日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

蛸 壺

2009年03月25日 | 生活・ニュース
               

タコ捕り用らしきつぼの積み重ねを「気持ち悪い」と言いながらもシャッターを押し続ける彼女は大の釣り好き。確かに積み上げられた壷の口の並びは見方によっては気持ち悪かろう。

蛸壺は首の部分のくびれた単純な素焼きの壺と信じていた。積み上げられた臺が蛸用だろうかと思って聞いてみた。このごろは「素焼きの円筒状の壺の側面にセメントなどでカマボコの型に加工して重くしている」そうで、積んであったものは説明の通りだった。

蛸はなぜ臺で捕れるか調べてみた。タコは身を守る固い殻などを持たない。身を守るため海底の岩場の中に隠れている。潮の流れをみて岩場から出てイシガニや小魚、貝などを短時間で捕獲するそうだ。

潮が変り岩場に戻ろうとするとき、隠れる場所の少ない砂地などではタコにとって危険地帯で魚の餌になることも多く、いい隠れ場所があればタコはこれ幸いと入り身を隠す。海底から蛸壺を引き上げる時も、壺から逃げるタコは滅多にいないそうで壺の中でじっとしているので蛸壺で捕る。

蛸は安住と思いし処が、漁をする側からみれば「臺にはまった」ということになるが、これは人の知恵が上回っているということだろう。蛸だから許されもしようが人を臺にはめてはいけない。特定給付金の手続きも始まる。詐欺グループの臺にはまらない、周りの人にも気を配ろう。

(写真:ちょっと不気味な蛸壺の山)
コメント (6)
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