湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

6/12 明日は朝10時から「スペアちがさきの総会」です/懇話会の構成の限界を超える

2014-06-13 04:34:43 | 地震津波災害ボランティア

2014/06/12 記
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高齢者関連の医療・介護関係の講師特に「被災時、地域ケア関連」の被災経験を還元してくださる方というのが、7月懇話会の講師選びの基準になっている。

3年目の東日本被災者の生活面の緊急課題があり、その支援の形を見出して行くことが必要だが、そのニーズの前面に立っているものが、生活再建の行き詰まり、避難生活のストレスと孤立、認知症を中心とした「老い」に対するケアの家族負担の増大というような課題だ。この意味で高齢者関連のテーマになればなるほど、障がい者関連支援者の関心は離れて行く。その一方で高齢者関連の支援者との交流が少ないという矛盾がある。

一方、被災を経て障がい者の地域サポートの困窮という課題、仮設住宅生活と地域コミュニティとの齟齬というについては、障がいの種別によって、困難の現状は異なるが、障がい種別の関連団体と既存施設のふんばりに、現状の地域サポートは、それぞれが委ねられている。東北は「世間に迷惑をかけない」という遮蔽傾向が強く、なおさらに実態が見えにくい。ここで高齢者の課題と重なる「医療・生活支援」という話となると、医療支援が必要な身体障がいと、施設支援と結びつきが弱い成人軽度障がいの方以外は、「医療関係者」講師のニーズが低い。認知症と心のサポートを媒介に、精神・知的・発達等の障がい分野とのつながりを提起しても、実態としてサポートが別であるという状況がある。

要援護者支援のシリーズ化した取り組みが、被災という点において、災害弱者サポートの相互協力を見通すという地域支援ネット形成を見通した戦略的発想が育っていない。この状況下でいかなる講師を招待するか、それは例え空転すれども、現在の社会的ニーズの核心に迫る課題のとり方、被災経験がなす実践のヒントを実効的に果実として持ち帰ることのできる設定をたてるべきだ。前回のような総スカンのリスクは、負わねば始まらない。例えそれが周囲の警戒を生んでも、必要なものは必要。それは被らねばならないだろう。最低限10数万人を越す避難生活を強いられている被災者に、目をつぶらないために、蟻の穴のような可能性でも、あらゆるアプローチは行うべきだ。

今、躊躇している壁は、企画が空転したときの講師に失礼をしてしまうということだ。賛同してくださる講師のハードルが高い。ある被災自治体の職員の方も候補にあがっていた。しかしそれも、まさか無人の会にお願いすることはできないだろう。災害という課題が、将来に備えるという視角に固定されている事態、東日本大震災は地元に任せる段階だという幕引き意識が蔓延する状況だからこそ、今が見えるケア関係者の方の懇談を育てなければならない。懇話会の活動は、社会的課題の即解決実践を行うものではない。各自の課題のつかみ返しを行いうるプラットホームであり、意思決定活動ではない。それぞれがそれぞれの実践を行っている、そういう現状にフィットした活動だという自負がある。

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明日13日は朝10時から「スペアちがさき総会」がある。あと数時間の睡眠時間確保のため、ここで中断。

夜間傾聴>ひとり
     **子の和尚さん(定例連絡っぽく)

(校正1回目済み)

コメント
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