日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

梅干し壺

2016年01月26日 | 陶芸


 陶芸教室は今年2回目、前回は参加できず私的には今年初参加。車の運転と同様「急がず焦らず」を創作の指標にして楽しみたい。作品の出来栄えは上向きに進みたいが、手先とセンスに負うところが大きく、この難点を超えるように励もう。

 今日のテーマは「梅干し壺」。この懐かしい言葉に高齢ばかりの受講者は全員が取り組んだ。全員が同一の作品に挑戦は久々のことになる。講師は祖父母くらいの受講者に丁寧に、手を取るように、気をつける点をスッテプ毎に教える。指導員になって日は浅いが、教えるだけの努力を積んでいると思わせる。

 梅の実を塩漬けにし、赤い紫蘇の葉を加えてつけた梅干し、子どもころ我が家には黒茶色の陶器製のカメに入っていた。中高時代の弁当には必ず入っていた。防腐防止と言いながらおかずのひと品の地位も持っていた。遠足のムスビには必ず梅干しは入っていた。梅干しと白粥のセットは腹痛の妙薬だった。和歌山の南高梅などという名品を当時は知る由もない。

 皿や茶わんに湯呑とマグカップなど、定番化している製作パターンに梅干しを入れる壺つくりは面白かった。時間ぎりぎりまで励んだのはこれまた久々ではなかったか。梅に居心地を訊ねるのは先になるが、また挑戦の声もあり、若い講師へのエールになったと思う。ベテラン講師陣が若い講師のサポート役だが口を挟まない。プレッシャーを感じながら技量を高める若い講師に前途あれ。
コメント
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