湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

7/28 追い込まれる心性ということ/陸前高田市障がい者福祉計画関係者を

2013-07-29 06:03:33 | 地震津波災害ボランティア

2013/07/28 記
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以前私が担当した西湘地域の青年から、電話が入った。就労担当の++氏と食事をしたが、先方が(わりかんで)高い定食をいっしょに食べようと強要した。これはおかしいことでしょうという前回の訴えの延長だった。私に判断を求め、団体の謝罪を求めるのだという。前回も話したとおり、その就労担当と面識もないし、私はその団体に属してもいない。一般論で強要はまずいが、その場面はどのような文脈のなかの出来事か判断できないし、同意を求められても、そこに関与するつもりもないというと、がちゃりと電話が切れた。

身近な利害が公的な倫理上の正義の問題に一気に飛躍する傾向は、以前と全く変わっていなかった。距離をおいてものをみることが苦手というのは、アスペの青年にはよくあることだが、私は忘れてはならないことは、社会的に追い詰められている者も孤立無援の戦いの途上、その過ちに踏み込んでしまうことだ。その孤独を切り捨てるつもりはない。

東京南部の青年と関わっていたころ、彼は職場に申請していない原付をバイト先の工場の駐車場に停めて注意を受けた。彼はある日事情があって、遅刻をさけるため原付で出社した。普段あいている駐車場に彼は原付を停めた。ふだんから、その場所は未登録自転車や原付が停められていた。その日も他に原付が置いてあったという。

彼は、遅刻してはいけないから原付を使った、他にも原付がとめてあったということを論拠にして警備員をののしった。その話が総務に連絡され、彼は無断駐車と警備員への暴言を注意され、契約更新はしないと言い渡された。

「契約更新はしない」というのは行き過ぎと私は感じたので、総務の担当者に面会を求めた。結果はその怒りをラインの作業中、彼は製品をたたきつけていることがわかった。私の身分を問われたので、彼は私が担当した就労支援で入社した青年であることを語り、いかがわしい顔をされたが、それでも経過を教えてくれた。その作業中の癇癪は、入社2ヶ月目なのに、もう数回工具や製品を投げているという。作業がわからないわけではないので、ジョブコーチをつける必要はないとハローワークは判断していた。

彼はそのことを私に言わなかった。遅刻回避と警備員の対応断罪にこだわり続け、警備員を自宅までつけて、小石で警備員宅の窓ガラスを割って、交番沙汰になった。警察は彼の父親に経過を伝え、厳重注意で済んだ。彼は首になっていた。しばらくして彼はまた警察につかまった。工場長へのストーカー行為を咎められたのだった。

私の担当する若者は、挫折して引きこもっている若者の他に、生き方が下手な若者がいる。その両者にも自閉症スペクトラムやボーダーの青年たちが重なっている。共通項は徹底した人間不信だ。

ため息をついている。明日は横浜に立ち寄る。


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陸前高田市は、市内在住の詳細な障がい者の実態調査を行った。3月にそれをまとめて資料を公開している。懇話会の講師は、この調査を踏まえて語りうる方をあてる。被災時・避難生活時、身体障がいの方を中心に現場経験を語りうる方を打診している。2日に高検が終わるので、運転手氏を説得して8月上旬に陸前高田にいく。バスの空きがあるといいのだが。

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今日は演習なので、月中出勤するということで、応援を欠席した。さっそく事務長からオンライン指導候補が送られてきた。家にいるなら、オンライン指導をせよということだ、まったく…。なにやら、一日騒々しかった。やむなし。

夜間傾聴>三人(学習指導)
     %%君(就労支援者断罪)
     ひとり

(校正2回目済み)

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