日々のことを徒然に

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はやぶさ2

2018年06月27日 | 自然 季節

 「はやぶさ2」は「46億年前の太陽系の成り立ちや、生命の起源の手がかりがありそうな小惑星の岩石を持ち帰る」、そんな重い任務を背負って2014年12月3日種子島宇宙センターから打ち上げられた。その1年後、地球の引力を利用したスイングバイという操作で加速度をあげ、小惑星に向かって旅立った。

 その「はやぶさ2」が今日の午前9時35分、2億8千万㌔離れた目的の小惑星「リュウグウ」上空20㌔に到着した。飛行距離は3年半、32億㌔に達するという。リュウグウへ到達でなく横づけしたといえるそうだ。その技術はどのくらいか、ある計算では、ブラジルという広大な国土に描いた6㌢ほどの的を日本から狙う制度だという。数日前から到着の報道を楽しみに待っていた。

 はやぶさ2は、世界で初めて小惑星イトカワから岩石を採取し地球に届けた「はやぶさ」の後継機。イトカワから復路、満身創痍の状態ながら地上からの操作に応え帰還し多くの人の感動をかった。後継機はしっかり改良され、リュウグウの観測や岩石採種、小型着陸機の放出など予定されている。リュウグウには1年半とどまり、2020年の暮ころに地球へ帰る予定という。

 先代のはやぶさに比べ極めて順調な飛行をした。はやぶさ2のカメラがとらえてリュウグウはそろばん玉そっくりの形状で、約900㍍の大きさ、その表面には多数のクレーターがあり、着陸に検討を要する。生命の起源に関わる可能性のある有機物が期待されている。目には見えない宇宙の彼方の小惑星、科学の力がどう解き明かすのだろう。
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