湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

煎餅作りは授産施設には無理な商品なのだろうか?そこで…

2005-02-11 22:46:51 | 引きこもり
 鎌倉小町通りの煎餅を焼く軽快な手さばきをみながら、煎餅は難しいのかなあと思いつつ製造工程を調べてみることにした。

 案の定、火炉(ほいろ)という余熱の工程が数年の熟練を要することがわかった。ことはそう簡単には進まないものだ。上新粉を蒸して餅に突き上げて寝かすという準備段階があり、焼きのひとつ前の工程が火炉(ほいろ)にあたる。煎餅の板状に延ばした餅を遠火で時間をかけて水分を飛ばしてく。ここが、煎餅の味や硬さを左右する大事な工程なのだという。

 まずは、下記のHPをみていただきたい。


●パリッと焼けたら最高!「せんべい」
http://www.ajiwai.com/otoko/make/senbei.htm

●草加せんべい志免屋HP 製造工程
http://www.shimeya.com/make.html


----- 煎餅つくりには、誰かプロの援助がいるのだろうか。


 そこで火炉(ほいろ)以外の前段の工程もチェックしてみた。

 まず上新粉を「こねる」工程から。
 「熱湯」でこね、「やけどしないくらいに温度が下がったら」手でこねる。

 熱湯を使うのだ。そして「温度がさがるのを判断する」ここも注意が必要。この工程はダウン症や自閉症の子に任せられる工程なのだろうか。


 次に気になったのが「つく」工程。
 かなりの力作業になりそうだ。手早くすりこぎが使えるようになるには、相当失敗を覚悟しなければならないだろう。


 天日乾燥一日。
 場所が必要。


 開放系での火炉(ほいろ)
 数枚の煎餅を作るのなら話は楽だが、枚数が増えてくると、均一に加熱する方法や作業場スペースが問題になる。


 要は準備段階の餅の熟成にあるので、即焼けるというものではないことがわかる。それはデモンストレーションのオヤジさんの軽快な手さばきを見ていれば職人仕事なのだということは百もわかる。

 さて、この作業は不可能なのだろうか。これは当たって砕けたほうがいい。作業場見学をして、工程分割や工夫が出来ないか覘いてみようと思う。


 煎餅の魅力は、万人に好まれ商品の保存性がよく付加価値をつけやすいことだ。ただ予想外の特許もあるようだが、これは先の話。

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湘南子どもフォーラムと「地域の社会参画拠点」案スケッチ・販売商品のこと

2005-02-11 05:29:55 | 引きこもり
「地域の社会参画拠点作り」は従来の、当事者の利用施設と様相が異なる。なしうる仕事の協同作業によって、社会と取り結ぶ場だからだ。

引きこもり・ニートの人たちと、心身障がいを持つ人たちとの出会いという、一見荒唐無稽な組み合わせが新たな価値を産出するためには、双方のニーズがしっかりかみ合っている必要がある。

心身障がいと言っても様々な状態が想定されるために、企画は様々な関わりが可能で、アメーバの如く変容し繁殖していく生命力を持ちたい。つまり、この提案が何らかのひとつの類型となることだ。

常識的には、こうした提案は、特定の団体の強い支持があり、メリットがわかりやすく魅力的であること、その上に乗ってさえ不安定なものだし、採算などという概念はそぐわないといえるほどに、社会の支持は薄い。行政や企業の補助金を除いては、全く考えられないほどのものがある。

事業化という危うい橋を渡る内実があるか、そこが問われている。

「地域の社会参画拠点」という性格上、飛田案は形態的には次のようになっている。

1)工房・調理場等生産の場
2)軽食喫茶・売店
3)出前・通信販売
4)ギャラリー・イベント会場
5)施設統括運営・企画運営

この4)の運営が個性化の鍵となるだろう。箱物運営を拒否し、企画を自らが提案し、関係団体と企画について協力していく。ここは地元団体の紹介を兼ねるような地元密着型のイベントをたてる。CMはオンラインや広報が主になるが、工夫のしどころ。

例)2月10日、A君の養護学校の一日(写真集)
  陶芸即売展(名前付)
  ホットケーキを焼こう
  etc.

さて1)工房・調理場等生産の場 だが、藤沢市民活動推進センターからは、パン工房はどうかという提案を受けている。藤沢にパン工房をやっている団体があるのだろう。

しかし、クッキー・パンは定番と言っていいほどのもので作業がかなりラフなこともあって、あちこちで採用されている。しかし、福祉のレッテルを剥がしたときに、市場に太刀打ちできる味のものに出会ったことがない。

市場価値が付加できるものはないかと考えた。その結果、直火の危険と焼き加減の微妙さを含むが「煎餅」作りはどうかと考えている。煎餅喫茶である。

おにぎり案もあった。しかし施設まで買い物に来てくれる人数を考えると、鮮度と日持ちが問題になってしまうのだ。

「おかき」をご存知だろうか。餅のかけらを油で揚げて、塩を振ったものだ。これは油を使う・直火を使うというリスクを超えたとしても、変化に乏しい。煎餅なら様々なバリエーションが考えうる。

果たしてこれが可能か。15日の月例会では、自分たちで煎餅を焼いてみようと提案する予定だ。また煎餅屋さんの助言を聞きたいので、あたり始めるつもりだ。

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