湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

7/8 学校巡回の招待状他

2012-07-09 06:34:28 | 引きこもり
2012/07/08 記
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障害者リハビリテーション協会の 国際セミナー「防災のユニバーサルデザインとDAISYの役割」この間の訪問指導日程の日送りが祟り、参加できなかった。この会場で岩手県の某医療関係者と会って、秋の講演会の講師依頼の仲介を頼むつもりだった。気仙地方の病院関係者から、はじめは緊急医療の話をつなげようと、4月ごろから道を探っていたが、5月過ぎからは、まずは気仙地方の地域保健医療の課題と対策を近未来像の形で語ってもらおうと思い始めていた。それは、被災地の状況は現在も生活再建支援が急務であり、そこから滞在支援者以外は、関心を閉じようとしているからだった。湘南における地域保健医療と福祉の方策の吟味は、その意味で順位が下がったのだった。同時にそれは、漫然と支援を分散させるのではなくモデル地域を設定して、支援者も何らかの継続支援の一翼足りうるような企画を立てたいと願った。

そこで問題となるのが、素人の短期滞在者の地域保健医療と福祉における見守り支援の形をコーディネートしていかないと、片方ではプライバシーとバランスを崩した状態の方への支援の微妙さゆえの失敗と拒絶という問題があり、もう一方では専門職と被災者の閉じた治療の世界が出来てしまうからだった。このふたつの壁を超えていく道を提案していく必要があった。また、さらにその外枠に被被災地からのリアルな生活支援をどう構想していくかということが控えていた。

これらの条件を整えた支援を少なくとも7・8月には、賛同者のオンライン意見交換の場と、広田半島周辺の下見の実現を行ないたかった。少なくともこれらの支援はここ数年内に定着させる必要があるからだ。ところが協力者を追っているうちに7月の声を聞き、大学・医療系専門学校は休みに入ってしまう。後手に回っていることはわかる。しかしこれ以上、時間を浪費しては、数年という時間の中の一年が無為に過ぎてしまう。

そういう意味で、学生との接触は諦めて、教職員と医療や関連機関の専門職を盆の休暇の前にとにかく諦めずに追うことにした。空転持久戦になることはわかっているので、訪問の中に隙間を探るような訪問を行なうことになる。

同じ関東からの、気仙地方の見守り支援の滞在支援者たちとの連携は、私が気仙地方に出かけ、支援者のネットに参加しなければ、実際上全く接点は生まれない。ましてや、「個別外出支援」を掲げた場合、実現しているのは先方の団体の関わりであり、私と連携するメリットがなければ、事実上連携は出来ないということになってしまう。つまり湘南における支援団体を作らなければ、何事も動かないという壁がある。逆に言えば、今回の教職員訪問は、待っていても実現できない壁をこじ開け、協力者と出会う作業でもある。様子見に振り回されている状況ではないからだ。数年はすぐに経ってしまう。

当座は糸口が出来た北里大サークルとの対話、引きこもり関連にも熱心な専門学校の過去のつてをたどって、専門学校教職員にとにかく話を聞いてもらうことだ。また私の勤務先に打診を強化していくことだ。後者は被災地訪問は無理という飛田退散の結界を張るお札がちらついている状況だが、非被災地からの支援ならば、まだ対応する可能性を残しているからだ。

以下は、訪問時に使う招待状だ。弱点は8月末の広田町下見訪問の日程がかいていないことだ。しかし、現地数泊、新幹線では私自身の支払い能力がない。といって夜行バス2泊の旅をさせるわけには行かない。情けない調整が実際のところあるのだ。ボラバスというわけにはいかないのだ。

月曜日は近隣の学校まわりをする。実は土曜日の国際セミナー欠席は痛かったのだ。

以下は招待状の文面 -----------------


関係団体 各位        2012/07/01

見守り支援と民間交流をめざす「広田半島通信」
引きこもり青年の社会就労支援する「わーく」編集部


前略 東日本大震災から1年余、仮設生活が始まって、日常生活の様々な問題が浮き上がってきています。環境整備や元気付け支援から、地域保健福祉に関連付た生活支援を育てていく時期に入ってきています。

 就労の基礎となる生活に目を転じた場合にも支援者側から見ると、食事会や喫茶・共同作業のサポートの支援をしつつも、介護を支える熟年層主婦のがんばり慰安の背後で、仮設の周辺で、術無くまわりを眺めている遠出困難な高齢者の方や、夕方そっと部屋を出てくる心の傷が癒えない方・孤立した年配男性・障がい者の方がいらして、これらの方々への関わりが手薄に見えて、仮設を訪問するたびに、この方たちへの支援を育てなくてはという思いが強くなりました。

 岩手県の陸前高田市・大船渡市は、甚大な津波災害を受けたところです。その中でも、広田半島周辺は、路線バスが一日一本という極端な地域です。ここで6月、滞在ボランティアに1台の車を提供することにより、外出困難者に対する通院や買い物補助など、介護される側の方々の個別外出支援を徐々に始めています。広田町隣接地域の小友町・米崎町・末崎町には独居の方もおり、外出支援と併行して、様々な生活支援を立ち上げていく必要があります。地元の保健師さん、地域相談員さんたちと連絡を取りつつ、この地に「短期訪問者にも可能な支援の形」を意識した「外部支援セクターを組み込んだセイフティネット活動」を探りたいと考えています。

最近、大手介護サービスのワタミが動き出しています。ビジネスとして介護度認定者を対象にしたサービス業です。ボランティアは、その活動経験を各地に持ち帰ることが目的のひとつとなっていることが、一般営業と違っているところです。しかし、地域保健福祉の専門職の眼と、介護福祉の共感する心を持つ方と連携しなければ、実効性のある活動は育ちません。

まもなく夏季休暇が始まります。来年度の貴団体の研修または有志参加を企画化するために、広田半島の地域サポートの下見を検討してみませんか。この活動には、専門職の卵の方々の支援が必要です。是非、ご検討下さいますよう、お願いいたします。

連絡先(略)

以上

------ ここまで ------

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夜間傾聴:なし

(校正1回目済み)

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