2015/06/11 記
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懇話会の秋口のゲストを決めるために、神戸に行く準備をしていた。今回のテーマは「被災高齢者の長期医療福祉ケアを支える地域ネットを考える」だ。この背後には「単身高齢者と孤立」・「在宅医療と介護」・「専門職と補佐ボランティア」というような課題が隠れている。
湘南は「準都市型」というか「都市近郊型」の社会構造があるので、東日本大震災の中心地域の地縁血縁の影響が強い農漁村型からの経験検討だけでは、地域コミュニティの支え方を見誤る。阪神淡路大震災のような「都市型・準都市型」の経験をたどることも必要になる。地縁血縁を前提にした活動というより、ニーズに基づいた多面複合型支援(新たなコミュニティを"創る"という方向性を持つ。)を探り、それを支える多業種ネットを見通していくことと、現在の被災地の被災弱者支援の手がかりをつかみ出して行くことを目指したい。
そのために、阪神淡路大震災の医療福祉ケアの現場経験者を招待したい。
今日巡回したのは、知り合いの医療関係者1名・大学附属病院勤務の知人1名・神戸新聞東京支社・NHKアーカイブ関係・医療生活支援関連団体2団体をまわり、心当たりの人物を後日連絡してもらうことになった。また2団体については、私が神戸にいくときに、受付窓口になってくれる方を紹介してくださった。これによって、神戸にあてどなく歩くことはなくなった。そのかわり、先方とのアポを確認する必要が生まれ、神戸行の日程は6月下旬にずれこんだ。
ともあれ、先方には9月末~10月に懇話会を予定していると伝えてある。高齢のゲストも考えておかなくてはならない。阪神淡路大震災20年となると、当時のことをリアルに語りうる方は少なくなる。この辺が難しい。
ただ神戸新聞は、本社が発災時に全壊しているので、地元取材からのゲスト仲介依頼は厳しいものがあった。知り合い関係は、ひとりは若すぎて、阪神淡路大震災自身をつかんでいなかった。
ぎりぎり19時に帰宅。とにかく地下鉄で乗り継ぎ、順路を決めて巡回した。ただ応答が返ってくるのは、週明けになるだろう。
明日は朝10時から「スペアちがさき総会」。遅刻だな、これは。
夜間傾聴>**子
(校正2回目済み)