湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

砂浜にふんばる/自転車リサイクルと就労支援をどう結びつけるか

2008-11-03 06:50:40 | 引きこもり
父が以前転倒時に打った顎が痛いと言い出し、ひとりヘルパーさんの緊急応援をお願いして、某病院の外来にいってきました。入れ歯が合わなくなっていると指摘され、母の入院前に父の通院を済ませておく必要が出てきました。在宅看護枠でできないかなというところ。また、待ったなしの割り込み。介護は際限なく日常を食いつぶしていきます。こういう立場になると、むしろ連休が邪魔者になる。介護経験者にしか通じない、困った話です。

10月末に関西に研究会参加のために、金欠ゆえの高速バス内2泊の2泊3日の予定が有りましたが、これも父の転倒騒ぎの影響で、当日キャンセル、そこに便乗した予定はすべて直前欠席。こうしてポカ欠のための信用が失われていくのは、やはり虚しいものがあるのは事実です。一昨日の、まるでアクション映画のような脱出があった引きこもり青年の、精神科受診強制騒動の場面も、数年前の私なら何らかの関与をしていたと思います。今では、自分が確実に出来る活動の世界を意識し、ともかくそこを実現していかなくてはと考えるようになりました。介護という長期戦下の態勢、命の綱引きの波打ち際に立っている気持ちです。

大きな構想に連なる変容の種を蒔くこと。種の選択条件は、その発展の中で様々な人が関係していく可能性を期待できること。その活動の現在も現実的な要求に基づく解決策をひとつひとつ持ち合わせていること。このいずれもが、活動の内部に湧き上がっていることが優れた活動です。このアクチュアリティを手繰り寄せること。

こう考えていくと、今の私には湘南という場では、引きこもり青年に対しては、当事者のチームを持っていないという限界があります。「わーく」の立ち上げひとつをとっても、ひとり賛同すれば、他の一人が去るという形でまとまりません。引きこもりという重荷を抱えて、お互い知らない者が顔をあわせるのが憂鬱という感じ。これで企画不成立の無為な日が過ぎていきました。彼らが活動を求めていないわけではなく、口火を誰かが切ってくれれば様子を見て…と考えているように思います。この意味で、活動開始を働きかける出発点の人たちを、ニートの極限に当たる路上生活者の方々との活動から、社会的弱者一般にも拡張できる質を作り出していくことにしました。

それが「雨天窮乏対策の放置傘販売」「放置自転車リサイクル販売と自転車関連仕事作り」この2点です。後者では茅ヶ崎若松町のたい焼き屋さんスタートに伴う、共同買い物代行&高齢者向け何でも屋ショップの開店提案です。つまり3つの企画可能性の実証を進める仕事(市場調査)、企画提案、資金繰り」この辺が必要です。

自転車リサイクル販売の件については、すでに行政も含めて実践の蓄積があり、これを踏まえなくてはと思います。今回は具体的な問題点を浮き上がらせたサイトを2つ紹介しておきます。このやり方ではダメ。

●「放置自転車リサイクル事業好調」
●「地域ニュース:豊島区が「放置自転車等対策推進税条例」を制定」

とりあえず、以上。

P.S. 7:15 けたたましく電話が鳴る。「うちは、水道屋じゃないっ!」という抗議の電話に、父の声が割り込んで「トイレが雑巾かなにかでつまったから、直しにこい…」と言っている。先方に着信ナンバーディスプレーでも付いているのだろう。間違い電話を父がかけていた。焦って、父は認知症なのだと謝り電話を切る。

親子電話の子機を取り上げて、布団に戻った。と、また電話。今度は非常用ボタンを押したのだろう警備会社から、緊急出動確認の電話。スイッチのON/OFFを目を寄せて繰り返している父から、ボタンを取り上げたら、立ち上がって怒り出した。母が騒動をききつけ、格闘寸前にもつれている私たちを見つけて怒鳴る。父が大人しくなり、ベッドに座った。

7:50 父をベッドに戻して仮眠。8:50 突然ホーム職員のおふたりが玄関を入ってくる。そう、今日はデイサービスの日だった。慌てて着替えて出て行くと、階段あと数段のところまで父がひとりでおりてきてしまった。手を貸すが払いのけられ、すごい形相。茶の間に向かおうとし、周囲に制止され、父はその場に崩れてしまった。

4人係りで父を起こして、車椅子に座らせ出発。全く肝を冷やした。

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夜間傾聴:なし

(校正2回目済み)
コメント
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