湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/20 金曜災害・ミニカフェレポート/3.11から3年後、学会は過去の話になっていた

2014-06-21 05:53:07 | 地震津波災害ボランティア

2014/06/20 記
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「金曜ミニカフェ」(第5回)を行った。誰も来ない。
レポートは、下記の通り。


----- ここから -----

☆☆金曜・災害ミニ・カフェ☆☆
=3.11災害と防災の映像を観よう=
6/20(金)19時サポセン
19:00~20:30 上映50分
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<第5回>
★「NHK 被災地の福祉はいま(1)~(4)」
  (4)「医師たちの挑戦」陸前高田市
   ~陸前高田・希望への歩み~
  (2014/03/20 ETV 30分)

★「NHK・未来塾『地域医療のチカラ』」
  石巻市 (2014/02/15 ETV 20分)


●3.11で被災した3県は太平洋沿岸部であり漁業を中心とした第一次産業(農林水産業)自営業の多い地域であり、過疎高齢化の傾向が問題化しているところが被災した。湘南のように都市のベッドタウンとして、賃労働に携わる方が多いところとは様相が異なる。湘南の場合は人口密度も高く、一時避難を含む被災避難時の人口流動性も高い。だから被災し「家族と隣人の発症と喪失」という事態に直面したとき、命を支える地域医療の課題が、東北の試みがそのまま使えるとは限らない。しかし仮設に高齢者と傷病者が取り残される事態や、長期化する避難生活に疲れが限界に達することによって、様々な家族と生活の危機が押し寄せてくることは両者とも変わらない。差が出てくるのは、対策。そんな問題意識をもって今回の番組をみていた。

●岩手県立高田病院は,病院そのものが被災しながらも、急性期の医療を仮設診療所ベースの訪問治療で乗り越えてきた。院長の世代交代を期に、元院長の石木幹人氏を中心に、高田病院を若手医師とその卵の特殊な体験を得る研修の場として人材補完をしながら、医療関係者の地域包括ケアのチーム医療へと流れを作ろうとしている。高齢者は自宅に戻るといきいきする、だから高齢化には「訪問診療」をという形で対応する流れが始まっている。

⚫︎一方、石巻市立病院の長純一医師は、4500名を抱える開成仮設の診療所をベースに、医師不足・医療関係者不足を総合診療を行う家庭医と拠点病院の分業を背景にしながら、医師の交代制の研修制度をつくり、石巻には被災前にはなかった「訪問診療」の高齢者医療関係者のチーム診療を始めている。

●これらは、被災地の過疎・高齢化に対応する地域医療という特徴を持っている。これは国が進めている「病院から在宅へ」という治療の流れ作りに重なっている。いずれも地域医療の現状から生まれてきたものだが、これを地域医療の包括支援としての在宅医療の先進例として着目すべきなのだが、一方でここには家族の事情や、訪問介護を中心とした決定的な就業人材不足に追い込む側面もあって、ましてや治療回復の難しい認知症の方を考えると、医師と医療関係者の都合にみえることも事実だ。しかし医療関係者の地域連携ケアは、必要であることは事実だ。2025年問題という高齢化人口の爆発を控え、地域医療は専門職の閉じた課題ではなく、当事者家族とNPO支援者に開かれた課題と考えるべきだろう。上記の2例は、「治療の必要性」から説かれているいわば医療関係者の都合だ。在宅高齢者を抱える家族高齢者の労力と時間を奪うものという視点がすりぬけられている。家族の保護という課題が抜け落ちることをみても、専門職に閉じた政策は歪んでしまう。だから、最低限、家族介護者・単身者保護のNPO巡回員には開かれた試みであるべきだ。それには、家族介護者・NPO支援巡回員の仕事を明確にすることと、チーム医療の個別カンファレンスには、その都度の関係者の部分参加を意識していくべきだろう。

●地域包括支援は高齢化社会の進行という意味で必要なことではあるが、在宅治療は家族を追い込む面があるがゆえに、「家族の支援」を含むべきだし、介護の放棄という対極の危険を孕みつつも「グループホーム」等の生活支援と連携する議論の入り口と考えたい。                                         (飛田)
----- ここまで -----

懇話会講師選択の件で、東京を回った。神楽坂と曙橋、日本橋、全滅だった。3年目、相手はすでに3.11震災を過去のこととして冷えている。2者に絞り込んだうちの1箇所は、私を病院事務職員と勘違いしていた。NPOからの依頼は例が無いからという形でシャットアウト。残りはひとつになった。

環境保護と糖尿病の禁忌、うな丼が食いたくなった。

夜間傾聴>中止

(校正2回目済み)

コメント
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