2020/07/03 記
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母を趣味の会の主催者宅に預けて、DIYショップで段ボール箱と結束バンド・９０リットルごみ袋を買い込み、雨なのでタクシーで帰宅。書籍分類をしていると、弟夫婦がやってきた。改心してごみ屋敷撤去かと冷やかされるが、言霊の怨霊の亡者成仏せずとはかない抵抗、なんじゃそりゃといなされて、自爆。
母を迎えに行くと伝え、彼の車に乗せてもらい、母を連れ帰った。喘息発作の余韻あり。コロナ重症化候補といじられて、抗ヒスタミン剤追加服用。原因はハウスダスト。
黙々と書籍分類をしている私の傍らに弟がきてBook Off運ぶぞ、するなら車。だすぞという。じわり目頭が熱くなるが、せめて神保町と言ってほしかった。いつもは「うたたね文庫」を使っている。
飛び込みのお邪魔虫、駆除に至らず。離れてメールチェック。千葉の防小児科医から、コロナ禍ゆえゆとりなしと、懇話会ゲスト断りの連絡あり。うーむ、空が晴れない。
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母に付き合って「にっぽんの芸能」を見る。松本幸四郎が，舞踏家合同の新作がコロナ禍から開演を来年に延期され、代替えのzoomマルチ舞踏を試みていた。
共通の曲を提示して、日本の47流の舞踏家が各自の自宅で踊り、録画を編集してマルチ画面をしあげるという、いわば未来のオンライン舞踏作品なる番組を制作過程ごと紹介していた。見ていて、やはり幻滅させられた。ここには対話の構造的な過ちが潜んでいる。オンライン会議全般に通じる対話の闇が見えた。
松本幸四郎さんの先々代が終戦直後、歌舞伎の地方公演をしたとき、ぎっしり家族連れの観客が演技に魅せられているニュース画像が織り込まれていました。表現者のパッションが観客との間で「共鳴り」を起こしていました。特に歌舞伎は劇の筋書きは、演者と観客の常識として共有されており、そこをどう演技するかが舞台の妙となる通常の演劇とは異質な背景的位置にあります。だから今回のマルチ画面舞踏はその構造が壊されています。
共通の曲と振り付けによって、各自が別空間で踊るとき、演者の演技は観客に向いているでしょうか、演者のパッションは画像再構成の編集の割込みにどのように散っていくのでしょうか。また演者同士が共通時間に探りあう「共鳴り」が保証されているでしょうか。マルチ画像の部品と化した画像が操作されて番組に仕立てあげられている点で、操り主は画像編集者であって、演者はその全体の今を共有していない薄っぺらさを感じます。画像加工の技術に流されている点で、２作、３作目を作れば、類似と編集者独走の病根が浮かんできます。
これは学校授業も、オーケストラもマルチ画面・会議の限界となります。便利さと技術表現の可能性に酔ってはいけないと思った次第。
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書籍用貸倉庫を借りることになり、書籍を分けている。その過程で二重買い・廃棄の書が出てきたので、必要な方に無料譲渡（郵送費着払い有）することにした。書籍が出てきたとき、その都度リストを書きます。希望される方は以下の情報をメールでご連絡ください。なお発送は先着順とし、４・５日して音沙汰がないときはあきらめてください。個人情報は抹消しますので、ご理解ください。
＜記入必要事項＞
希望図書名・お名前・送り先（住所）・電話番号・メールアドレス
●「心のプログラム」田中敏著(ISBN:4772914749)
●「障害者就労支援センター ガイドブック」都社協（平18)
(ISBN:4903290123)
●「マイナンバー法を問う」清水・桐山著(ISBN:9784002708478)
●「被災者支援の くらしづくり・まちづくり」岩船昌起編著
(ISBN:9784772271424)
●「震災復興学」神戸大学震災復興支援プラットフォーム編
(ISBN:9784623074211)
●「Compassionate Capitalism」Mark Benioff (ISBN:1564147142)
以上
夜間傾聴：ひとり・塾長の奥さん（久しぶり）
（校正１回目済み）
