日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

招福のたまご

2016年01月22日 | 自然 季節


 「寒の内」とは、小寒から節分までの1年で1番寒い1カ月ほどの時期を指す。温暖化の冬は年明けから寒波襲来、このところの寒さは温暖化を遠ざけた。週明けまではとんでもない寒波がやって来る、沖縄でも雪が降るかも、という予報、日曜日の大荒れる予報を受けて、市長選挙は期日前投票で済ませた。

 寒の内に鶏が産んだ「寒卵」は金運によく、中でも大寒の日に産まれた卵は「大寒のたまご」と呼び格別のご利益があるとか。この卵を求める人は多く、卵店には全国から注文があるという。その販売文句は「大寒に産まれた卵を食べると体に金運と幸運が宿り日ごとに大きく膨らんでいく」と卵の力を紹介している。

 そんな貴重な卵をいただいた。何となんと小さな紙片の説明書きがついている。「大寒の日に産まれた福を招くたまご 昔から大寒の日に産まれた卵を食べると福を招き幸せに暮らせるといわれています」。外観に特別か文様などの印は無いが、昔からのいわれの日に産まれたものと思えば、扱う手にもやや緊張する。

 剣道や柔道、空手などでは寒中の寒さに耐えて稽古をする。息子は中学卒業まで剣道をやっていた。寒稽古は朝5時から、小学低学年のころその稽古に付き添った。素足で床板を踏んで竹刀を振る、あるいは正座して先輩の稽古を見るなど外目にはきつく思うが息子は弱音を吐かなかった。「寒」にはもの言わぬ精神力を錬ものがある。そう思えば、大寒のたまごにも目に見えない力が宿っている姿に思える。さて妻はどう料理するだろうか。
コメント (2)
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