湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/1 「わーく No.043」仕上がった(最終ページ転載)明日より配布開始

2014-06-02 05:46:59 | 地震津波災害ボランティア

2014/06/01 記
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土曜日、市役所の「住民と専門職の協力からなる地区を見守るネットワーク」の会合、申し込んでおきながら、参加できなかった。午前中の会、就寝8時で起きられなかったのが真実。教材屋の仕事、5月最終稿だった。スランプかなと思いつつ。

「『わーく』OnlinePicUp No.043」が仕上がった。個人支援者への郵送から始めている。最後のページは下記に。月曜日から配布を始める。

今日は困ったことがあった。藤沢で「茶封筒」を買い忘れて、辻堂に戻ってきて悲劇となったのだ。駅北口に出てセブンイレブンで買おうとしたがなかった。B4版が入る大きな「茶封筒」だ。黄色某店の開架を見渡したがなかったので、高校生アルバイトさんに「茶封筒」を尋ねた。ところが「茶封筒」がわからないので、そのアルバイトさん、隣のアルバイトさんにきいた。

「『茶封筒』ですか、お茶、入れる封筒はありません」

びっくりした。主任のおばちゃんに聞いて、店にないことがわかった。やむなく駅南口の商店街を探したが、文房具店にもなかった。結局辻堂駅前には「大きな茶封筒」は無いことがわかった。宅配便で絵本を贈る試みは、こうしておわったのだった。しかし、びっくりした。


---- ここから -----

☆☆☆3.11 災害避難所支援に入った美容師さんのカット・サービスの経験から…/地元業再建を助ける 美容券(間接)支援方式☆☆☆
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☆3.11東日本大震災が起き、避難所生活がはじまったころ、各地の美容師同業者組合からの、道具(ハサミ・クシ等)の被災美容店への提供や、避難所へのカット・サービスが始まった。整髪は清潔を保つという意味だけではなく、避難生活の中の気分転換という精神衛生上の利点がある。専門性を生かした優れた支援であるのだが、この支援は長期化できなかった。その理由のひとつに、地元同業者からのクレームという矛盾した問題があった。「仕事が減り、地元業者の再建の妨げになる」というものだった。

☆このことは、買出し・通院支援と地元タクシー業の場面でも、苦情の形で現れていた。これらは、いずれも市場が固定的で狭い業種という特徴があるのだが、大船渡・陸前高田では若い自営美容師さんたちが共同の仮設店舗をひらき、仕事再建の道を探っていた。中間支援者として、ここに非被災地の支援者と結ぶ支援システムの可能性を提案した。結果は誰が頻繁に被災地と地元を往復しシステムを立ち上げるかという問題があった。その大きなネックとなったのが、店舗資金を提供していた本部が盛岡にあるという条件だった。目の悪い私は車の運転が出来ない。盛岡と気仙地方と湘南を公共交通機関で巡回することになると、宿泊費もかさみ、負担が大きすぎた。

☆地元茅ヶ崎の美容師同業者組合の方々に、現地業者さんと対立せずに支援が可能な方法があると話を持ちかけた。それは「美容券」方式というものだった。これは被災地の同業者組合や、今回の若手美容師の会と「組み」、「カット券」を発行し、避難所の被災者に配る。この券を使って、地元美容師さんからカットサービスを受ける。

☆このカット券は、非被災地の美容院でそれぞれの特典(例えばカットのみ半額券というような)をつけて、「避難者へのカットサービスを届ける券」という形で各自で店舗販売を行い、売り上げを被災地美容師さんたちに贈り、現地では券の枚数にしたがって売り上げ配分するというものだった。

☆盛岡の本部からは、「カット券」の内定は受けていたが、すでに湘南では組合としての被災者支援支援を終了していた。こうしてこの話は流産したのだが、私の関わった二十年間の災害支援の避難現場では、同様の衝突が繰り返されてきた。いわゆる「間接支援方式」はなぜか登場してこなかった。今後の災害支援の現場で支援方法として考えていい方法だと考えている。

☆システムの準備が必要という欠陥があるが、当人が被災地に出向き支援するという原点を一歩進め、現地に出向けないが支援の意思がある方に参加の道を提供するという支援拡張の道であることを記しておく。 (飛田)

----- ここまで -----

夜間傾聴>なし

p.s.「発達障害支援」から見た被災地の現状と今後の課題および提案」JDD 2011.5 の読み直し中。

(校正1回目済み)

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