日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

3割8分9厘

2018年06月20日 | 町かど

 タイトルは広島東洋カープの交流戦の戦績、7勝11敗で終え、4年ぶりの負け越しという。第11戦までは6勝5敗、それから5連敗をふくめ1勝6敗。勝ち越しは楽天戦の3連勝のみ、セ・リーグ3連覇と日本一を狙うにはパ・リーグの力を越えなければならない。

 広島のチーム打率は2割6分で77得点、対する失点は104で得点の1.5倍、これではどうあがいても勝ち越しは望めない。素人が数値の結果だけで批評するのは、大きく負けたことへの腹いせでもあるが、防御率5.6では得失点の差もうなずける。

 今朝はサッカーのワ-ルドカップで日本がコロンビアを2-1で制し「日本金星発進」したことで盛り上がり、野球ひと休みといったところ。先日、W杯を楽しみにしている知人、Jリーグの試合は観戦に行く彼が遠慮そうにひと言。それは「ゴールした時、実況アナは黙って欲しい。映像でゴールは分かる。その時のサポーターの歓喜する声がアナの長ーい絶叫に消され聞こえない」。そういえば野球も本塁打の時に同じことがいえる。

 カープの負け越しについてブログ評論家は「監督の采配悪し」と指摘する人も多い。リーグ戦は22日から再開される。交流戦ではパ・リーグの強さが際立った。これを超えて日本一を目指す広島なら、投攻守ともに修正できなければこれからの戦いは厳しい。監督には、試合の流れをつかむ勘を働かせた采配を願う。ゲーム差4.0、貯金6、で残り80試合、まずは選手のケガの無いことを祈る。
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母の日を過ぎて

2018年06月19日 | エッセイサロン
2018年06月19日 中国新聞セレクト「ひといき」掲載

 私が結婚したのは、父が急逝した年の翌春だった。ほどなくして妻から「母の日の贈り物は何にしましょうか」と相談を受けた。
 「母の日」 「父の日」があることは知っていた。だが、両親への感謝の気持ちを贈り物に変えたことはなかった。「心配を掛けず、真面目に勤めることが何よりの親孝行」。それが信条だった。仕事に対する父の真摯な姿を見ていたために違いなかつた。
 初めての母の日の贈り物が何だったか、記憶していない。その後、妻の考えで毎年贈り物は続いた。
 母は20年余り私たちと同居して、最期は望み通り、妻に手を握られて入院先で亡くなった。
 贈り物のことを思い出したのは、母の三十三回忌を母の日の直前に済ませたからだ。長男の務めの一つを済ませたという以上に、今回は思うところがあった。
 私ら夫婦は、祖父母と父の五十回忌を無事済ませてきた。次は母の五十回忌。その時、私ら夫婦は90代半ばになる。長い時間の向こうにある。行えるかどうか何とも言えない。
 今回の務めが「最後の母の日の贈りもの」になるかもしれないと、少し弱気かもしれないが、そう考えずにはいられなかった。参列した身内も知らない母のことを妻は話していた。
 母の日、京都に住む息子と嫁の連名で花が届いた。息子から妻への初めての母の日の贈り物だった。
 わが家の母の日は、2代続いて長男の結婚から始まった。
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震度5強

2018年06月18日 | 生活・ニュース

 「デュアン、デュアン」という気を急かせるような警音が2回鳴る。ことが重大だということは何度かの経験で学習している。TV画面に「緊急地震速報」の文字、その最初に孫の住む京都の表示がある。すぐ嫁に電話、緊急時には混雑するからというこれまでのお知らせを承知しながら掛ける。そのうち、京都に近い場所が震度6弱と表示された。話し中で掛けなおす。

 繋がる、ほっとする。出勤していた息子が自宅の様子を確認して来たので話す中だったという。家具が倒れたり物が落ちたりの被害は無い、とにかく驚いたという嫁だが、確認するように落着いて話す。孫は、登校の直前だったらしい。孫の住む地域は震度5強と電話中に画面にでた。震度4は経験しているが、5強は想像出来ない。

 大きな地震の記憶はいくつかある。古くは宮崎のエビノ高原地震。仕事場の取り付け階段が踊るように揺れ踏み出せなかった。阪神淡路大震災の時は揺れで目覚めた。棟上げを済ませたばかりの新築現場を心配したが被害はなかった。安芸灘の時は、親戚の法事から帰りタクシーを降りたときに頭上のトランスが揺れて見える。そんなに飲んではいないと思ううちに地震と気づいた。

 関西地区の交通網は大混乱している様子が流れる。余震もあり発生からしばらくして再電話、孫は自転車通学のためいつもの様に登校したという嫁の知らせに安心する。登校までに孫の友達から「電車に閉じ込められている」などLINEが届いたという。災害時の多地点からの正確な情報収集、映像と合わせSNSの活用が重要な任を追うことになりそうだ。ニセ情報の拡散は罪だ。
 被災された方々にお見舞い申し上げます。
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政治家の心掛け

2018年06月17日 | 社会 政治

 文藝春秋各誌の編集長を務めた高橋一清氏が、編集者として活躍のころ出会った多くの著名人、そして聞かれた言葉について紹介する対談形式の企画記事がある。仕事がら作家の登場が多いが、俳優、武将、歌人、俳人、医者、スポーツなど広範にわたる。数は少ないが政治家も幾人か登場している。

 その一人に田中角栄元首相がある。今年に入ってからのように思うが、角栄語録を目にする。それは、「戦争を知っているやつが世の中の中心である限り、日本は安全だ。戦争を知らないやつが出てきて、日本の中核になったとき、怖いなあ」という、戦争体験のない政治家の危うさを指摘している。氏は毀誉褒貶の多い人で、列島改造論、日中国交回復などもあったが、ロッキード事件で失脚した。高橋氏は元総理のそばに立った時「びりびりと伝わる磁力を感じた」と話す。戦争を知らない政治家への危惧は、カミソリと言われた後藤田正晴氏が議員を引退されるときも口にされている。

 高橋氏は日本や欧米の政治家に取材した。その際、「政治家にとって大事に思うことは何か」と同じ質問をした。欧米の政治家の答えは必ず「平和」だった。日本の政治家は「みんなのために」「国のために」の答えで「平和」を口にした政治家はいなかったと話している。

 米朝会談の後追いで駐韓米軍の縮小撤退などが注目されるなか、8月の米韓合同軍事訓練は見送りという。在韓米軍が注目通りになると、在日米軍の機能は、東アジアの軍事バランス上さらに強化されると軍事専門家はいう。その中で岩国基地の名前も上がる。世界中、「戦争を知らない層が政治の中核に座ると・・・」、元総理の不安を暗示する語録が現実味を帯びて来る。
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録画されていますよ

2018年06月16日 | 生活・ニュース
 

 ある商品を探しながら棚の上部へ目が移った時に目に入ったのは探している商品ではなく防犯カメラ。何もしてはいないが、じっと撮られていたのかと思うと、あまりいい気持ちはしなかった。カメラ作動中の表示はあるがついぞは気にしない。犯罪捜査は警察の仕事、最近はその強力な補助として街頭や店内に設置された防犯カメラがその存在感を示している。

 ドライブレコーダーの普及が大幅に伸びているという。あおりや無理な追越運転などで被害に遭った際の証拠になるという。事故の時に録画を警察に提供することを条件に、レコーダーの取り付け料を助成している自治体も複数あるという。冤罪防止の一環として、取り調べの可視化が進んでいるというが、自己防衛のためにも自らが証拠を保存する世情、何か世も末的な思いがする。

 高級車のリアウインドウに「後方録画中」のプレートが貼ってある。安全と思う車間距離を保って追従する私の車はどんな状態で録画されているのだろうか、覗いて見たい気がする。確かに、無断ではあるが撮られていると分かれば抑制心が出るだろうが、それは本来の安全運転ではない。

 ドライブレコーダー、事故の証拠だけでなく運転者のマナーも録画できないだろう。軽自動車が通れば通行人は軒下に避けるほどの狭い道。郵便局の軽ワゴン車がやって来た。年中組くらいの女の子と母親は軒下に避けて過ぎるのを待っていた。郵便車は減速もしないが会釈もしないで通り過ぎた。会釈を求めて避けたわけではないが、車時代のマナーとして局員の姿勢は良くない。車周囲と運転者を合わせ記録すれば、運転マナーの向上にも役立つ。すれ違った赤色のワゴン車を見ながら思いついた。
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氷店の先行き

2018年06月15日 | しっちょる岩国
 
 スーパーなど夢の昔話。家庭の台所を預かるその商店街には何でもそろっていた。大方が地元や近郊で収穫や獲れた品が豊富に積みあけてあった。肉に魚、とれたての新鮮な野菜、惣菜店からは美味そうな匂いが漂っていた。蒲鉾屋の店頭では魚のすり身を作っていた。花屋に煙草屋、竹ぼうきに竹かご、アイスキャンデーやも2軒あった。そんな店が道幅2間余りの両側に並んでいた。盆や正月の買い出しは、映像で見るアメ横に似た混雑だった。

 郊外店の誕生でその通りは次第にさびれ、今は開店している店舗は無い。店舗も改装や建て替えとなり通りの様子も変わった。そんな通りを20歩ほど過ぎたところに、昔のままの店構えがある。古くから「氷」の暖簾が何枚か下がった店がある。暖簾があまり色あせないので続いているのかもしれない。

 この氷屋には何度も買いに来た。氷は直方体で1貫目の塊だった。必要になるとこの店まで来る。塊を麻袋で包み自転車の荷台に括り付け大急ぎで帰った。使用は、夏場だけ使っていた外装に銅板を張った氷冷蔵庫に使用するのが主だったが、氷嚢用にも買いに走った。大きな歯の鋸でシャーシャーと気持ちよい音で切り分けていた。

 これから氷の季節になる。都会ではかき氷店が繁盛する映像を見る。子どもころは赤と緑の果実風味のシロップだった。今はかき氷というより、色合い盛り付けなど氷の芸術に見える。その氷店の2軒隣まで今風の家が建ち、懐かしい通りは徐々に短くなっている。こうした通りや古い商いはどうすれば生き残れるのだろう。 
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水の諺から

2018年06月14日 | 社会 政治

 米朝首脳会談、大統領も委員長も、これから見守るべき過程はあるが両者ともに成果を大きくPRしている。これまでの両者の間にあった核を中心とするいざこざ、気まずさ、争いなど一切無かったことにして新しい関係を作っていく、「水に流す」という諺通りのめでたしめでたしである。

 これまでを水に流し、新しい体制の関係が形になれば「水は方円の器に随う」ことになる。「方」は四角、「円」は丸を表す。この諺は、水は入れ物の形によって丸くも四角にもなる。これは人民の善悪は為政者によるものという例えという。このことから、国民は国の指導者しだいで幸・不幸どちらにでもなる。米朝関係、世界の安定がどうなるのだろう。

 米朝覚書発表の中継時には「水を打ったよう」に世界中が静まり主役の登場を待った。主役は「水を得た魚のように」右手を振り会談の成果を誇らしげに語った。それは歌舞伎役者の振る舞いだった。しかし、会談に望む前の姿勢とその成果に開きがある。「水を差す」わけではないが、疑問や修正の指摘には真摯に対応して欲しい。

 ここまできた完全非核化の願いを「水泡に帰す」ことは許されない。時間がかかってもこれまでの努力や苦労が報われる途を作って欲しい。「水清ければ魚棲まず」というが、この途には忖度や思惑が混じり込まない清き水が流れて欲しい。融和ムードに「水を掛ける」振る舞いだけは慎もう。
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分かりやすい文

2018年06月13日 | 社会 政治

 「頭がええんじゃろねや」と、知人の名前を出して聞かれた。その訳を聞くと「書いていることをいくら読んでも意味が分からん」いう。どんな文を何に載せていたのか聞き洩らしたが、知人に対し持っている多少の偏見が原因かもしれない。歴史的と言われた昨日の米朝首脳会談の共同声明を読みながら知人の話しを思い出した。

 今朝の朝刊都内最終版1面トップは次の様になっている。
〔朝日〕正恩氏「非核化」を約束 期限・具体策に触れず トランプ氏「体制保証」 朝鮮戦争終結盛らず 米朝共同声明 米「拉致問題を提起」
〔毎日〕北朝鮮「完全非核化」約束 史上初首脳会談 共同声明具体策盛らず 米、体制を保証
〔読売〕米朝「非核化」確認 初の首脳会談 共同声明 具体策は示さず トランプ氏 日本人拉致提起
〔日経〕米朝「完全非核化」確認 体制保証を約束 時期や検証先送り 共同声明 朝鮮戦争終結盛らず 「拉致を提起」トランプ氏
〔産経〕北、検証なき半島非核化 米朝会談共同声明 米は体制保証表明
〔東京〕北、完全非核化署名 具体策示されず 米「体制保証」 初の首脳会談 共同声明 トランプ氏「拉致問題提起」

 卑近な例だが、「非核化」についても「完全」を冠すか否か扱いが異なる。それは読者にどういう印象を与えるのだろうか。大統領は記者会見で声明は完璧という発言だったが、立場によってさまざまな推測や見通しが語られている。私も具体的中身が伝わらないと思った。

 政府が「重要課題」としていた拉致問題、記者会見で大統領は提起したと発言、しかし、その詳細や是非知りたい金委員長の反応が伝わってこない。この様に頭のいい人の言葉や文章は庶民に伝わりにくい、国内外を問わずそう思う。
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歴史的な朝に

2018年06月12日 | 社会 政治

 明日にでも殴り合いになるかと気をもむ、それをあざ笑うかのよう手のひらを返したような友好ムード、どちらが本音か裏の顔か分からない駆け引きが長く続き、世界中をやきもきさせた米朝会談、予定通り始まった。判断は1分間と言われたが12秒の握手からはじまり、世界中を一応ほっとさせる。拉致被害者家族の皆さんも次のステップアップに希望を託されただろう。

 そんな朝、今年初めての朝顔が咲いた。米朝会談など知る由もないのに純白の花を咲かせた。白、物理学的には、すべての可視光線を一様に反射することによって目に感じられる色、という。平和を希求する世界中の人の思いを可視光線に例えればその色は白になる。米朝会談の成功を予見させる一輪に見える。

 この朝顔、ただの朝顔ではない。10年近くも採種しては咲かせていた朝顔が、昨年は花が小さく変形した花びらもいくつかあった。ということで今年は新しい種を購入し苗を育てプランター移植した。移植を終えたよく日、プランターのそばに地生え朝顔の芽が1本のぞいた。昨年落ちた一粒の種が年を越して生き延びていた。新種の花に負けるかとツルが伸びる。何か愛おしく水やりを欠かさなかった。

 米朝会談の詳細はこれから判明するだろう。政治に予断は許されないというが、中継を見る限り良い方向に進展しそう感じは素人の思いだろうか。改ざんや隠蔽、虚位の証言、開き直りや一般常識を逸脱した振る舞いなど、政界の混乱と似たような現象が最高学府でも起きている。大統領は会談について「信頼の醸成が大切」と話した。立法・行政・司法が国民から信頼を得れば我が国にも白い花が咲く。
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アウトレットとは

2018年06月11日 | 生活・ニュース

 「傘の要らない店で一日過ごして来た」、終日どんより曇った日の夕方、通りかかった知人が笑いながら大きく膨らんだ袋を掲げて見せた。「ご苦労さん、どちらの店で」と聞くと、最近オープンした広島の店という。CMでも知人のブログでも楽しく過ごせる店のようだが、今のところ出向く予定のないアウトレット。

「アウトレット」最近よく聞くしCMでも見かける。その意味はと広辞苑、「(出口・販路の意)アウトレット・ストアーの略」とあり、略でない方の意味は「売れ残りや傷物を仕入れて安値で売る店。また、メーカーがサンプル品や生産過剰品を売る直販店」とあり、驚きと、イメージしていたとは真逆の感じがする。

 何となくすっきりしないので別の辞書。「メーカーが自社商品の在庫処分を目的に工場と直結させて販売する店。有名ブランドの在庫品などをメーカーから大量に仕入れて、格安に販売する店。アウトレットストア。出口・はけ口の意(明鏡国語辞典)」。似たような説明で差は無い。他の辞書類も大きな違いはなく、高級品を販売などは見受けられない。

 一流商品が並び、お洒落で買い物感を高揚させる店内という先入観を納得させない説明の辞書。知人の楽しんだ店をネットで探す。そこには二百店に近い店の一覧、漢字や仮名はほんの数えるほど、アルファベットとカタカナがズラリと並ぶ。辞書から受けた感覚とは程遠い店内紹介に戸惑う。「こりゃあ百聞は何とか」、次に知人に出会ったら教えてもらおう。
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