湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

日記メモ

2005-01-12 05:40:17 | フリースクール
 池上線巡回(前の記事参照)は不発に終わった。中延の子の相談が時間がかかったせいだが、南久が原の「昭和のくらし博物館」も連休明けの代休だったようだ。長原の方も時間切れで失礼した。

 しかしポンコツになったものだと我ながら思う。先方の母親が若手をイメージしていたらしく、サイダーがお茶に変わってしまった。大丈夫なのかな、続くのかなという探りが続くのには辟易とした。杖が交通事故によるものとわかって、先方は少し安心した模様。最近、いつもこれ。考えてみれば、自分の父親に近いオヤジが現れるのだから当たり前といえば当たり前なのだが。

 11/28湘南子どもフォーラム・文化祭では、古い友人を失っている。障害者を祭りに呼びつけ肴にして飲み食いするとは何事かという批判だった。誤解。引きこもり・不登校の領域の団体は、娯楽に来ているわけではない。そこからのラブコールのような企画だったのだが、僕の口が足らなかった。

 そんな思いが腹の底にずっしりと残っている。世話人の信頼問題が、彼の気持ちを決定的にしたように思えてならない。突飛な発想かもしれない。だが誰もがそれぞれのかかわりを作れる運動は根付く。だから懇談会は、是非成功させたい。彼に甘えていた分を払拭しなければと思う。

 呼びかけ文を持って、明日、TOTOドロノワ倶楽部と藤沢市市民活動推進センターにお邪魔する。

 ここしばらくは、教材集、流れの科学関連が続く。
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自学教材ヒント集に《気象学事始・後/オンライン気象展》を載せました

2005-01-12 05:10:31 | フリースクール

 今回は前回に続く気象もの。今回はより資料集的な内容を強めている。

 自学はわからなくても、どんどん周りを見渡したほうがいい。その手がかりの話題から、飛び火してとんでもないところがわかったりするものだ。基礎・基本の直線的な知識の堆積モデルの迷信からは離れたほうがいい。あれは効率論。迷い散策の遠回りが意味を持つのだ。

 まずは以下のサイトから「ヒント集」を読んで欲しい。


 「自学教材ヒント集」
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tobipub2


 今回紹介するサイト群は、研究者・予報士も利用しているサイトである。それだけに難しい言葉も散見するが、何より素晴らしいのは衛星画像の持つ能弁さだ。梶川さんの「LOOKING AT THE EARTH FROM SPACE」などでは、画像にちょっとしたコメントがついている。それを参考に眺めてみると、気象はTVや検索エンジンの画面脇の予報を見るのとはだいぶ違った印象を受け取ることだろう。

 大気の複雑な対流(熱交換)の引き起こす「気象」という現象の多様な姿は、高価な機器を用いることのできない独学者にとっても「観天望気」と結びつけたり、地表の自然現象を観察したりしつつ、そのデータの持つ意味をつかんでいくことができる。

 使い古された例ではあるが、殺人シーンの連続する映画を見ることと、自分が怪我をして血を出すことのリアリティの差は歴然としている。しかし、自分の骨のレントゲン写真をみれば、今の自分の傷がどのような事態であるか実感する事が出来る。いわば今回の衛星画像は、強烈な映画のそれに似ている。それが自分の体験も含めてつかみ返されたとき、知識は彼の知識となる。

 気象は季節を司り、生命の輪廻に影響を与えていく。その長いスパンの変化に気づくことができたら、気象は自然観へと昇華するだろう。

 今回は気象の解説を少し加えたが、推薦図書や気象との関わりの作り方(研究方法)は、まだ試行錯誤中。しかし「気象ノート」の中に「ReferenceBooks (参考書)」の項があるから、まずはここから選んでみてはどうだろうか。これはいずれ再改訂版でとりあげてみたいと思っている。


以上
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自学教材ヒント集に《気象学事始・前/実験室の中の空と海》を載せました

2005-01-12 05:04:47 | フリースクール
 今回は「自学教材ヒント集」の話を2つ書いた。

 以下のサイトを先にご一読を。「ヒント集」をクリックして入ってほしい。

 「自学教材ヒント集」
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tobipub2




 2回シリーズで「気象」の話を取り上げる。気象は学校外にいても観察可能な対象だが、天気予報があらゆるマスメディアから流されている時代だけに、空を見上げる必要性に乏しい。「観天望気」から帰納的に論を立てると、どうも当人の気象観察に結びつかない。空転してしまうことが多い。そこでマスコミ経由の情報と観天望気の情報のずれに関心をおき、気象情報の、獲得した地球サイズの現象情報の目を活かして、大局的に「気象」をつかみ、予備知識をもって空を眺めなおしてみるという論をたててみた。そしてその予備知識を机上実験と結び付けてみるのだ。

 幸いインターネットには、リアルタイム画像が提供されており、そこから変化や配置を読み取るという「地表と呼応した学習」が可能となっている。次回の「天気予報との付き合い方」と合わせ、独学の気象学習の出発点を提供したいと思っている。

 情報探索から、風呂の湯の表面に起きた渦の原理が、地球サイズの現象として現れる科学の持つ普遍化の面白さがつかめたら、読みは本物だろう。是非机上実験も試みて、考察を拡げてほしい。論理は宇宙の果てまで包み込むように生成し、事象・実験をもって矛盾が立ち表れるという連鎖まで深まったら何も言うことが無い。その論の広がりの入口へ、このテキストは誘っている。

 高知大学の資料集は、少し難しい。しかし画像が大半だから、何がテーマなのかはつかめると思う。まずは眺めてもらおう。ホームページだが、画像はリアルタイム更新されるものが多いから、その都度観察などにも利用できる。



(参考資料:京大HP後書きより)
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 ここに収録した実験の多くは,京都大学総合人間学部の地球科学実験 ( 総合人間学部設立以前は,教養部の地学実験II ) で行われたものである。この実験では,マニュアルをつくらず, 常に新しい実験に挑戦することで,実験の難しさと楽しさを学生に体験してもらうことを目標にしている。

 新しい実験を次々行うのは決して楽ではないが,「成功して当たり前」の実験では,教官自身が面白くない。教官が面白くなければ,学生だって面白いはずがない。科学は楽しくなければならないのである。

 教官が面白い実験となると,どうしても難しい実験になりがちで,その理屈を正しく理解するには大学院生レベルの知識が必要な実験も多い。したがって,大学に入ったばかりの学生が理解するのは難しいが,とにかく自分の手で実験して,自分の目で観察することがまず第一である。勉強はそれからすればよい。

 ここに収録した実験は,この「地球科学実験」で行われたもののごく一部である。失敗した実験も数多くある。しかし,それも立派な教育である。(以下、略)

1997年4月 酒井 敏

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以上
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