日々のことを徒然に

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祭日の商品化

2019年05月17日 | 生活・ニュース

 米国在住の日本女性が「非常に多くの祭日が商品化され、祝っている日の本当の意味をしばしば忘れる」と綴り、「合衆国小売り業連盟は、母の日一人当たりの支出から、全国でその総額は何百億ドルと予測している」が、本来の母の日は今とは違う別のものとして定められたと続いている。そして母の日の起源について詳しく書き綴ってある。

 確かに、年間を通して祝祭日に絡めて懐を開かせる諸行事が開かれる。その時、その起源に心を寄せ、その事の意味を考えてみるということは少なくなった。今月は元号代わりで史上初の10連休があった。その簡に憲法記念日、みどりの日、子どもの日の三つの祝日が含まれた。祝日の意味を解いた番組は残念ながら見なかったが、行楽の報道だけが目についた。

 例えば子どもの日、「日本国民の子どもたちが健やかに育つことをお祝いして国民全体の祝日として定められた日」だが、端午の節句として、子どもをよろこばせる日となっている。、健やかに育つことのできない多くの子どもの問題が家庭でも学校でも社会でも起きている。平成の時代で787万人の14歳以下の子どもが減少した急速な少子化現象を知るとき、商品化された祝日の過ごし方では将来に禍根を残す。

 祝日とは祝い事のある日のことで、個人的な祝いの日と国が定めた祝いの日の二通りがある。国民の祝日について、これからは祝う前に「その日の意味にしばし気を置いて」から行動に移ろう、と今までを省みながら思いなおす。
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