令和初の国賓として米国トランプ大統領が昨夕来日された。厳戒態勢で安全を確保するという。当然のことだが規制で不便を被る人もあろうが、数日の間の我慢が必要だろう。年月は記憶していないが、米国大統領来日の時のことを思い出す。本社への出張が頻繁な頃だった。
新幹線が東京駅へ近づくにつれ車窓から見える道路に警察車両が増える、ビルの屋上にもそれらしき人影が見える。丸の内側改札口にも制服警官が見える。荷物用の貸ロッカーは全て封印、映像では見ていたが実際に目にすると緊張を感じた。
もう一回厳戒態勢に出会っている。福山市へ出かけたときだった。当時の宮沢総理が福山入りされていた、と現場で知ったのだが、この時の警備も厳しい感じで規制を受けた。簡単に警護と言っているが、しかるべき人を護るという任務遂行にはいっ時の油断も許されない。
大相撲5月場所優勝の朝乃山へ大統領杯授与後に、大統領は観客と握手しながら通路を進まれた。そんな映像見ながら、諸外国を含め、厳戒態勢を敷かなくても、自由に庶民の生活へ国のトップが近寄れる社会や政治体制は夢なのだろうかと思っていた。