日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

同人誌「花水木」10号

2016年01月21日 | エッセイサロン
 
 所属する「岩国エッセイサロン」は昨年末に開設10周年という記念すべき節目だった。その祝賀会と忘年会を兼ねた宴を近くのホテルで開き、盛り上がった。10年ひと昔というが、途中入会で9年4カ月の在籍ながら、あっという間の時間感覚でしかない。それは定年後、エッセイ同好会に費やした時間が楽しかった、子供じみているが正直な思いである。

 サロン活動のまとめは同人誌「花水木」。専門家の「発行は3号くらいまで」という予測を打ち破り10号に達し、今日の例会で配布された。同人誌には昨年の1年間、会員が新聞に投稿、選ばれて掲載されたエッセイの全作品が載っている。10号には95編掲載で134頁、B6版の小型本だが重みはずっしりと感じる。

 花水木の誌名は創刊号から変わらず。花水木はアメリカ原産で、東京市長がワシントンに桜を贈った返礼として1915年、ちょうど100年前に日本で植栽された。100年と10年の差はあるが、花水木の花言葉の一つ永続性を合わせ思えば、我らが同人誌の長く続くことを示唆している。

 同人の申し合わせは「エッセイの創作や、エッセイにかかる勉強をすることを通して自己啓発を図ると共に、創作したエッセイを外部に発信し評価を仰ぎ、ひとりひとりがとり輝いて生きる」としている。この達成には日々の学習と努力を終わることなく続けることが必須となる。まずは同人18人の掲載95編を読み返すことから始めよう。
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1日も早い開店を

2016年01月20日 | 地域


 地域にあった2店のスーパーマーケット、通称スーパーが同じころに閉まった。1店は閉店撤退、もう1店は現在、スクラップが終わりビルドの真最中。春ころには開店、そのため従業員募集の折り込広告が入る。ということで、旧城下町の広い地域が今は「買い物難民の地」と話のネタになっている。本当に不便を感じている。

 スーパーのどこがいいのだろう。スーパーに並ぶ商品は主に日用品。その並んでいる商品のなかから、買う側が欲しい物を欲しいだけ、自分の目と知識と情報をもとに選び、所定のカゴに入れ、レジで精算され支払う。特別のことがない限り店の従業員と接触することはない。当初に比べれば品揃えは十分で、百貨店という高級感を求めなければ困ることはない。

 車で10分も走ればスーパーに行けるが、そうできない家庭もある。免許返納された高齢の親しい人は、車持ちの友達が週3回買い物に誘ってくれるので助かっている、と話す。閉店したスーパーは配達があるので助かるという声は何度も聞いていた。こういうよう状況になると中山間地域を訪れる移動販売車を待つ人の気持ちがよく理解できる。

 最近、国内で、産廃が商品としてスーパーに並び、売られたという信じられない報道がある。作業場の土間に落ちた肉片を製品にした某国の映像を思い出し、その類似性に驚く。これはスーパーの信用すら失墜させかねない、その業者の道徳心はどこから来ているのだろう。そんな心配を払拭した1日も早い開店を待っている。
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防災行政無線

2016年01月19日 | 地域


 屋外に設置された防災行政無線、これは屋外拡声局で、住民に防災や行政情報を伝えるシステムで、緊急と普通の2種類の放送がある。緊急は避難勧告、災害情報、火災情報など、普通は時報、自治体からのお知らせとなっている。市内には200基を超える拡声局が設置され昨春から運用されている。

 地域や住居地によって異なるのだろうが、ハッキリ聞き取れる時とそうでない場合がある。向かい合った拡声局のスピーカーが反響しあい2重3重の波打つ音声で内容不明、風の向きなのか音声が小さくて聞き取りにくいなど満足な状況にはない。大雨や強風の際は聞こえないのでは、寝入ってしまった夜はどうかと気づかう。

 普通の放送は聞き洩らした時は電話確認の方法はある。しかし、緊急時にはそんな呑気はことでは済まない。特に火災情報は消防署のサイレンが鳴るが定着し、その回数で近在か否かなど判別出来ていた。それが無線放送になり、向かいの家の火災でも、表が騒がしくなるまで分からなかったという人は放送が聞こえなかったという。聞こえた人にも内容は分からなかった、という人もいる。

 火事は消防のサイレンで第1報、これが最善と思う。防災関連サイレン吹鳴パターンは7種類、吹鳴と休止の秒数が異なった組み合わせになっている。全部は覚えきれない、印刷しておこう。市長選挙のお知らせと期日前投票の呼びかけの放送を聞きながらいろいろ思った。
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東京の雪

2016年01月18日 | 自然 季節


 一般的に天気は西から東へ移動していく。昨日この地区に冬季としては可なりの雨量をもたらした低気圧、今朝は関東で雪を降らせている。この低気圧はさらに発達し、北日本では大雪とそれに伴う障害への注意が出されている。

 東京に雪が降るとテレビはNHKも民放各局も雪にはしゃぐ子どものように「ゆき、雪」と放送する。雪景色はいいとしても、交通機関の乱れを事細かに繰り返し繰り返し、まるで企業の広報担当のように流す。家でTVを見ている人の参考にはなるが、職場で働くどのくらいの人らの参考になるのか、足元の悪い中、危険なのでスマホを見ながら歩くわけにはいかないだろう、などとつまらないことを思う。

 大きな気象変化が起きると、首都では地方の小さな街では想像もつかない事象が起きる。車の自損を含む事故、転倒による負傷など、報道を見て毎回驚く。雪の日は、私の車運転指標「急ぐな 焦るな」を実践ください。それにしても雪降るたびに交通が麻痺する東京、何とかならないのか。いや五輪は夏で良かった。

 昨夜のうちに東へ異動した低気圧、朝刊はポリ袋に入れて配られたが夜明けすぎから日が差し始めた。どうしたことか車で走りながら3回も虹に出合った。なにか良いことがあるかと年賀状の当たり番号を確認したが、切手シートが今年は4枚、100万分の1という1等は何処に。県内、今夜は平地でも雪の予報、大寒まではあと3日、冬らしい冬がやってこないと草木が迷っている。人様はしばらく辛抱辛抱。
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安心安全の中身

2016年01月17日 | 生活・ニュース


 21年前はまだ現役、あの時間頃は起床する時刻だった。大きな揺れにドキッとした。すぐにTVをつけると大きな地震が発生したらしい、そんな第1報だった。建築中のわが家は揺れに耐えたか心配になる。幾筋もの炎の映像は映るがナレーションと合わない。通信線が途絶えていたことが原因と分かったのは後からのこと。急いで出勤する途中建築現場に立ち寄る、異常ないことを確認し安堵した。それは阪神淡路大震災の日の朝のこと。

 今、遠くから伺う限りでは復興したかに思われるが、孤独死を頂点にして隅々まで復旧復興に至っていないと慰霊の日が近づくと報道される。その慰霊の式もかっての半数ほどになったという。原因は被災経験者の減少と高齢化、経費や世代かわりなど沢山あろう。東日本大震災の教訓と合わせ、30年以内といわれる東南海地震への備えをしっかりしてほしい。

 自然災害だけでなく、日常生活の安心と安全も大切な行政の施策を期待する。目に見えるインフラや箱物施設の建設ばかりでなく、人の心を癒しうるおす文化面にも大きな力を注いでほしい。インフラ整備や箱物の羅列、助成金という飴玉をもらってくることを政治手腕とする有権者もあるが、それらでは本当の安らぎは得られない。子や孫らが親父や爺ちゃん時代の遺産、そんな仕事を残してほしい。

 任期満了にともなう市長選が始まった。横須賀基地からの艦載機移駐で極東最大クラスになろうとする米軍基地を抱える街での市長選。基地にまつわる安心安全は自然災害とは異なる。それだけに解決に困難な問題もあろうが、民意優先の市政を推進して欲しい。まず、子どもと高齢者が安心して暮らせる街になれば人々は安心して定住する。
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お母さんはどこに

2016年01月16日 | 生活・ニュース

 年末のお寺参りは報恩講、これは祖師の忌日に報恩のために行う法会。浄土真宗では、開祖親鸞聖人のご命日は今日、新暦1月16日を縁とした報謝の集いとして行われる。ほかに春季と秋季彼岸会、聖人降誕会、永代経法要、盂蘭盆会などがある。門徒として出来るだけお参り出来るように努めている。

 こうした恒例法要では、仏法に関する話として法話がある。純粋な仏教論であったり、身近に起きる出来事、それは些細なことでもそれが仏の教えにかなう事例を分かりやすく紹介される。講師は各地で法話され名の知れた高僧から30代の地元住職まで幅広い。それだけに捉え方に経験の差を感じる。どちらが良いか否かはない、門徒と接する中で得られた貴重な話として聞く。

 若い講師の法話から。ある年忌法要が終わり集われているご親族と会話しているとき、4、5歳くらいの男の子が私の膝に座って話し始めた。男の子のおばあさんがその子の名前を呼んで「お母さんはどこに行ったの」と聞く。男の子は仏壇を指さした。それはお浄土を指す。続けて「お母さんは何になった」と聞くと今度は「阿弥陀如来様を指した」。祖母の目には涙が光った、という。

 こちらは別席での話し。やはり4、5歳くらいの男の子、火葬前の棺に眠る祖母に手を合わせ見送る。炉から引き出された台をみて「おばあちゃんがいない」と叫んだ。どちらも幼くして避けられない人間の終末を感じ取った。二人の子どもは、母とそして祖母から全く知らなかった世界を教えてもらったこの尊い経験をどう育むだろう。
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電力小売り

2016年01月15日 | 社会 政治


 電力小売りが4月から家庭向けも含めて全面自由化される。そうなれば家庭でも電気の購入が先自由に選べる。既存の電力会社の地域独占体制が終わり、新規参入の企業との競争が始まっており企業は顧客獲得に知恵を絞っている。TV解説は新規参入企業の多い大都市の例示ばかりで、地方在住者にはあまり参考にならない。見落としているのかもしれないが新規企業のチラシも見かけない。

 電柱があって電線が張られ、そこから電気は送られてくる。新規企業はその既存の電線を使って各家庭へ届ける。電気に色が付いているわけでもないのに、どんなにして企業別の電気に区分けするのだろうかといらぬ心配をする。原発抜きの新規企業を探したいが、それを広告などに明示したら違反らしいが、これは間違った情報であって欲しい。

 そんな地上での懐勘定など知らぬげに吹きさらしの電線で一休みする鳥の群れ。寒くはないのだろうか。発電から家庭へ届くまでの電気ロス、記述によって異なるが相当な電力が失われている。そのロスは熱となって電線から放出されるなら、鳥たちの足元は温かいだろうと見上げる。

 ストップ温暖化の話の中で節電もしっかり聞かされた。そのために節電家電を購入した議員もいた。我が家ではそんなことは出来ないが、節電は心がけている。しかし、電力小売り制度では、使用量が少ないと恩恵は少ないようだ。電気事業者にとって節電は好ましからぬことだろうが、ストップ温暖化のために節電家庭にも恩恵が欲しい。
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監視カメラの先

2016年01月14日 | 地域


 最近の監視カメラは犯罪捜査の主役になりつつあり捜査カメラと呼称変更が必要なほど犯罪捜査に動かぬ証拠を提供している。その多くは商店などが自主的に設置されたものだが、通りを含む広い範囲をカバーしている。何台かのそれを連結すれば犯罪者の行動が暴かれる。しかし、プライベートで困る人があるかも、と思うと気持ちは複雑になる。

 ここまでは数日前に書いていたもの。今日、この前書きを裏付けるような報道がある。昨年の刑法犯件数が前年比9%減の109万9千件余で戦後最少という。減少傾向の9割は窃盗が占め、少年犯罪が減ったことが原因とある。減少の一因に監視カメラ増加も一つの要因と分析された。犯罪件数の減少は喜ばしいが、監視カメラの効果とはいささか情けない。

 そんな監視カメラが、こんなな場所まで設置されているとは驚いた。そこは家庭ゴミの集積場所で、途切れることなく軒の連なる住宅街。一つの散歩コースの途中で、ルール外れで未収集のゴミが頻繁に残っていて、近所迷惑だろうと見ていた。注意の掲示は立っているが効果は薄かった。そんな掲示の斜め上方からカメラが置き場を見おろしている。

 日本人の仕事の6割強が、ロボットに置き換わるのは近未来という。カメラに監視され、人工知能を備えたロボットの指示を人間が受けて働く時代も遠くないかも。カメラに監視されないで暮らせるひと心を今からでも持てば、ロボットの時代に変わっても、人間同士助け合える。「監視カメラさんお役目ご苦労さまでした」の時代をまず作りあげよう。
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四つ辻の山茶花

2016年01月13日 | ウオーキング 散歩


 昔の風景はいつのまにか変わる。賑わっていた商店街はシャッター通りに変身し、歴史ある建築物は今風に利用できず保存が困難と解体され、酒造会社や銭湯のシンボル煙突は崩され、裸電球の街灯はLEDで明々と照らすなど、散策する通りの角を曲がるたびに何かが変わっていく。

 四つ辻にあるその家には、見上げるほどの高さに茂った山茶花の垣根は通りのシンボルだった。道を聞かれた時、その垣根を目安に教えたこともあった。久しぶりにそこを通りかかったら、すっかり変わっていた。地面から7分ほどはブロック、そのうえに乗っかるように山茶花が残されていた。家主さんも全面撤去は愛着からか憚れたのだろうか。それはそれでいい造作だと思いながら、いつものように童謡の「♪ たきび」を思い出した。

  (1) 垣根の垣根の 曲がり角    (2) さざんかさざんか 咲いた道    (3) 木枯らし木枯らし 寒い道
    たき火だたき火だ 落葉たき    たき火だたき火だ 落葉たき      たき火だたき火だ 落葉たき
    あたろうか あたろうよ        あたろうか あたろうよ          あたろうか あたろうよ
    北風ピープー ふいている      しもやけ おててが もうかゆい    相談しながら 歩いてる

 童謡の1番と2番の歌詞は、小さな四つ辻のこの場所そのものと置き換えられる。こうした城下町時代の風情を残す垣根も次第に変わる。錦帯橋畔に高い杉垣の家があり、そのきっちりと剪定された垣根越しに梅や桃、しだれ桜が見え、写真を撮る人も見かけていたがその家も杉垣が現代風に変わった。脚立を使っての選定姿を何度も拝見しているが、こうしたとこにも高齢化の波を感じる散歩道の一つがある。
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ひし形の道路標示

2016年01月12日 | 社会 政治


 年明け、車の初運転の日「焦らず、急がず」を今年の運転指針に、と決め出発した。出発から1キロほどのところで指針が役立った。道幅の狭い一歩通行の道路中央をフラフラ運転の自転車に追いついた。指針通り追従していたらどうしたことか突然止まった。追い越す時ちらっと見た感じではどうもほろ酔い気味のように見た。安全運転指針の効果あり、と素直に喜んだ。

 「酔っ払いに気をつけろ」という交通標識は無いと思うが、飲んだら乗るなというポスターや標示は見かける。自転車は軽車両、自動車と同じに飲酒運転取り締まりの対象になる。全車種の運転席にアルコール検知器を設置し、それが作動しらたエンジン停止という車にすれば、悲惨な飲酒運転事故は防げる。人が運転しなくてもいい車の開発が進んでいるが、それに比べればアルコール検知は簡単だろう。

 警察のアンケート調査で、運転免許所持者の7割が知らない標示がある。その標示は道路に白のペイントで描かれた「ひし形」。意味は、この標示の先には「横断歩道または自転車横断帯がある」ことを示す。見通しの良くない場所で「ひし形」を見たら十分気をつけたい。見通しが良くても信号機のない横断歩道の手前にも標示される。ひし形の標示を見たらスピードを落として進もう。

 運転免許取得からこの春で50年、これまで反則金も罰金も納めずに運転してきた。「運が良かっただけ」という声はいただく。それもあろうが「反則金に罰金はいや」という半世紀にわたる気の持ち方も力になっていると信じる。標識や標示の示していることを守るだけで、安全確保と出費抑制の両得になる。今年も、運転指針をまもり無事故無違反を誓う。
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