田惠昭著)を読み上げて、災害のイメージを押さえる作業を一段落させた。厄介な話が加わった。震災・津波とも明らかな大きい誤解があって、ここをクリアしていかないと、災害の過小評価被害が出そうなのだ。正確な情報啓蒙がいる。

もうひとつはっきりさせることは、想定を「外出時の被災」という「場面の中で考える」という方法を通すこと。これが領域横断した被災者が、ごちゃまぜ状態から安全をキープできる話は、黒田さんの講演でも避けて通れない。

例えば駅ビルの中で被災したとき、災害弱者の避難するマニュアルを現場担当者から聞いておくという、来年度の課題も浮かび上がった。この辺は、阪神淡路大震災の経験の方の方が課題が見えるだろう。

求めたいことの正確な伝達のテクニック。個人依頼カードの所持をめぐる課題。慶応大学やメーカーで行っている「ICカード」の問題点を明らかにする。「誰が問題を解決するのか」だ。技術の得失云々の問題ではない。ここは次号に続く。

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母が不便だと不満げだ。冬期講習の後期が始まる。夜だから、借用はあと一日だ。

夜間傾聴>ひとり
     & 真夜中に塾長(迷惑)

(校正2回目済み)

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