日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

定例の枝切り

2019年05月02日 | 生活・ニュース

 10連休6日目で後半に入った。暦の上では八十八夜、といえば、「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂る・・・」で始まる茶摘み歌を思い出す。初夏に見られる茶摘みの光景を歌った歌で、1912(明治45)年に刊行された「尋常小学唱歌・第三学年用」として発表、2007年に「日本の歌百選」に選ばれたという。茶の産地は新茶シーズン到来で忙しくなるのだろう。

 茶摘みと言えば思い出す。畑の周り生えている茶の木から若葉を摘み取り茹でる。茹で終わるとむしろに広げて干す。母と祖母は乾かす途中で何度か揉んでいた。揉むことにどんな効果があるのか知らないが、それが我が家の茶葉となった。お茶も茶粥も自家製茶葉、来客用も同じ茶葉だっと思う。

 今、わが家では茶摘みならぬ庭木の刈り込み中。毎年この時期に手がけている定例作業。刈り込みと言わず剪定作業といいたいが、選定は「庭木の枝の一部を切り取り、樹形をと整えるために行う」もの、わが家の作業は、うっとうしく伸び茂った枝葉を切り落とすだけ。とは言って形に多少の配慮をしながら刈り込みようの鋏は使っている。

 刈り落とすと身軽になり日差しが中まで差し込む。もし、庭木が話せたら「気持ちよくなった」と喜んでくれるだろうと自己満足しながら片付ける。刈り落とした枝葉を庭で焼くことは出来ず、燃えるゴミとしてその収集日に出す。多少でも燃えやすく、かつ減量になることを兼ねて乾かす。刈り込み鋏も近くの鍛冶屋で買って何十年、切れ味も落ちてきたのは我が身と同じ加齢のためだろう。
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