日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

彼岸参り

2009年03月20日 | 生活・ニュース
               

お彼岸の中日、春分の日の暖かい日ざしにさそわれて墓参りされる方が多い。何年ぶりかに出会う方もある。知ってる人にも知らない人にもみんな「こんにちわ」の言葉ですれ違う。墓地周辺は久しぶりに賑やか。

山肌の南斜面のこの墓地は昭和以前からあったと聞いている。子どものころは小高い丘のようなところで、周囲の畑に通じる細い坂道を1列に並んで歩いて上っていた。

地域開発の波はこうした不便だった周辺にも広がり、墓地のそばを通り抜ける広い道路が開通し、今は車で横付けできる。子どものころのきつかった墓参りは嘘のようだ。

それでも開通した道路周辺には自然のままに育ったたくさんの花が墓参りの人を迎えるように風に揺れている。なかでもこごめ桜、本当は雪柳と呼ぶそうだが、その白さがひときわまぶしい。

柿の実を収穫するときには1個残しておくそうだが、そんな柿木がぽつんと立っている。残された実は、鳥の餌になったのか大きな傷跡を残したまま律義にも守り神のように留まっている。

この姿は自然の意志ではあるが、自分にこのような真似が出来るかな、見習うところがあるなと思いながら撮っていると、近くでウグイスが鳴き始めた。

(写真:何かを教えてくれそうな律義な柿の実)
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数字合わせ

2009年03月19日 | 生活・ニュース
               

今の世の中、数字なくして動かない仕組みが多い。身近なものでもカードなどの暗唱番号、電話やFAX番号などは直に思い浮かぶ。パソコンでも暗証番号やID番号もある。ATM、自分のお金でも数字が合わないと使えない。安全で便利で確かなようだが不便もある。

0120ではじまるフリーダイヤル。商品や企業名などを覚えてもらうためにこれらを数字の語呂にあわせた番号を目にする。4126はよい風呂で銭湯、6874は虫歯なしで歯科など楽しくもあり面白い。商品とは関係なく同じ数字にメロディーをつけたものも覚えやすい。

数字の語呂合わせといえば国家予算。考える立場が違えばその表現は右と左ほど違って両方とも面白い。8080と言えば「やれやれ」でお疲れさま、4989と言えば「四苦八苦」でお悩み、などは目にするし聞きもする。しかし人の苦労をいい表すのは控えたい。

車社会、路線番号も数字で表示される。「国道と県道の見分け方を知っているか」と聞かれたので「地方道の表示は6角形、国道は丸みを帯びた逆三角形に番号が書いてある」と答えたら「よく知っているね」と感心されたが、知らないまま運転していたのかと驚いた。

いやな(187)な道を運転するときも事故を起こして1059(天国)に行かないよう安全運転に気をつけている。3741(みんなよい)運転で気持ちよく走ろう。

(写真:国道「いやな」号線の標識)
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田植えの準備

2009年03月18日 | 生活・ニュース
               

このところの暖かさで各地の桜のつぼみが開花に向けて大慌てという。そんななか、本州で最も早く開花宣言されたのが本州の最西端にある下関市。今朝、標準木に5輪確認されたという。予測より5日早いとか。

桜の開花にあわせて活発に活動するのが杉のあとを受けた檜の花粉。すでにその予報も出されている。杉ほどにはないそうだが充分気をつけてください。

国道を折れて山あいに向って車ではしっていたら朱色のトラクターが田の中に停まっていた。そんな時期かと思い、動いていたら1枚撮りたいと思いながら通り過ぎた。幸いなことに帰り、ちょうど仕事が始まったところだった。

ここは、いつだったか稲刈りを撮らせてもらったと同じ田だ。時期はまだ3月、気温は5月並というが、こんなに早く田植えの準備をされるとは知らなかった。米造りには字と同じ88の手間が掛かるという、これは何番目だろうか。

初夏のような陽射しに、トラクターを操縦する農家の方の麦わら帽子姿が粋に見えた。やがておたまじゃくしもこの田に姿を見せひと夏を過ごしていく。今年はどんな実りになるのだろう。

(写真:始まった田植えの準備)
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小鳥の置き土産

2009年03月17日 | 生活・ニュース
               

赤色と黄色の千両の実を残さず食べ終えたら小鳥たちは来なくなった。

毎年実がつき食べころになると小鳥が姿を見せ始める。食べころは小鳥が教えてくれる。実がついても直には食べなにこない。見た目には分からないがあるときから食べ始める。美味しくなる時期があるのだろう、ひとりそう思っている。

小鳥が食べ始めると見る間にその実の数が減る。少し楽しませてとネットで覆って近づけないようにしておく。それは気休め、上手くかいくぐって入り込む賢い小鳥もいる。

もういいでしょう、とネットを外すと待ち構えていたように飛んでくる。千両の柔らかい茎には大きな小鳥はむりでメジロが多い。上から下へ、茂った葉の間まで入り込んで残らず餌にする。可愛いその姿からは思いづらい貪欲さがあるようだ。小さな生き物が生きていく術だろう。

先日、すっかり実の無くなった千両のそばのブッロクの上に4粒ほどの種を見つけた。「今年も頂きました」という小鳥からの感謝の置き土産だろうと手にとって見たが、何の種かは分からない。分からないが千両の根本に埋めておいた。

芽が出て膨らんで…そんな歌のようなことにはならないだろうが、春、いや夏かもしれないが何かの芽が見られたら、そのときは小鳥へのお礼としてブログで紹介しよう。

(写真:小鳥の置き土産は何の種だろうか)
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温室育ち

2009年03月16日 | 生活・ニュース
               

外出先で立寄った温室の中、外で吹き荒れる春の嵐の厳しさは微塵ほども無い心地よい暖かさ。そしてたくさんの花が咲きそろい春真っ盛り。時おり風の音が聞こえてもそこは別天地というにふさわしい。

心地よい温室の中はむせぶような花の香りがただよう。訪れた人たちはそのなかで丁寧に見て回っている。値札を見ながら考える人もいる。温室は暖と和みがうまくかみ合い幸せを感じさせる。

温室は暖地の植物を栽培したり、時期外れの開花や結実を狙って考えられたもで、温度を高めに維持すように考案されている。いまでは化石燃料もその手段として用いられている。これを使用した農業は「先端」という評価もある。

それとは逆に、温室を頭にいただく言葉にあまりいいイメージは無い。温室効果に温室効果ガスは環境の悪化を語るとき、温室育ちは軽いねたみも含んで頼りない人を表す代名詞のひとつになっている。

このところ首相は小泉・安倍・福田・麻生と4代続けて2世3世などの議員が就任。耳学問では庶民的な苦労など知らないままに育った方々と思う。それがいけないわけではないが、圧倒的多数の庶民が経験する世間の波にもまれることは少ない。

真面目に働いても将来の生活や医療、教育や育児に就労などで、先行きの不安が蓄積されている。温室の中にいる人たちへこうした風を届けるのはその扉を開けることだ、温室から出るとき吹き込んだ冷たい風をさけながらそう感じた。

(写真:春たけなわな温室の風景)
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菜の花

2009年03月15日 | 自然 季節
               

錦川清流線に南河内という駅がある。その前面に広がる菜の花畑は近郊からも多くの家族連れやカメラマンが訪れて楽しんでいた。今年はそこの情報を目にしないので、通りがかりに立寄ってみた。畑は耕され菜の花の姿は無かった。耕された畑の写真を撮ったがその訳を知る由もない。

所用を済ませ瀬戸内沿いの国道を走っているとき菜の花が目に入った。そこは光市を流れる島田川の千歳大橋のすぐ上流だ。整備された川土手には100㍍近く帯のように菜の花が咲いている。紐で支え倒れないように手入れもされている。

この春初めて見た菜の花畑だ。犬と散歩中のご婦人に聞くと「毎年きれいに咲かせておられます。桜とのコラボがなんともいえません」と話された。土手の桜の木は菜の花の屋根のように枝を伸ばしている。

昨日の第2回桜の開花予測は「前回発表より少し早まる」、今夕の気象情報ではさらに早まる予測が流れた。何10年も桜を眺めてこられた先輩は「皆さん早い遅いといわれますが、開花の日はそんなに違いません」とこちらは経験予測、さて今年はどちらの予測が当たるやら。

南河内駅の桜のつぼみには、薄い緑色が見られた。こうなると1週間か10日くらいで咲きます、とは気象予報士の解説、ただしお天気しだいですの断わりがついていた。書くことがうまくなれない言い訳にお天気しだいというような、そんなうまい言い逃れはまだ見当たらない。

(写真:今年なじめて目にした菜の花畑)
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寝台特急列車

2009年03月14日 | 回想
               

昨夕の18時03分、東京駅10番ホームから「富士・はやぶさ」が九州への「最後の寝台特急列車」として、カメラを手にした3千人の人に見送られて出発した。そこには「ありがとう」や「ウォー」という歓声とともに手を振る人や涙ぐむ姿もあったそうだ。東京駅在来線のホームで九州の駅名はこれで見れなくなった。

出張ではいつも「あさかぜ」を利用していた。行きは19時と21時の時間帯の何れかで出発、朝7時と9時の時間帯の何れかで帰着していた。当時は時間を有効に利用するという意味では実に便利な寝台特急列車だった、と今でも思う。

そのうち帰りは東京から名古屋まで新幹線、ホームできし麺を食べて寝台特急「金星」に乗り継いだが、その金星もやがて時代の波に流され役目を終えた。やがて東京出張は新幹線日帰りの時代へと変わる。

寝台特急列車を利用し始めのころは上・中・下の呼称で3段ベッド、上段は冗談でなくきつかった。いつからか2段に変わり窮屈感が薄らぎ少しゆとりを感じた。ドラマでは個室が舞台になるが、B寝台族なので残念ながら目にしたことはない。

1960年代、冷暖房完備の新造車両「あさかぜ」は「東洋一の動く豪華ホテル」と呼ばれた。しかし、時代の趨勢には逆らえず2005年にその豪華なホテルも博物館行きとなり見られなくなった。

寝台のカーテンを開いたらそこに思わぬ出会いがあった、など思い出しながら「富士・はやぶさ」の最後の出発風景を見ながら、濃紺の車体が普段より輝いて見えたのは思い込みだろうか。

(写真:東京駅を出発する九州行き最後の寝台特急列車)
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学校のそばで

2009年03月13日 | 生活・ニュース
               

市内のある中学校の運動場、道沿いに名前を知らない大きな木が幾本も立っている。夏場には気持ちよい木陰になるだろうと思われるほど枝は伸び葉はよく茂っている。

何気なく見ていておや、と気づいた。ひとつの根から2本、3本、4本、5本と幹が伸びている。中には絡まって1つの幹のように育ち大木と見間違える木もある。人手が加わっているのかもしれないが面白い並木に思えた。

この中学校は1976年4月、5つの中学校が統合したときに出来た校舎というから、不思議な幹たちは30年余に亘って学校の歴史を眺めて来たのだろう。

3兄弟のような幹を眺めていたら、隣の5兄弟の茂みから鶯の鳴き声がした。今年初めて聞く鳴き声は練習中なのか響きにもう少しという感じがした。二声か三声で鳴き止んだ。

校門の中から「おめでとう、よかったね。わざわざ報告に来てくれたの、ありがとう」いう女性の声が聞こえた。卒業生らしい女の子の肩に手を置いた先生の笑顔が見えた。女の子は後姿で顔は見えないがきっといい笑顔をしているだろうと思った。

校門そばでのいまの先生と生徒のような光景、長い学校の歴史を見てきた木々等は幾度となく見てきただろう、そう思いながら学校沿いの道を通り過ぎた。

(写真:3兄弟のように力強く立つ木)
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春の小川

2009年03月12日 | 自然 季節
               

文部省唱歌「春の小川」にはオリジナル歌詞(1912年)があった。  
                     
 春の小川はさらさら流る。 岸のすみれやれんげの花に、 にほひめでたく、色うつくしく  咲けよ咲けよと、ささやく如く。
 
 春の小川はさらさら流る。蝦やめだかや小鮒の群に、今日も一日ひなたに出でて 遊べ遊べと、ささやく如く。

 春の小川はさらさら流る。 歌の上手よ、いとしき子ども、聲をそろへて小川の歌を うたへうたへと、ささやく如く。

1942年文語体が口語体に変わり3番が削除され、1947年にさらに次のように変わった。これが子どものころに習った歌詞だ。

 春の小川は さらさらいくよ 岸のすみれや れんげの花に すがたやさしく 色うつくしく 咲いているねと ささやきながら

 春の小川は さらさらいくよ えびやめだかや 小ぶなの群に 今日も一日 ひなたでおよぎ 遊べ遊べと ささやきながら
                                  
著作権のなくなった歌だが、こんな歴史を知る由もない小さな川は春らしい陽射しを浴びながら気持ちよさそうに流れていく。手には、水温むには少し早いのか心なし冷たいが気持ちいい春が伝り、そばの菜の花は盛りとゆれている。

明日の予報では「春二番」が吹くという。吹くというより暴風並みに荒れる予報になっている。桜が咲くまでにはまだ何度か春の嵐がやって来そうだ。日本の政界には幾つかの熱低が発生している。霞ヶ関に春の嵐はいつ吹くのか。

(写真:童謡にも聞こえる流れの音)
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いただき物

2009年03月11日 | パソコン講座
               

N町のパソコン受講者は50代から70代の方、うち70代の方が4割以上をしめる。高齢の方はパソコンを敬遠されるという様子はうかがえない。それどころかパソコンへの意欲は非常に高い。

講座の機会が少ない地域だけにパソコンについ「困っていることがあるのですが、教えてもらえますか」と遠慮そうに聞かれる。持ち込まれたマイパソコンや記録媒体を使った個人授業を開く。

講座開始前や昼休みの短い時間だが、地域の方との交流が出来る。地域へ出向く出張講座の目的のひとつでもある。問題や困りごとが解決し喜んでいただければ、またどうぞ、というひと言が出る。

ある女性の受講者が「今朝モチをつきましたので食べてください」とスッタフ全員がそれをいただいた。つきたてを実感させる柔らかなモチはすぐにでも口にしたいがそれは出来なかった。

それにしても、手際の良さがあるのかも知れないが、モチをついてから講座に出席とは何たるパワー、恐れ入る。それも1種類ならまだしも4種類も袋に入っている。

朝からすごい働き方ですが、と問うと他にもコンニャクなど手がける方もおられるそうで「朝飯前の仕事や家事」そんな風に聞こえる。皆さん働き者とは聞いていたが改めて実感した。

また講座を開いて下さい、というあり難い依頼を聞きながら機材を撤収した。夢子さん、悪いが今日のお土産が重かったですよ。

(写真:柔らかい4種類のつきたてのお餅)
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