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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

練習が必要

2019年05月21日 | 生活・ニュース

 ある待合室で聞こえた高齢者の話。家内が風邪で臥せているのでと断って、「作業着のボタンがとれたので自分でつけた。針に糸を通すのに苦労した」そんな日常を屈託なく話す。聞いていた人が「これから先のことを考えたら、そろそろそんな練習が必要かも」と応ずる。妻任せ家内まかせの身の回りの小さなことも、介護に備えて準備練習が必要かも、そんなことを思いながら聞いていた。

 日ごろ着のズボンの腰回りのボタンがとれた。ふと、あの待合室の会話を思い出し「自分でつけよう」と思い妻の裁縫箱を持ち出す。糸通しは思いのほかうまくいった。ボタン4つの穴を十文字に2回緩めに縫いつける。続けてボタンを少し浮かすため、ボタンの裏側で2、3度糸を巻き付けて仕上がりとした。小学校で習ったことを思い出しながらの裁縫だった。少しきつめのようだが由とした。

 このところ高齢者には肩身の狭い思いをさせる報道が続く。特に車の運転については厳しい。免許証の返納を促す事例紹介が毎日電波を通して目に入る。見るたび聞くたび心に留めているがそれで万全とは思わない。しかし、大都市と地方の小さな街との生活環境の違いを十分に配慮したコメントであって欲しいと思う。

 会話にあった「そろそろそんな練習が必要かも」の短いひと言は高齢夫婦の世帯では必要になる。私も、家内の体調が思わしくないときは、日頃やらない家事をしている。最近こんな一文を目にした。夫が「わしが先に逝くけえ」というので私はその逆を答えた。「わしが残ったら家のことができん」そう言って夫は床に就いた。翌朝、夫は起きてこなかった。
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練習中休み

2019年05月20日 | 地域

 すでに終わった学校もあると聞くが、近くの市立小学校の運動会は次の25日の土曜日。10連休明けから練習が本格化しているようで先生の大きな声での指導に大きな声で児童らは返事をし、隊列を整えたり場所の移動など繰り返している。運動会は秋、それが昨年から5月に変わった。教育効果が高いのだろう。

 そんな練習の運動場風景、かっては熱射病とか日射病と呼んでいたが今は熱中症と呼んでいるが、これを防ぐため運動会の練習が始まると児童らの控える位置に何十張ものテントが張られる。60数年前に卒業した母校だが、テントは本部席のみ、児童席には無かった。それほどテントが揃っていなかったのだろう、と思う。

 今日の練習は休みなのか、昼前なのに運動場に児童らの姿なしでシーンとしている。なんだかテントが時間を持て余し物寂しそうに見える。運動場は児童がいて、大きく元気な声が聞こえて、砂煙の上がるくらいがいい。本番前の中休み、余裕がありそうで楽しみだ。

 徒競走の1等は「テープを切る」という。ある人の孫が1等になった。両手をジャンケンのチョキ、今風に言えばピースでテープを押してゴールした。その仕草のわけを聞くと「テープを切るというからハサミにした」という。何と無邪気で正直な子どもだろうと思った。今ならしっかりユーチューブで話題になるだろう。昔は運動会が近くなるとカメラが売れたが今はスマホ全盛、どうなのだろう。
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カープ7連勝

2019年05月19日 | 生活・ニュース

 カープ選手個々の過去の記録や戦績、打者であれば苦手の投手は誰と誰、投手であればいやな打者は右打ちの誰で左打は誰、などなどのあれこの話を聞いているとスコアブックや、打った投げたのその場面が話す人の頭脳にインプットされているとしか思えない人が周囲には多い。これがフアンなのだ、聞くたびにそう思う。

 私のフアン度、勝てば喜び、カープの載った新聞紙面は丁寧に読む。負ければ紙面のプロ野球欄は目を通すくらい。何勝何敗、ゲーム差はいくら、今の様に勝ちが続くと年甲斐もなく勝敗表を楽しみにしている。今朝は42試合23勝18敗1分、勝率0・561、差1.0で順位は2位。開幕からしばらくしての「単独最下位」の新聞見出しは嘘のようだ。 
 
 あるスーパーの「カープグッズ売り場」、L字型のスペースだが長さは20㍍余り、大小の物がぎっしり並び赤コーナーとなっている。これほど充実したのは連覇のころから、スペースもグッズの充実度も増したように思う。今日は中学生くらいの娘さんとその両親の買いっぷり、年金者には真似できないと驚いた。連勝が伸びるとさらに捌けるのだろう。

 カープのこのところの好調度、記者は冷静に見ている。いわく「広島が圧倒的な強さで突き進んでいるというより、他球団がシーズン前に危惧された弱点を露呈し、自滅し始め立ち止まったり、減速し始めたりしている。堅実に進む広島が集団の先頭に立とうとしているのは、当然の成り行きかもしれないる」。今夜2位広島が勝ち、そんな推測はせず自信をもって結果を待つ。と、そんな心配をしていたら、19日甲子園球場、カープ5―1阪神、勝ち投手アドゥワ2勝1敗という「カープⅤメール」が届いた。タイトルを6から7へ変更。
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「綺麗ね~」

2019年05月18日 | 生活・ニュース

 昨日までは五月晴れだった空、今朝は薄曇りの夜明けに変わっていた。歩いて出かけようと玄関を出ると、ポツリポツリと雨の挨拶が始まった。雨雲が西から接近している予報が当たる。傘を持ち改めて出かけようとしたときに、淡いピンク色の傘をさした女の子が、隣家のフェンスに向かって「綺麗ね~」と声をかけ「バイバイ」と言いながら背中を見せて遠ざかって行った。

 隣は留守のようだが誰と会話していたのだろうとフェンスを見ると、内側に咲いている花の数輪が、フェンスの隙間から覗いている。それは、女の子の声を聞いていたから思いついたことだが、覗いている花は、そばを通りかかる人へ何かを話しかけているように見える。傘に隠れて女の子の顔は見えないが、優しい心根の子どもだろうと思った。

 ある寺の掲示板で見かけた格言は「子どもの行為で反省することに気づいたとき親になれる」、こんな言葉だった。それを読んだ時に、子どもの手本になれるのは親であり大人であり社会だと思い、その中で子どもに最も近いところで接する親の責任は特に重大だと思いながら、自分を省みるが忘却の彼方になっている。

 花と会話していた子ども、このままで成長してくれることを願いながら見送った。もしかしたら新しい格言が生まれるかもしれないと感じながら。
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祭日の商品化

2019年05月17日 | 生活・ニュース

 米国在住の日本女性が「非常に多くの祭日が商品化され、祝っている日の本当の意味をしばしば忘れる」と綴り、「合衆国小売り業連盟は、母の日一人当たりの支出から、全国でその総額は何百億ドルと予測している」が、本来の母の日は今とは違う別のものとして定められたと続いている。そして母の日の起源について詳しく書き綴ってある。

 確かに、年間を通して祝祭日に絡めて懐を開かせる諸行事が開かれる。その時、その起源に心を寄せ、その事の意味を考えてみるということは少なくなった。今月は元号代わりで史上初の10連休があった。その簡に憲法記念日、みどりの日、子どもの日の三つの祝日が含まれた。祝日の意味を解いた番組は残念ながら見なかったが、行楽の報道だけが目についた。

 例えば子どもの日、「日本国民の子どもたちが健やかに育つことをお祝いして国民全体の祝日として定められた日」だが、端午の節句として、子どもをよろこばせる日となっている。、健やかに育つことのできない多くの子どもの問題が家庭でも学校でも社会でも起きている。平成の時代で787万人の14歳以下の子どもが減少した急速な少子化現象を知るとき、商品化された祝日の過ごし方では将来に禍根を残す。

 祝日とは祝い事のある日のことで、個人的な祝いの日と国が定めた祝いの日の二通りがある。国民の祝日について、これからは祝う前に「その日の意味にしばし気を置いて」から行動に移ろう、と今までを省みながら思いなおす。
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雨期近し

2019年05月16日 | 自然 季節

 奄美に続いて沖縄も梅雨入りしたもよぅと発表された。県内はその気配はなく「暑いです」という日傘をさした年配女性の顔がNHK昼のニュースで全国に流れた。山口県の最も早い梅雨入りは5月13日の記録があるそうだが、今年は6月上旬でしょう、と民放ローカル局気象予報士。一部では稲の植え付け後の水不足を心配する声もあったが、どうだろう。

 雨の季節の前に家周りのあれこれを済ませておきたい。コップ2杯ほどの水を補給、仕事着におろした長袖の古いカッターを着る。この季節からは欠かせない麦わら帽子をかぶり庭に出る。終わった春の花の始末をする。冬から春、厳しい時期をすごしたからだろう、根は結構張っている。格別の手入れはしていないが、花を咲かせるために見えないところで努力する自然の素晴らしさを見る。

 雨の季節になると登場する生き物の一つにカエルがいる。いぼカエルをつかむといぼが出来るなど子どものころの話を思い出す。そんなこともあり手に取って観察などしたことはないが、田植えの季節にその鳴き声は欠かせない稲田の風景だった。最近は稲作の手法もかわり、オタマジャクシが見られないという。

 カエルの顔つきからは、何かに驚いたのか、あるいは天敵に追われたのか、身を寄せているところに何かが侵入してきたのか、など理由は読めないが、日差しの下にアマガエルがじっとしている。今年初めて出会ったカエル、少し乾き気味に見える緑の背中を見て、傍の草むらへ追いやった。救命になっていればよいのだが。
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生き生き過ごすため

2019年05月15日 | 生活・ニュース

 睡眠不足は生活にも仕事にもよくない影響を及ぼすとは教わっていたが、それがどのくらいかは具体的には知らなかった。睡眠不足は体にどんな影響を与えるか、こんな記事があった。「17時間起きている(朝7時起床、夜12時就寝)と、ビール1、2本、または日本酒1、2合の飲酒状態に相当する注意力の低下を示す」という。24時間起床だと酒気帯び運転と同等の酩酊状態に相当するという。

 今は365連休の日々、睡眠不足を誘発することはまずない。原則5時起床は現役のころと変わらないが、就寝は普通10時前後だから7時間余り睡眠をとっている。現役のころは睡眠5時間前後、その頃は毎日飲酒状態にあるうえ、飲酒の機会は少なくとも週3回くらいはあったから、記事から推測すると酩酊状態だったことになる。

 私は寝つきも目覚めも良いと自負している。それは30代半ころまでの3交代勤務経験のおかげだと信じている。交替勤務の就寝時間帯は不統一で、夜寝て朝起きるという普通のパターン生活の三分の一しかない。横になるとすぐ寝付く、時間が来ればパッと起きる、我が身に言い聞かせて身についたと思う。その動機は「うまく睡眠をとれ」という初めての交替勤務の日の助言だった。その日は60年も前になる。

 日本人の平均睡眠時間は世界で最も短いという。しかし、休日の寝だめでは睡眠度や疲労度は解消されないという。従って起床時間を変えず体内リズムを整えよという。先の10連休、体内リズムを整えられない人らのおかげで国中が賑わったと思う。すっきり目覚め、新緑を目にしての深呼吸、贅沢な日を過ごしていることに感謝する。
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微笑ましい各人各様

2019年05月14日 | 生活・ニュース

 陶芸同好会の会員は高齢者ばかり、今さらそれぞれの個性を変えることはあり得ない集団だが、会の発足から10数年、年を重ねてはきたが楽しく和やかに続いている。思い思いの発想で作る自由創作の日と、指導員が制作過程の実技を取り入れ教える課題の日がある。課題の製作を終えたときいつも思うには「教わり方は同じなのに作品に同じものは無い」。

 先日は「浅鉢」の創作。指導員は完成までを数段階に分け実技を折り込みながら注意するところなどを教える。分かった顔で粘土に向かう、ここまでは誰も同じ。製作時間が経つにつれ浅鉢は深鉢や深皿状にとなる中、教えの形に近い鉢もある。作品を一堂に会するとみすずの言葉を借りれば「みんな違ってみんないい」とほほ笑む。

 指導員の見本は一つだが、作品の姿は各人各様、千差万別というのか、会員個々の個性が作り上げたもので見ごたえがある。このちがいは、会員各自が、家で実際に使うときのことや家族構成などを加味してこの姿になったのかもしれない、そう思うって見ると実用的な作品で、食卓を飾ることになる。

 全員が見本通りに作り上げたら異様に感じると思う。三者三様、百人百様というように小さな陶芸の会も、だから面白いのかもしれない。年金や免許返納などを話すときは一様になれるのはこれまた個性のなす仕業かもしれない。「いろいろに仕上がっていて面白い」という感想が載っていたことを付記しておく。
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車止めを越えて

2019年05月13日 | 社会 政治

 日本の交通事故死者の3割強が歩行者という調査がある。先進国はもとより諸外国に比べ異常に高い割合という。最近の相次ぐ痛ましい交通事故の報道を見ると、実感としてその多さに納得する。原因はどうあれ、歩道への乗り上げや登校中の児童の列に突っ込むなど運転者側にその責があるようだ。

 高齢者の事故で、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故も多い。踏み間違いが原因で店舗へ飛び込む、フェンスを越えて転落、慌ててアクセルを踏み込む、事故を聞くたび我が身に置き換えて参考にしている。あるスーパーの駐車場で、ちょっと間違えれば同類の事故になっただろう事例が目の前で起きた。

 駐車スペースにバックで進入していた普通自動車。私はそれを確認しながらその車の方へ歩いていた。どうした事か、バックしていた車が車止めを乗り越えて私の2,3歩前に飛び出して来た。すぐに止まったから車後方に並んでいた自転車は事なきを得た。もう1秒私の歩きが早かったら、そう思うとぞっとする。

 車止めを乗り越えたということは、アクセルの踏みこみ方が駐車スペースに進入するという状況に合わなかった、それでスピードがつき乗り越えた、つまり踏み間違いだろう。ヒヤリとハットの「経験や体験は事故防止に連なる」、現役時代にはよく教えられた。今までも駐車場利用時は慎重に運転していたつもりだが、もう一度確かめてハンドルを握ろう。
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クマの出没相次ぐ

2019年05月12日 | 地域

 令和に変わってから連日「クマが目撃されました。住民の方は、一人での行動は出来るだけ避け、外出の際には鈴や音の出るものを携行するなど、安全確保にご留意ください。また生ごみなどを外に放置しないよう気をつけてください」という市からのメールが入る。クマの目撃情報は市の南部に集中しているが、市の中心部室の木や横山などでも目撃がある。クマがサルに置き換わることもある。サルの場合は目を合わさない、サルを刺激しないようにと注記がある。

 クマはツキノワグマらしいく、市のメールから想像するに民家近くで目撃されていて、ミツバチの巣を壊された家もあるという。先日、市街地に現れたクマを警察官が捕獲する映像を見た。普段はのっしのっしと歩く姿しか知らないが、追われて逃げるその姿は普段の行動とは大違いで「俊敏な動きで逃げ回る」それには驚いた。

 サファリーで車に体が接するほどに近づいたクマを窓越しに見たことはあるが、あの体躯で仮に襲われたとしたら恐怖しかないだろうと感じたことを思い出す。連日お騒がせするクマは同一なのだろうか。メールの目撃地から思いうと複数頭の様に思う。もし住宅地に現れたら、捕物になるのだろうか、その時は動物の性質をよく知った人のアドバイスが必要なのではと思う。

 イノシシ出没の知らせはなくその被害を聞くくらいで終わるが、クマになると自治体が警戒を呼びかけるのは単なる農獣ではないということになる。市内の超過疎集落の人が「クマもイノシシも、そしてシカもタヌキも集落の一員」と笑う。聞きながら笑うに笑えない状況に、クマ出没のメールが重なる。
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