湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

自学教材ヒント集に《写真と写真家の眼・1動物写真》を載せました

2005-01-19 06:32:40 | フリースクール
まずは下記のサイトから「ヒント集」《写真と写真家の眼・1動物写真》を見て欲しい。

 ●SOF-HP
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tobipub2


 今回は自宅の修築工事で振り回されて時間がとれず、単なるサイト紹介に留まっている。読者の学習探索活動ガイドとワークショップ参加の呼びかけという趣旨からすれば、中途半端なものになってしまった。

 伝統工芸のベテランたちのインタビューをみると、弟子入りした頃は何だこんなものと思っていたが、毎日それに触れ、見つめているとよさがわかってきたのですというような記述がよくある。見つめることによって、世界は了解されていく。写真を観て感じ取る力は、天賦の感受性に還元すべきではないと思う。

 生物写真はTVなど画像が使い捨てられているので、静止画像を落ち着いて鑑賞するというようなことは場と契機がなければ理解できないだろうと思う。僕は受験暗記術風に画像をプリントアウトして、トイレや自室の天井に貼れと言ってきた。それでは英単語を貼る場所がないと笑われたが、凝視することは孤独な営みなのだ。いい作品は視線を引き止める力を持っている。だから、いい作品に出会い。作品の力を借りることも必要だろう。

 伝統工芸の職人さんたちの話のカギは、「作る側にまわって観る」という体験が伏せられている。模写が画家の卵に利用されてきたのは、伝統継承のためではない。技能を磨くこともあったが、その活動を通して先人の作品を深く理解するという知の営みが織り込まれていた。真似をする事によって創造の芽を育てていくのだ。

 写真の場合も自分で撮ってみるといい。しかしカメラの扱いなれしていない人の写真は、後でみると何を撮ったのかわからないものが多い。凝視できていないのだ。被写体と対話していない。だがその対話は使い捨ての発想から脱することがなければ深められないのだ。

 孤独な人間は幸いである。(聖書ではない。)凝視し塾考しうる条件がクリアされているからだ。井上豊さんのサイトを使った授業を僕は、やってきた。動物行動学系の話題と分類の話が中心だったが、饒舌にならぬよう配慮した。議論にはこだわらず、感じたことを育てて欲しいと伝えた。画像の中の気に入った画像を明示させ、再び各自でのぞいてみることを課した。1回目の鑑賞は液晶プロジェクターによる集団鑑賞、2回目は各自の単独鑑賞というスタイルを採った。

 独学の場合は、手順がもっとシンプルだ。推薦サイトをのぞいてみる。気に入ったらダウンロードして、もっと見つめてみる。感じたことを書き留めておく。面白かったら、自分でも写真集を探してみるということになる。ただ自分の孤独こそ世界を明瞭に見通す条件なのだということを、覚えておいてもらいたいと思う。

 今回のサイトは、少々技巧に走っている傾向がある。しかし、免許証写真よりスナップがその人を表しているように生き物もまた標本よりも生態写真がその生き物を表している。対象活動の中で彼(被写体)が何者であるかを語ると同時に、関わり(対話・加工)において意味は引き出されるからである。

 まあ、百聞は一見にしかずだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平塚の市民運動推進センターにお邪魔して…

2005-01-19 04:38:17 | 不登校
昨日は夕食の買い物の時間ついでに平塚の市民運動推進センターにお邪魔し、11月の湘南子どもフォーラム・文化祭への協力感謝と、提案をもとに生み出された「湘南子どもフォーラム懇談会」の情報提供を、短時間ですがしてきました。

市民運動は領域を超えると、案外お互い知らなかったりすることや、その越境を進める試みがないことなど、スタッフの方々と話し合ってきました。

呼びかけ文を拡大コピーして掲示してくれることになり、平塚の団体関係者が入ったときにはニュースなどに紹介が可能になることなど、協力してくださることになりました。

FHCYのTさんが合流。今、3月に講演会を打てないか思案中。

 修築工事が木曜日まで延長されることになりましたが、今日は県青少年サポートプラザの担当の方と、少し話してきます。

 リロード・ヒッキーネット関係者の方とも、一度話し合わないととおもいつつ、工事明けから団体巡回をして懇談会ML参加を呼びかけてきます。参加資格は団体関係者ということ。この辺が湘南子どもフォーラム2MLと違うところです。運動推進者のニーズ交換と、企画立案が中心課題になるからです。詳細は飛田にお問い合わせください。

問合せ先:
-----
飛田> tobita@mbm.nifty.com まで
(スパム対策で"@mbm"が全角になっています。
  戻してご利用ください。)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする