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ブロック塀の安全

2018年06月24日 | 生活・ニュース

 21日の大阪北部地震では5名の方が尊い命を無くされた。その中で、小学児童が、倒れてきた学校のブロック塀により亡くなった事故は多くの課題を残した。一方で余震の続く中でライフラインの復旧が続いているが、一刻も早い完成を願っている。

 ブロック塀の倒壊事故で過去にも死傷事故が発生している。学校の塀倒壊事故直後のTV各局の映像を気をつけて観察した。上下分断した全体の模様は分かるが、分断した部分のアップが見れなかった。鉄筋がどうなっているか、ディレクターやカメラマンにその認識がなかったのではなかろうか。詳細は点検され公表されるだろうが、塀の上部に達する鉄筋があれば、板を倒したような倒れ方はしないだろう。

 卑近な例になるかもしれないが、64年の東京オリンピックの年、父は新築するため土地を購入した。隣家との境界はブロック塀を設けることになった。長さは30㍍近くあったように思う。その時、施行業者から「安全のために倒れないよう設ける」と教わったのが、今回の事故後指摘されている「ひかえ塀」だった。地面からの高さは私の背丈ほどだった。

 その土地は手放したが塀は今も倒れずに残っている。確かにある間隔でつっかい棒をしたようで、塀際ぎわの使い勝手は悪いし見た目は安っぽく映ったが、50年以上も前の施工業者は今の基準に合致する施工をしていたのだと敬服する。今、わが家も道路に面した側に、コンクリート基礎の上にブロック5段重ね高さ1㍍の塀がある。通学路沿いでもありひび割れや傾きを続けて注意、観察しておこう。
コメント (2)
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