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パソコンの前に行儀よく腰掛けた幼稚園の年中くらいの女の子。しおりの見本から好きな図柄を選び、お母さんに促され「お願いします」と小さいがよく分かる声で挨拶をした。
ワードアートで作成したを名前をひらかなで入ると声を出して喜んでくれた。ふたつ目の名前をコピーしたら、お母さんにささやくように何か話しかけた。「おじちゃんにお願いしなさい」と子どもに返した。ふたつ目の名前は別のワードアートを使って欲しい、ということだった。
「これでいいかな」と問うと「はい」とよい返事が返った。「よし出来た」と印刷の操作に入ったら「これはどこから出るの」と女の子が画面を指さした。これまで思っても見なかった質問ががでた。お母さんが「パソコンは不思議な箱なの」とすくってくれた。女の子は母親の答えに満足した様子だった。印刷して綺麗なしおり紐をつけてもらいうれしそうに帰っていった。
あるフェスタでパソコンを体験してもらう「しおり作り」で体験した1コマ。
どこから出るの、と問うた女の子を送ったあと思い出した。小学校2年のとき「なぜ」の2文字を黒板一杯に書いた先生が「いつでも、どこでも『なぜ』という言葉を忘れないように」そんなことを言われた。なぜか記憶している。
なぜを厳しく守ると吉凶様々だが、思い返すと凶の側が多かったかな、若いころが懐かしい。
あの子も「なぜ」をいい局面で使いながら成長して欲しいと願う。
(写真:女の子が選んだ図柄)