日々のことを徒然に

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子どもの日雑感

2019年05月05日 | 生活・ニュース

 10連休9日目で子どもの日。子どもの日をよく知らないお子どもが半数位いるというある生保のデータがあるそうだが、よく言えば「毎日が子ども日になっているのかも」と思う。その一つ、この連休中に一つの造語を知った。それは「ラン活」でその意味は知恵蔵によると「小学校入学を控えた子どものランドセルを選び、購入するための活動を指す造語」。ランドセルを盆休みに帰省し祖父母から買ってもらうと聞いていたが、それは古い話で、今はGWに変わったという。

 そんな子どもらの減少が日本の将来を占う大きな問題になっている。総務省の資料によると本年4月1日現在の15歳未満の子供の数は1533万人で昨年より18万人減、連続38年間減少を記録しているとある。平成の期間だけで787万人減少したという。本県の人口の約5倍に相当し、わずか30年ほどで本県が5回消滅したことになる。これは愛知県の人口にも匹敵し、数値を身近に置くとその深刻さがよく理解できる。

 「子は国の宝なり、子に過ぎたる宝はなし、子は鎹(かすがい)」などと、昔から子どもを宝として育んでいたことが分る。「子を見ること親に如かず」というが、最近の我が子への虐待、暴行、いじめ、育児放棄、さては殺人など信じがたいことが多い。子どもの育つ環境の整備も急がないと子どもが守れない。また、児童生徒の自死について、当該学校とその教委の隠蔽姿勢と誠実さの無さには、子どもを守ろうとする本来持つべき義務を怠っているとしか思えない。

 連休が終わると黄色のカバーを掛けたランドセル姿が見られる。少し大きくなったかな、わずかの間だが途絶えていた声が聞かれる。また、登下校の子どもの大きな声から元気をもらい老いた背を伸ばそう。
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