日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

余裕時間

2007年11月02日 | 生活・ニュース


約束の時間に10~15分の余裕を持ってその場所へ着くように心掛けている。車のときは万一を思い余裕を持って家を出る。順調に走れると早く着きすぎる。そんなときは本を読むか周辺を歩いてみる。歩くといろいろ出会える。

地元のかた特有の話し声、小さな盆地の上空を流れる雲、鍬に鎌そして食料品もある万屋風の小さなお店、潮風と海のにおいなど家にいてはめぐり合えない。

最近の出会いの1つ。目にすることが少なくなった「干し柿」が軒下に吊るされていた。半端な数ではなかった。写真を撮らせてもらおうと思ったが、干し柿の前にはこれまた半端な数でない洗濯物が乾されていた。あたかも吊るされた柿を小鳥の攻撃から守るかのようだった。写真を断念したのが残念だった。

先日もぶらぶらしていた。これまで気にしたことのないびわ(枇杷)の花が目についた。びわは夏の初めころ食べる果物で葉は薬草になるらしい程度は知っていたが、その花を注意深く見たことはなかった。

薄い黄と白を混ぜた柔らかい色でふんわりした洋菓子に似たような小花が群がってついている。これが黄橙色の実になるのかと眺めた。

こんな1句があった。「てのにらに 捨てるに惜しい ビワの種」。びわの種は大きい。どのくらい食せるのか調べてみたら70%が可食部分と載っていた、思いのほか高い値だった。リンゴや梨のそれは85%で及ばないが、メロンや西瓜の60%よりは優位な果物と知った。

びわの葉に含まれる栄養素とその効用は目を見張る内容がズラリと並ぶ。そこからサプリメントや健康食品へと波及する。昔の人は分析や実験をしなくても身についていた。このDNAはどこへ消えたのだろうか。

余裕時間とぶらぶら、たまには良いものです。

(写真:初めて観察したびわの花)
コメント (4)
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