2015/06/07 記
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土曜夜、**子から様子がおかしい電話が23時過ぎに入った。また家を飛び出して、住職のところに行っているという。作業所の方の理解ある担当者が人事異動で、いよいよ、彼女の周辺は新人職員ばかりとなり、親の対立と改築にからみ、彼女の居場所がなくなった悩みを語る相手がいなくなり、発作が起きているという。かかりつけの医師から、強い筋弛緩剤が処方されたようで、物理的な意味でも休息を取る場が必要。施設が休みなので、施設とご両親と住職宛のメールとFAXを出した。作業所から応答があり、先方の看護師に事情を説明。当人から私に、親が薬のことを飲むなと言い出したということで、看護師にバトンを渡した。住職は宿坊を使ってもいいと友人でもある父親に連絡を取って、一段落した。
この日、JR相模原の塾長からも電話があり、ネパール支援体験のある国際災害看護師の「つて」はないかと問い合わせが入り、手を拡げられないと応答。秋田の赤十字を打診してみてはと伝え、執拗に協力要請する塾長に少々過熱していた。
翌日、**子から0時前に電話があり、異様に明るい口調に違和感を感じつつ対応した。住職は板ばさみにあったようだが、**子を休ませる場として受け入れているとメールが入って、看護師からは、数日なら休んでいいとした連絡が当人に来ていた。月曜日に**子の主治医と連絡を取るという。
馬鹿話を1時間近く話しながら、詳細はかけないが好転していた。言葉の隙間を読むのが専門職だが、バトンを渡せるようにメモをまとめている。
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阪神へ出かける前に、3ヶ所、東京で下準備が必要とわかった。水曜日に巡回してくる。被災高齢者のことでは、危ういものを感じている。下記をご覧あれ。
●「被災者、「心の問題」多く/岩手医大調査」
●「岩手)岩手、自殺率ワースト 19年連続1位秋田抜く」
高齢者をどういう条件下でつかむかという差異が違う結果を呼び込んでしまう。注意したい。
大切な観点は、湯浅誠氏がNHK未来塾で語ったように「線」のこと。私達はコミュニティに属していく経験はあるが、コミュニティを作る経験がない。長くコミュニティに属してきた方が、コミュニティのない場所で何を感じているか、被災高齢者を語るとき、「沈黙する高齢者」を忘れてはならないのだ。
見通しが出てきたので、今週は中村雅彦氏の価値を関係団体に説得してまわりたい。逆効果かもしれないが。ぽっかり月曜日に穴。障がい者の美術展に行ってくる。
東京3ヶ所が通り次第、阪神に出かける。
夜間傾聴>**子
こちらから住職へ
(校正1回目済み)